守るためのオナラと勃起
なんやかんやで俺の高校初日は無事に終わる。……違った。初日最大のミッションがまだ残っていた、それは。
「校門を出て駅までの道を四百メートルほど歩いたところに大きく『輝き寮』と書かれた看板があるぞい? そこまでたどり着くぞい?」
入寮だ、っていうか声に出して読んだけどなんだこの手紙は? ぞい? どこの原住民の言葉だよ。便箋の後ろを確認する。どうも差出人は寮を管理する先生かららしい。この語尾の「ぞい」から嫌な予感しかしないが今は放っておこう。
手紙に書いてある通りに校門を出て駅までの道をまっすぐに歩く。道中では同じ学校の制服の生徒が何人も自転車で俺の横を通り抜けていった。みんな何人かでワイワイ喋りながら軽快にペダルをこいでいく。途中にコンビニがあってそこで女子高生が買い食いをして駐車場で笑顔をはじけさせている。あの子達からしたら単純であたりまえのことなのかもしれないが俺にとってはあそこが目標であり憧れだった。
こんな特殊体質が無ければ俺も今頃は地元の高校に進学して中学の友達と……はたまた新しく知り合った友達と……さらには彼女ができて……。
「いいや立川ヒロシ! まだだ! まだ始まったばかりだ! 勃起さえしなければ俺は普通の高校生なんだ!」
あれ? コンビニの女子たちがこっちを見てるぞ? まさかさっきの勇ましい宣言が声に出てたか?
冷たい視線を受けながら冷や汗が止まらなくなった俺はそそくさと歩いて逃げるようにその場をさった。危ない危ない、自らの手で目標をぶち壊すところだった。
そこから少し歩くと『売り土地』と書かれた更地の隣に大きく『輝き寮』と記された看板が掲げられている建物を発見した。率直な感想は想像していた建物と全く違った。
普通のアパートのようなものに入居して大学生のような暮らしを想像していたが……。今目の前にあるのは超がつくほどの和風の一戸建てだ。石畳の玄関先には大きな庭と縁側が存在していて、夏の日にあそこでスイカとか食べて風鈴の音なんか聞こえてきたら最高だなと思うほど和風。
しかし、アパート風の寮じゃないので寮内で人との接触は多くなるだろう。なぜ俺が特殊体質のくせに寮の形態を把握していなかったのか。それはデメリットを打ち消すほどの最大のメリットに魅了されていたからで、なんと現在この寮には先輩方が誰一人いないのだ! 入寮人数ゼロ! つまり俺の一人暮らしみたいなものだ! はっはっはっはっは! 一国一城の主になっちまったよ! ……まあ、泊まりの先生は付くみたいだけど、別にそこは最悪目をつぶることにしよう。
それでは早速記念すべき入寮と行こうか! 始まるぜ! 俺の一人暮らし!
ガラララ~!
「あ、あなたも今年入学した生徒? よろしくね私は」
ガララ、ピシャ!
……おかしいな……さっき同じ制服を着た女子生徒が見えたような気がしたんだが……そうか、慣れない新天地に足を踏み入れて初日だからな、疲労で見えなくていいものも見えてしまったのだろう。
ガラララ~!
