[5章 友達(?)が出来た]
~5章のあらすじ~
・悪意しか無い借り物競争
・熱中症は侮れない
・いつの間にか体育祭が終わってた
体育祭が終わり、望月が良く話しかけて来るようになった。それと同時に、クラスメイトから嫌われた
普通に暮らしたかったな…いじめとか来ないよな…結構メンタル弱いんだからな…
いつも通り学校に行くと、朝のHRで先生が話し始めた
「あー…転入生が来ている。く れ ぐ れ も仲良くしてくれ」
俺の方を見て言った。分かってんなら助けてくれよ…周りから期待の声が聞こえる。俺には関係ないな…
転入生が入って来るが、俺は見向きもしない。興味が無いからだ
「黒澤 碧!よろしく!」
この声…俺は聞き覚えがあった。転入生の方を見て、驚愕する。俺が見ている事に気付くと、ニヤッと笑う。アイツ…!
先生の話なんて耳に入らなかった。HRが終わると、瞬間で碧を校舎裏に連れ出す
「お前…何しに来たんだ…!?」
「何って…何だろうねぇ?」
そう言って笑う
「答えろ!アイオン!」
アイオン、俺が異世界にいた時の仲間。と言っても、コイツは俺達を裏切ったんだが
「そう怒るなって…君は短気だからねー」
「はぁ…もういい。で、お前男だったのか?」
「さあ?どちらでしょう?」
そう言って、また笑う。もうお前が分からなくなって来た…
「ここに来た理由だっけ?君の監視だよー」
「嘘つくなよ…」
「ホントホント、こっちの世界でもボッチしてないかなって」
「余計なお世話だ」
図星だけどな
「ふーん…あ、ボクの邪魔したら容赦しないよ?」
不敵な笑みで、手から火を放つ
「は…?魔力が残ってるのか…?」
「うん、魔力消してないし」
「いや、ダメだろ」
この世界に魔法なんてあってはいけない
「別にそんな決まりなんて無いしー」
…と言う俺の考えを壊して来た
「はぁ…絶対に使うなよ?アイオン…」
「分かってるって…後、その名前で呼ばないでくれる?ボクの名前は、碧」
睨まれる。怖っ…
「はいはい…」
「あ、後…」
「まだ何かあんのかよ」
「LINE交換しない?」
「は?LINE?」
何でいきなり…
「いや、何かあった時に便利じゃん」
「それもそうだな…まあ、いいや」
LINEを交換した
「よし、教室に戻ろー」
自由だな、おい
教室に戻ると、碧はすぐに囲まれた
「大丈夫!?何かされた!?」
「速攻連れ出すとか…何やってんだアイツ…」
今度は何だ?
「大丈夫だよーよろしくー」
中性的な顔立ちで、人当たりもいい。皆から好かれるだろうな…
「ねぇ、東くん…」
背後から名前を呼ばれる
「…望月?どうした?」
「黒澤くんと何処かに行ったから…」
「あ、ああ…ちょっと、な…」
俺、嘘下手だな…自分でも分かる
「何してたの?」
「え?LINE交換とか…」
「そっかぁ…ね、私とも交換しない?」
…は?何で俺?背後に誰も居ないよな…
「…俺と?俺でいいのか?」
「うん、東くんとだよ」
「望月がいいなら、いいんだが…」
LINEを交換する。理由が全く分からない…
「ありがと~」
望月は嬉しそうだった。あのふわふわした雰囲気、好きだな…けど、周りから感じる殺気は好きじゃない
今の俺は違う。友達(?)とLINEを交換した!しかも、学校でもトップクラスの美少女と!羨ましいなら、皆も交換すればいいだけの話だ
これは青春への第一歩か?いや、まだ油断してはならない。俺はクラスメイトの事を、あまり知らない。と言うか、興味が無かった
慎重に、判断して行かなければ…
もっと早く投稿したい?あれは嘘d((殴
ごめんなさい、また間が空いてしまいました…
青春したかったよね(過去形)