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前の話の訂正とお詫び
先日、わたしがNHK朝ドラ『あさが来た』でヒロインが「若奥さん」と呼ばれるのはおかしいと書きましたが、本日、文春文庫の『考証要集』(大森洋平)を読んでおりましたら、実はそうでもないと知りました。
「奥様」の項で、関西では、江戸ほど厳しくなかったとありました。京都・大坂では使用人が戸主の妻を家の大小にかかわらず「奥様」と呼んだとか、大坂では富家や医者の主人の妻を「奥様」と呼んだとか、江戸時代の文献を引いて説明されていました。ただ、新婦は「御寮人」ともありましたので、ヒロインが「ごりょんさん」と呼ばれてもいいのかな。
ろくに関西の言葉も知らずに書き連ねていって申し訳ございません。
関西の方は、他地方の者は物知らずとお笑いになったかも知れませんが、お許しください。