「ちょっと! なんで顔見るや否やシャットダウンするのかな~。あなたもここに入寮するんでしょ? 最初の印象最悪だよ?」
同じ高校のセーラー服に身を包んだ彼女は栗色の髪が肩に少しかかるぐらいのヘアスタイルに黒く澄んだ瞳で俺を不思議そうに直視した。背はそれほど高くなく、胸はたわわに実っていて良しとしよう。合格。スポーツをしているのかウエストは引き締まっている。
「なに~? 人の体をジロジロ見て~?」
ジト目で彼女が少し近づいてきた。俺はすぐに二、三歩下がる。
「あ、あのさ……確かに俺は今日からここに入寮することになった者だけどさ、ここって誰もいないんじゃ?」
「去年まではね、だけど今年から入寮するの。あなたもその一人よね、えっと名簿でいくと……当てようか? ん~……立川ヒロシ? どう?」
「正解。俺は立川ヒロシ……って、待て待て待て……当てようかってことは他にもここに入るやつはいるのか?」
「いるよ~。えっとー……四人かな。みんな一年生だから楽しくなるわよ! って、もう一人いるじゃないヒロシの後ろにいるその小動物みたいにかわいい金髪の子とかもここに入寮よ」
はい? 俺は咄嗟に彼女が指さした後方に振り返った。
道路を挟んだ電柱に身を隠している小動物と目が合う。目が合った瞬間に鳳蘭エリカは「あわわわわ!」と幻聴が聞こえてきそうなぐらいに慌てだして電柱に頭をぶつけてその場に倒れこんだ。
「ありゃりゃりゃ……あの子はなにをしてるんだか……ヒロシ、あの子連れてきてくれない?」
「俺が? いや、それは無理だ」
別にあのオナラ少女が嫌なわけではない。むしろすぐにでも行って救出したいけど、邪魔するのは俺の特殊体質があるせいなのは言うまでもない。こんな人通りのある場所で倒れているセーラー服の女子高生を最大級に勃起した男子が近くにいたら確実に警察のお世話になるか世間的に死ぬことになるのだからな。
「無理ってなにさ。これから一緒に釜の飯を食べるのよ? 今のうちにポイント稼いどけばこの先の高校生活でかけがえのないパートナーになるかもしれないわよ~?」
「一緒に釜の飯を食べる? ってかさっきも言ってたけどあの鳳蘭エリカってやつもこの寮に入るのか?」
「おりょ? そうだけどなんで名前知ってるの? もうつばつけたの?」
「違う! ただ一緒のクラスなんだよ」
「それならなおさらだね! ほうら! 行って来て、あたしは夕食の準備しなくちゃいけないから。あ、明日からは当番制にするからね。今日は理不尽にあたしが寮長を任されたからしてるだけだからね。はぁ~初日から吹奏楽の練習行きたかったのになぁ~。いい? 連れてこなかったら歓迎のとびきりおいしい晩御飯抜きだからね!」
俺と距離を保ったままだった彼女はガラララ、と引き戸を開けると何かを思い出したそぶりを見せて再び振り返る。
「そういえばあたしの名前がまだだったわね。あたしは沖田コナツ、よろしくね三年間」
ピシャっと引き戸が閉まる。
その瞬間に俺は大きくため息をつく。はぁ~、すさまじい出来事の連続で脳が追い付かないぜ……。チラッと道路の向こう側を見るとまだもだえ苦しんでいる鳳蘭エリカの姿が目に映った。しょうがねぇな、助けに行くか。
車が来ていないか確認してガードレールをまたいで向こう側へ移動する。鳳蘭エリカに近づきすぎないように近づく。女の子一人に対して俺は未確認生物を捕獲しようとしている特殊部隊のような動きをしている。これはこれで勃起するより変態かもしれない。
「鳳蘭エリカだよな? 大丈夫か?」
芋虫のようにもだえ苦しんでいた鳳蘭エリカは俺の声が耳に入ったのかピタリと動きを止めてしまった。そのまま時が止まったように動かない。
「おーい。君もあの寮に入るんだろ? こんなとこではあれだから一緒に行かないか?」
「だ、大丈夫ですので、そっとしておいてください……」
「いや、俺もそうしたかったんだけどな。周りの目もすごいことになってきてるぞ」
さすがに道端にセーラー服の女子高生が長い時間倒れているとあちこちの住人から視線を集めることになっていた。すでに俺が何かしたみたいな目で見られてるぞ。
「とにかく立とうか。倒れてると変な目で見られる」
「……はい……すいません」
物わかりの良い子でよかった。鳳蘭エリカはやっとその場で立ち上がろうとした。しかし、ずっと倒れていたのと電柱で頭を強打した後遺症からかフラっとたちくらみを起こしてガードレールのほうへ倒れ掛かる。
「お、おい! 危ねぇ!」
咄嗟だった。ただ純粋に車道に倒れそうになった鳳蘭エリカが危ないと思った気持ちだけで動いた俺は特殊体質のことなんかこれっぽっちも忘れて彼女に手を差し伸べて腕を強く握った。
ボ、ボバババババッバババババッ!
