22話
きょとんとしている友人の顔を見て笑いが込み上げてくる。
しかし、ここで笑ってしまうとまた怒られそうなのでグッと堪える。
「なんでわかったの?」
みか「秘密!」
「数学苦手じゃなかったっけ」
みか「歩けば答えが落ちているからね…」
「ただのカンニングじゃん…」
みか「しーっ」
「よく瞬間で覚えられること…」
みか「一種の能力ですよ」
「無駄―…」
―
「その無駄っぽい能力勉強に活かさないのかね」
みか「でた、よくわからない理論。だって興味ないものに集中力を割く理由が見当たらないもの」
「でた、マジでよくわからない理論。頑張ればいいだけなのに」
みか「普段頑張ってるから」
「学業を頑張りなさいよ…学生なんだし」
みか「学生時代にしか使えない特典を使うことの何が悪いのか…」
「悪くはないけど…進学…はしなくてもいいのか」
みか「する予定ですけどね…」
「この赤点ギリギリでどこの大学に行くんですかね…」
みか「入試でいい点取ればいいんでしょ?」
「あ…ソーダネー」
みか「え?違うの?」
「…ドンマイ」
みか「え?」
―
みか「ていうことがあったんだけど…うん、うん…え?」
リスナーのコメントを見て愕然とする。
現在の大学入試には現学校の評定も加味されることを知った。
一通の舌打ちコメントはおそらく…
―
「気がついたのね…」
みか「いい大学に行くには…」
「遊んでばかりじゃいられない」




