8話
みか「何食べる?」
「親子どーん」
みか「それじゃ私も。おばちゃんー!親子丼ふたつー!」
「親子丼一つー」
「あら、みかちゃん久しぶりじゃない。2人分多めにしておくわね」
みか「ありがとうございまーす!」
「2つを大盛りでって…本当よく太らないわ」
「そうよねぇ…ラーメンとかも2食食べてもみかちゃん太る気配ないもんねぇ」
みか「若いですからね」
「その理論でいくと私も太らないはずなんだけど」
みか「…人の身体には得手不得手があるから」
「はぁ…おばちゃんサラダも多めで」
「大丈夫よ。ちゃんといつも通りサラダはつけてあるから」
みか「おばちゃんよく生徒の一人一人覚えてるよね?」
「確かに。みんなのことよく覚えているわ」
「若い秘訣ですかね」
「あら、嬉しいことを言ってくれる!」
みか「さすがマダムキラー」
「本当のことを言ってるだけだよ」
「お味噌汁も多めにしちゃうわね」
「ありがとうございます!」
―
みか「ふー…美味しかった…」
「ここの食堂何食べても美味しいからねぇ」
みか「安いのによくやるよねぇ」
「一食400円でこの量を食べられる学校なんて無いんじゃないかな」
みか「確かにね…」
「…あんたは除いてよ」
みか「なんで!?」
「全部で4人前でしょ…普通の女子高校生が食べる量じゃないって」
みか「美味しいから食べちゃうのよ」
「午後の授業寝てもノート見せないから」
みか「あれ?午後授業何?」
「現代文」
みか「あ…無理だ…終わった…」
「寝なきゃいいだけよ」