死んだらどうなる
終活がブームになっています。死んだらどうなるのか不安な方は多いかと思います。そこで死んだらどうなるか、病気で死んだA君の例を取り上げたいと思います。
A君は戦前20代の若さで結核で亡くなりました。戦後は抗生物質の開発で結核で亡くなることは少なくなりましたが、当時は結核は死亡原因の主流だったのです。
彼は亡くなる時「何だこれはとても痛い。苦しい。助けてくれ。」と、心臓の辺りにとても痛い思いをしました。心臓がつるくらいに痛いのです。一見病気のせいで痛いのだろうと誤解されますが。そうではありません。魂や霊体が心臓に張り付いているのですが、死ぬことで抜けるときに強烈な痛みを感じます。死んだ後のことなので、もちろん死体は微動だにしないので、遺族からみれば、「苦しみなく死んだんだろう。」と感じるでしょう。
A君はその痛いと意識を最後に気を失ってしまいました。気がつくと、真っ暗です、何も見えません。死んだ直後は目玉がなく、霊視でしか見ることができないのですが。まだ霊能力もないので、真っ暗なのです。しばらくすると薄っすら見えて来ました。するとそこは墓場であることがわかったのです。葬式をしているときは意識を失っていたのです。「何だ墓場なんて不気味だ。こんなとこ早く抜け出したいものだ。」と思って歩き出そうとすると、なんと足首あたりに紐がついていてそれが墓の骨壷とつながっていて離れないではありませんか。
霊体や魂が心臓から離れても、足首についている紐が残っているので抜け出せないのです。その紐は人の身長くらいの長さなので、半径身長くらいの範囲でしか動けないのです。
A君はその後どうなったのでしょうか。この続きは次回。