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Countless Road Online  作者: 葉落ち月
プロローグ
3/6

3話 称号

時間が出来たら書きたいと思います!

なのでぜひお願いします!

 辺りを見渡すとそこは噴水がある広場だった

 広場を吹き抜ける風が心地よい


「凄いな、本当にゲームなのか信じれないレベルだな」


 落ちている石を拾ってみる


「これは奏多もオススメしたくなるわけだ」


 他にもログインした人たちが続々とやってきてみなこのリアルさに驚いている

 しかし、ここじゃ人が多いと感じたため一旦街からでる

 奏多とは本体でフレンドになっていたため既にフレンド登録されている。なので、人が多いため外を見てきますとメッセージを送っておいた


 着いた場所は西の荒野という場所だ

 なんのひねりもないなと思いながら進むとゴブリンだ

 ゴブリンが二体いる。こちらに気づいたゴブリン達は木でてきた棍棒を手にこちらに向かってきた。

 俺はアイテムボックスに入っている初心者の剣というものを取り出し迎え撃つ

 まず、棍棒を振り回してるゴブリンに対し蹴りを入れる、すると軽く3メートルくらいぶっ飛んだ。これも【脚力強化】のおかげかな?と思いつつもう一体のゴブリンに剣を振るう

 ゴブリンから赤いドットが出てそのまま光の粒子となった

 蹴飛ばした方を見るとこちらに向かってきていたのでもう一度蹴飛ばした

 ゴブリンは呻き声を漏らし光の粒子になった

 確認して見ると【脚力強化】がLv2になっていた

 そのまま進んでいると今まで見たゴブリンより一回り大きいやつがいた

 鑑定を使うとホブゴブリンとなっていた

 そいつは木の棍棒などではなく、剣を持っていた

 人じゃないけどこうやって向かい合って剣で戦うのは久しぶりだなと思い、まあその時は剣じゃなくて竹刀だったけど………

 ホブゴブリンがこちらに気づきゆっくりと歩いてやってきた

 走ってこないからもしかしたら仲間になるとかそういうのかな?と少し期待していると、急に剣を振り下ろしてきた。


「やっぱり敵モンスターだよなー倒すしかないか」


 相手は剣術のけの字も知らない素人が身体能力に任せ振り回してるだけだ

 なので相手の剣に合わせて攻撃するなど造作もないことで何度も切ってるうちに光の粒子となった消えた

 一応アイテムボックスを確認して見るとホブゴブリンの角というものが入っていた

 何に使えるかはわからないがないよりはいいだろうと思っていると奏多からメッセージが来た


『広場近くのレストランに集合、あとは葉月だけだぞ』


 とりあえず急いで言われた場所に向かった。

 着いたところはオシャレなレストランで中学生の俺が入ることはないであろう店だった

 中に入るとウェイターさんがきて


「一名様でしょうか?」

「あ、えっと、かな…じゃなくてバレン達と待ち合わせなんですけど…」

「かしこまりました。こちらへどうぞ」


 着いて行った先は個室で中に入ると六つの席があり五人が座っていた


「お兄ちゃん、遅い…よ…」


 と、段々声が小さくなり止まってしまった。どうしたかと思っていると


「キャー!!お兄ちゃん可愛い!!女の子みたい!てか女の子でいいんじゃない?」

「おー、葉月随分可愛くなったな」

「はづくん…ううん、はずちゃん!妹がもう一人増えた!」

「葉月くん可愛いね」

「葉月、お前は全国の女子を敵に回したぞ」


 確かに髪はリアルよりも伸ばしたけど多少だぞ?そんな変わるか?


「うるさいぞ、お前ら。あと葉月じゃなくてリムな、みんなは?」

「俺は奏多からバレンだ」

「私は花梨からリンだよ!」

「私は桜からサラよ」

「私は鈴菜からスズだよ」

「最後に私が光でルーンだよ」


 バレンはヒューマンで髪が赤っぽくなっている、けれど従来のイケメン具合は変わっていない………クソ、イケメンが

 リンもヒューマンで髪の色が桃色になっている

 サラはエルフで髪の色が金になっている元々家族贔屓に見なくても美形なのでエルフよく似合っている

 スズもエルフで髪の色が茶色、リアルでの雰囲気がありつつエルフなのはなんだか新鮮だ

 最後にルーンもエルフで髪の色は白にしている

 こう見るとみんな美男美女というか美男美少女?だなって改めて思う


 みんなで取ったスキルについて話している

 バレンがタンクをこなすと言っていたため盾を中心としたスキルになっている

 リンは魔法が使える忍者を目指してるらしい

 それは果たして忍者と言えるのか?

