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治癒涙

遠い昔、友を救いたい、と願う猫がいた

「今日も頼むよ」


「またその涙を解析させておくれ」


とある医療機関、大きな水槽の前で、医師や研究者達が笑顔を作る。


『はーい、っと』


水槽の中、下半身が魚の様な青年は元気に答えた。



彼は治癒涙(チューダ)


与えられた役目は“怪我を負ったものを癒す事”。


持っている力は“どんな怪我も治す事の出来る涙を流す事”。


彼は涙の事を知られ、研究者たちに日々研究されている。


怪我を負った仲間がいるかもしれない、という焦燥に毎日狩られながら。


自分の身体的ハンデを、わずかに恨みつつ。



彼は今日も、涙を流す。


「…………なぁ…もうなかなくていいかな…つかれたよおれ…」グタッ

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