街中に降る幻想の雪
※この作品は自己企画の出展作品です。
時には
逃げ出したくなるような事もある
辛くて寂しくて
それでも生きて行かなきゃならなくて
肌を刺す空気が酷く
自分を責めている気がする
そんな時に思い出すもの
人との関り人との温もり
灰色な町の中
静かさを届ける結晶
背中を丸めたままでも
人は先へと歩き出す
時には
逃げ出したくなる気持ちが溢れる
悲しくて物足りなくて
泣いても誰も気が付かなくて
いつの間にか景色が変わる
何もかもを飲み込むように
掴んでもすぐに消えてしまう
ようやく手にした夢の様に
真っ白な町の中
誰かが作った雪兎
ずっとはいられぬ儚きものに
自分の姿を映したりして
好きな事ばかり仕事にしてたって
躓いて壁に阻まれる
おじけづく前に手を伸ばせ
やらなきゃわからない事もあるだろ
そうだ
きっと もっと ずっと
知らないモノばかりの世界で
一人でもがいていただけなんだ
時には
逃げ出したくなる気持ちがある
切なくても笑って
泣いても誰も見向きもされず
人とは
どんなに強がっていても
独りじゃ生きていけないけど
独りになりたいとも思う
窓を照らす雪明り
音もたてずに舞い降りる
重なり合うその姿が
自分に足りないもを言われてる気がした
いつかは
きっと側にいる
もっと ずっと きっと
寄り添う心で
気付かぬうちに一面を白の世界にする
雪の結晶の様に
お読み頂いた皆様に感謝を!!
そして企画に出展、読み周り、宣伝などで力を貸してくださった皆様に感謝を込めて!!