トラックの排気音、違う。マンホール下の水道管の音、違う。紛れもなくこれは鳳蘭エリカから発せられた音だ。あの時と同じ、こんなかわいい子で考えたくはないが、オナラとしか考えられなかった。
車が行き交う音だけが俺と鳳蘭エリカの重い空気をつないでいてくれた。たびんここで無音の空間ならば彼女は恥ずかしさで大気圏に飛ばされていたに違いない。その証拠に彼女の顔は人間が発揮できるわけがないと思えるほどの赤さをしている。純白の白い肌のせいで余計赤く見えるのだろう。
「終わりですね……」
いきなり鳳蘭エリカがボソっと吐き捨てるようにつぶやいた。
「私……ダメなんです、男の人が近づいてくるとお腹が驚いて……出ちゃうんです、さっきみたいに」
鳩が豆鉄砲をくらったような顔。そんな言葉がピッタリ当てはまるのは今の俺の顔なんじゃないかなと思う。なんていうか、どういう表情をすればいいかわからない。感情的には驚きが一番強くて、その次に嬉しさがこみあげてきていた。
どこまで歩いても同じ風景が広がる無人の惑星で同じ人類を見つけたような感覚。大袈裟かもしれないけど言い過ぎではない。この特殊体質のせいで俺は……孤独だったのだから。
「はは……気持ち悪いですよね、私みたいな女の子がいたら……なんとかこの高校では中学の失敗を繰り返さないように気を付けて……あなたが廊下に出て笑いをとる動作に便乗して教卓まで行くとかしてごめんなさい。でも結局あの時もあなたにこの音を聞かれてしまいましたよね。別に黙っていてくださいとか言いません。いいネタになりますよね、大丈夫です。一人でも私のこの体質がバレたら学校をやめようと思っていたので……寮の人には言っておいてください。鳳蘭エリカは今日で学校をやめた、って」
この子、こんなに喋るんだ。内容よりもそれを頭で考えていると鳳蘭エリカは俺の手を優しくほどいて駅の方向に寂しげに歩いていこうとした。
群れに受け入られなかった小動物が住処を去っていくそれに近い光景を目の前で見ている俺はこのままじゃ一生後悔するとさえ思った。それはただ単に自分と同じ悩める特殊体質仲間を見つけたのに逃がしてしまう、っていう自分勝手な思惑ではない。純粋にこの金髪ショートカットのいたいけな少女を見過ごしてはおけない。そんな熱血系主人公のような思いから俺は行動にでる。
「ま、待て! 鳳蘭エリカ!」
何を思ったか再び俺は彼女の真っ白の腕を握ってしまった。案の定。
ブルウウウウウウウウウウっ!
