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[4章 地獄の体育祭]

~3章のあらすじ~

・望月と昼食を食べたらボディーガードが来た

・パシられる東

・不良に絡まれた

ついに体育祭がやって来た。蒸し暑い、雨降って欲しかったな…いや、どうせ延期になるけどさ

俺の居る2-Aは赤組。まあ、頑張りますか…


最初の競技は徒競走。疲れる競技を1番最初にする理由…本気で走ったら、今の俺じゃ五輪に出れるレベルだな。速さを調節しないと…

位置に着き、スターターピストルが鳴る。少し遅れてしまった、目立つ事だけは回避したい!

まあ、無事に4位でゴールした。可も無く不可も無くだな


クラスのテントに戻ると、望月が居た。俺に気付くと逃げる様に立ち去った

これ嫌われたパターンだな…まあ、嫌われたって仕方ない。次の競技は…借り物競争?校長とか書かれてたら楽なんだが…

スタートし、置いている紙を見る。あっこれ終わったな…紙には『親友』と書いてあった

書いたの誰だよ…悪意しか感じない

結局、時間制限で俺はゴール出来なかった。今テントに戻りたくないな…絶対何か言われる…


「うっわ、帰って来た」

「あーあ、赤組負けるかもな」

ほら言われた。まあ、メンタルは鍛えられてるからな。これ位の事じゃ傷つかない…はず

「次リレーだな」

リレー?最後の方だと思ってた…と言うか、俺プログラム全然覚えてないな…

「また誰かさんに足引っ張られるんでしょ」

誰かさんって、俺の事か。完全にクラスメイトを敵に回したな…目眩がする、平凡に暮らしたかったのに


俺は第9走者か、いい感じの場所だ。まあ、失敗しないように…

第1走者が走り出す。この緊張は何回やっても慣れない。次々にバトンが渡って行き、次は俺の番だ

心臓が高鳴る。タイミングを見計らって走り出す。バトンパスは…ミスらなかった!行ける!

だが、何かがおかしい。迷惑はかけられない、走らないと。そう思う程に、力が抜けていく

そして…次の奴まで後10mと言った所で、俺は目眩に襲われて倒れ込む

「ダメだ…走らないと…」

しかし、俺の視界は暗転した


目が覚めると、天井が見える。どうやら保健室に居るらしい

「…起きた?」

声のする方を見ると、望月が居た

「ああ…もう大丈夫、何で望月が?」

「保健委員だしさ、東くんが熱中症で倒れたって聞いて」

「そっか…熱中症か」

6月でも普通になるんだな…暫く無言が続く

「ごめんね、避ける様な事しちゃって…」

「いや?あんな所見たら誰でも避けるだろ」

「そう、かなぁ…」

「そうそう。さて、戻るか」

ベッドから起き上がると、望月はキョトンとしている

「え?もう体育祭終わったよ?」

「えっ…」

俺どれだけ寝てたの…

「赤組が最下位で…あっ、東くんのせいじゃ無いからね?」

必死に俺のせいじゃない、とフォローしてる

「そうか…じゃあ帰るか。ありがとな」

「どういたしまして。もう大丈夫?」

「大丈夫だって…じゃあな」


門から出た時に、ふと思った。

これ送り届ければカッコ良かったんじゃ…?でも、もう遅い。俺に青春は向かないかも知れない…分かりきってたけども

この時の俺はまだ知らなかった…クラスメイトからも、赤組の人からも恨まれたと言う事に…

凄く間が開いてしまいました…(よそ見)

次はもっと早く投稿したい所存です、はい…

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