 サラは純粋な魔法使い目指すための構成だ

 スズはヒーラーを目指しているらしい

 ルーンは弓を使い、支援も出来る構成にしたらしい


「みんな生産系のスキルは取ったか?ちなみに俺は採掘を取った」

「私は採取を取ったよ!」

「ごめんねぇ、全部魔法系にしちゃった」

「私は料理と木工を」

「調薬をとったよ!


 最後に俺に注目が集まる


「俺か?とってないぞ?」

「まあリムだからな」


 バレンがそう言うと皆が一斉に頷く。何故だ


「バレンがでもここにいるみんなでパーティー組んだらバランス良かったな」

「うん?組まないのか?」

「俺もリンちゃんもβテストの時のパーティーメンバーがいるからな、でもいつか組めるといいな!」

「わ、わたしはパーティー組んでなかったから一緒にできるよ?」

「じゃあ四人でやるか!でも、前衛一人に後衛が三人か………せめて前衛があと一人欲しいな」

「大丈夫だよ!リム君なら!」

「スズよどこからその自信はくるんだ………」

「だってリム君はいつも厳しいとかきついとかいいながら最後まで頑張ってやってくれるって知ってるから」


 と言うとスズの顔が赤くなる


「ん?スズ顔赤くないか?VRでも風邪とかってあるのかな?」


 そう言うとみんなが一斉にため息をついて

「スズは悪くないんだよ」

 と言い励ましている。俺なんかしたか?


「そういえば掲示板でも話題になってるけどリム、称号なんだった?俺はチュートリアル制覇だった」

「えっと確かチュートリアル完全制覇かな」

「「「「「え、なにそれ?」」」」」

「え?」

「そんなやつ掲示板にも載ってないぞ」

「他の人はなんなの?」

「私はチュートリアルクリアだったよ」

「私もチュートリアルクリアだった」

「もしかして………スズ、チュートリアルのバトル勝ったか?」

「ううん。負けちゃってそのままだよ」

「バレンは?」

「俺は三つとも倒したぞ?」

「ダメージは受けたか?」

「そりゃあ何回かはな………ってまさかそういうことか?」

「ちょっと二人だけで納得しないでよ!」

「多分称号はチュートリアルを受けたけどモンスターに負けたこの場合チュートリアルクリアになる。チュートリアルを受けてダメージを負いながらモンスターを倒しきるとチュートリアル制覇になる。で、俺の場合はダメージする受けずにクリア出来たからチュートリアル完全制覇になったんだと思う」

「リム、この事掲示板に載せていいか?」

「ん?ああ、いいぞ」

「称号の効果はなんなんだ?」

「初期の所持金二倍になったのと効果はNPCからの好感度UPだそうだ」

「ってことはクエストとか起こりやすかったりするのか?」

「そんな感じなんじゃないのか?ちなみにそっちの効果は?」

「所持金一点五倍だけだな」

「へぇーやっぱりだいぶ違うんだな」

「それにしてもよくノーダメージで勝てたな最後のウルフなんか始まってすぐ攻撃してきてダメージ食らったぞ」

「ああ、あれはジャンプして避けたよ」

「さっすがお兄ち………お姉ちゃん!」

「なんで言い直した!?お兄ちゃんで良いだろ!?」

「じゃあお兄ちゃんそろそろ行くね!あっ!フレンド登録しとこう!」


 リンがこう言ったことによってみんなと忘れずにフレンド登録することができた


「そういえば外見てくるって言ってたけどなにしてたんだ?」

「ああ、西の荒野ってところに行ってた」

「西の荒野って確かβテストの時は東西南北で一番レベルが高いモンスターが出てそこをクリアした時レベル5以上あったはずなのにな」

「そうか?あそこの敵だいぶ弱かったぞ?最後に戦ったホブゴブリンも大したことなかったし」

「ホブゴブリンって………まあもう良いやリムだしっていえば納得できるし」

「おい」

「じゃあ俺も行くかな。何かあったら連絡しろよ?」

「じゃあまたな」

「頑張れよー特にスズはな」


 あくどい笑みを浮かべてスズに言った。そうするとスズはまた母が赤くなっていた


「俺たちはどうする?何かしたいこととかある?」

「そうねぇ、ここにいるみんな魔法が使えるんだし魔法を使って見ない?」

「んじゃそうするか!どこに行く?」

「簡単なところで良いんじゃない?」

「でも始まったばかりだから一番簡単な東の平原は混んでそうだし、北の森は虫が出るから嫌だしリム君は西に行ったっていうから西の荒野は?」

「俺は良いけど南はないのか?」

「ここ始まりの街といわれるカイチの街は大陸の最南端に位置するから海しかなくて序盤だと進めないんだ」

「へぇーそうなのかβテストしてただけあってスズは頼りになるな」

「えっ!?い、いやそんなことないよ………」

「じゃあ西の荒野に行きますか」


 そう言って俺たち四人は西の荒野に向かって歩き出した





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