すさまじい濁音が響く。せめてもの救いは匂いが無臭だったこと。
「ぴ、ぴぎゃっ!」
本当に小動物のような鳴き声を発した鳳蘭エリカはゆっくり振り向いて俺を涙目で見つめた。「もう放っておいて」そんな風に見えたその表情。いやだね。そんなことしたら俺が今日から眠れない日が続きそうだからな。
俺が彼女を見つけて嬉しかった気持ち、それを伝えることができればこの状況を打破できると本気で思った。
「そんな顔するな鳳蘭エリカ! これを見ろっ!」
俺は彼女の手を握ったまま自分の股間を見せるためにがに股になった。その光景から生まれるのは言わずもがな、ギンギンに勃起した俺の息子だ。
「ぴ……ぴきゃああああああああああああああ! ……い、嫌……離して」
「俺は今日の自己紹介の時に笑いがほしくてあんなことしたんじゃない! 俺も君と一緒で人に言えないような特殊体質をもってる!」
「えっ……あなたも……私と一緒なの?」
「そうだよ! 君はオナラだけど俺は……俺は……ま、こんな感じだ。だからやめるなんて言うなよ! 俺も君と一緒で中学の時に居場所なんてなかった! 俺もがんばる! 一緒にここでリベンジしようぜ!」
「リベンジ……あなたと……」
必死にこの場から逃げようとしていた鳳蘭エリカは俺の方に向き直って、さっきとは違う「信じてみようか」という眼差しで俺を見つめた。そ、そんなに見られると特殊体質とか関係なく勃起しそうだからやめてくれ……。
熱くなっていた俺は見つめられた恥ずかしさからか、はっ、と我にかえる。こんなセーラー服のかわいい子の腕を握ってお互いを見つめあっている。しかも鳳蘭エリカは今にも泣きだしそうな表情で見ている。そして俺の息子は急成長を遂げている。なんだこれ? 童貞殺しの必殺技かなにかか? いや、自分視点じゃなくて第三者の目でこの光景を考えるとだいぶヤバいんじゃないか?
「ちょっといいかね君? その子に何をしている?」
脳裏を犯罪者疑惑がよぎった時、声をかけられた。人生でお世話になったことはもちろん無い、けどよく知っている組織の人だった。
「あ、いや、その」
警察官に質問された俺はいかにも犯罪者のような受け答えをしてしまう。そして警察官は俺の股間あたりに目を落として、険しい顔をよりいっそう険しくした。
勃起した男子高生ががに股姿のままセーラー服の女子高生の腕をつかんでいる。プラス、女子高生は涙目になっている。捕まるのにこれほど立地条件の良い物件は無い。
「この近辺の住人から通報があってね。セーラー服の子が倒れこんでいる、と。だけど事態はもっと複雑のようだな。とりあえず駐在所まで来てくれるかい」
「……はい、すいませんでした」
握っていた鳳蘭エリカの腕から手を離した。この状況で何を言っても無駄だと感じた俺はあきらめた犯罪者のように潔く警察官の後ろについて歩き出した。
「ま、待ってください……」
取り調べってどんな感じなんだろう、と考えていた時にふと鳳蘭エリカの声が俺の耳に入ってきた。
「ん? ああ、君はいいよ。被害者だからね」
「ち、違う……んです……その人は私に何もしていません……」
「何もしてないって、ま、それも含めて駐在所でいろいろこの男子生徒から聞くからね。君はもう帰りなさい。それともこの男子生徒にそう言わないと何かされると脅されているのかね?」
中年の警察官は俺をギロっと睨んだ。いやいや、そんなこと言ってませんよ僕。でも涙目で震えながら俺をかばおうとしている鳳蘭エリカの姿を見ればそう思われてもおかしくないか。
「そんなことは……あっ」
小さな体をさらにちぢ込めていた鳳蘭エリカは何かを思いついたような顔をすると目線を下にやっていたのを警察官に切り替えた。
「か……か……」
「か? なんだい? とにかく今回の件はこの男子生徒に詳しく」
「彼氏なんです!」
彼女の叫び声以外の大きな声を初めて聞いた。そのフレーズが自分に向けられたものでしかも大胆なもので驚きと恥ずかしさを隠せない俺は顔が真っ赤になる。しかし、俺以上に彼女は顔を真っ赤にしていて、真っ赤になりすぎて少し発光している。自家発電か。
「かかかかか、彼氏で……それで、そのののののの……下半身の一部が、おおおおおおおおおお、大きくなる病気で……それを医者に診てもらいに行くのを私が、ここここここここここ、拒んだ……んです。一緒に、いいいいいいい、いたくてっ!」
鳳蘭エリカは限界に達していたに違いない。あんなに物静かな子がこんなに喋るなんて、すごい快挙だ。しかも俺が連行されるのを阻止するために……。
「そ、そうなんです! なかなか説得しても無理で……だから痴話ケンカみたいなものですよ駐在さん!」
「なるほど、よくわかった。だが、通報を受けたとき彼女は電柱付近で倒れていたと聞いたんだがこれはどういうことだ? 彼氏の君が暴力をふるったんじゃないのか?」
しまったぁぁぁ! 倒れてたんだったわこの子! どう説明する?
