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倫敦巴里
イラストレーターで平野レミの配偶者である和田誠の本に『倫敦巴里』というのがあって、読んだのは中学生くらいだったかしら、すっごい大昔です。
川端康成の『雪国』の冒頭部分を色々な小説家の文体をもじって書いた頁がなかなか笑えました。宇野鴻一郎の雪国って……。
『殺しの手帖』と、『暮らしの手帖』のパロディもあったわねぇ。もう内容が頭に残っていないのです。
このご本は、話題を聞いて山形市立図書館で借りたのですが、今もって復刊も文庫化もないようです。面白かったと思うのになぜでしょう。もしかしたら、パロディの内容で著作権上マズイことがあったのでしょうか。もう一度手に取って読んでみたいんですよ。
最近は平野レミのインパクト大でなんとも言えません。