「ふう、どっちにしても一回駐在所に……って、君! なんだね!」
言い訳が思いつかなかった時、俺が再び警察官に連行されそうになると鳳蘭エリカは警察官の腕を自ら握った。おい! そんなことしたら!
バッボボボボボボボボボボボ!
何度聞いてもものすごい濁音だ……でもなぜこの状況で?
「わ、わわわわわわわわわわわわわ、私! 今日、かかかかかれれかかかかれれ、彼氏の前でででえでえでで……しちゃったんです……」
もはや警察官は、こんなかわいい金髪ショートカットのセーラー服の女子高生が自分の目の前で強烈なオナラ(無臭)をされたことに対してとんでもなくショックだったのか戸惑いの顔を隠せないでいた。トラウマになるレベルだろう。
「おおおおおおお、おななな、おななな」
待て! 鳳蘭エリカよ! しちゃったの後でその『おな』だと別の単語に聞こえるかもしれないから! 冷静になれ!
「おおおおおななな……オナラを! しちゃったんです! だからそのショックで気を失って……倒れてました」
倒れてました、と言った鳳蘭エリカは本当に今にも倒れそうになりその場に片膝をついて「はぁ……はぁ……はぁ……」と肩で息をし始めた。百メートルを全速力で走ったのか君は。
そして警察官はしばらく何も言えないでいた。よっぽど非現実なことが起きてショックを受けたのか、はたまた新しい性癖を確立してしまったのか。
「わ、わかった。もう駐在所に彼氏の動意を求めないよ。暗くなるから君たちは早く帰宅しなさい……」
さっきまでの野太い声ではなく魂を抜き取られた人間のような声で警察官は俺たちにそう告げて力なく駅の方に歩いて行った。この警察官の先の人生で大きな起点になってしまったかもしれないな。本当にすいませんでした。この先も性犯罪者とかの取り締まりお願いします。そう、俺は心で強く思い警察官の背中を見送って敬礼した。
そうして、大事にならずに済んで、俺の横でまだ呼吸を整えている今日の試合MVPの鳳蘭エリカ選手に俺は問いかけた。
「大丈夫か? 立てるか?」
「……」
まだ呼吸が整っていないらしい。しばらく間をとってからヒーローインタビューだな。
「助けてくれたありがとうな。それに……嫌な思いさせて悪かった……」
「……本当ですよね」
「ん?」
「本当に……一緒に私と楽しい高校生活を過ごして……リベンジしてくれますか?」
グっと地面に力を入れて立ち上がった鳳蘭エリカは俺をまじまじと見つめて問いかけてきた。そうか、彼女のさっきまでの原動力は俺が咄嗟に言った『リベンジ』という言葉と特殊体質という仲間である俺を失いたくない、そこからきていたのかもしれない。
俺と高校生活を……久しぶりに同じ学年の生徒と同じ目線で喋った気がした。同じ目線というのはお互いに何も隠し事もなく喋りあえる目線だ。嬉しかった、と同時に俺はこの子を守りたいと、さっきの芝居じゃないけど彼氏のようなことを思ってしまった。
さっきまでとは違う真っすぐな視線を受けた俺は顔を赤らめながらも強く頷いた。
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