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超創機大戦  作者: 馗昭丹
表裏陰世界
38/77

白銀のZW

輪廻達が門徒衆と交戦している頃、輪廻達と別れた弓菜達は…。


-キリキリキリ-

-シュン-


-ウゥゥゥゥン-


「システム復旧確認、これで元通り」


結依菜は端末機を元に戻しながら言う。


「ありがとよ、結依菜。これで仕事もやりやすくなるってもんだ」


修理屋の姉御さんが結依菜の肩を叩いて言う。


「いえ、壱岐さんには姉さんも兄さんもお世話になっていますから」


結依菜は丁寧に言う。


「はは、コッチも兄貴が世話になってるからね、お互い様だよ」


壱岐は腕を組みながら言う。


「姐さん、整備に感謝するよ」



ネオンプラス4型のチェックが終わり、弓菜はハッチを開いて言う。


「…昔よりマシになったけど、アンタも無茶するね。このネオンプラス4型…VNFSのフレームも関節もガタガタになってたよ、もうちょっと丁寧に扱いな」


壱岐は溜め息混じりに言う。


「アタシは抑えてるつもりなんだけどね…、姐さんがそういうならもう少し落ち着かせてみるよ」


弓菜は思案しながら言う。


「…光牙も扱い方が荒いままだね、アンタらしいっちゃらしいけどさ」


「…精進します」


壱岐は光牙にも言い、光牙は目を閉じて答える。


「反対に…結依菜と雫石は丁寧に扱ってるね、弓菜と光牙も、その腕で丁寧に扱える様になれば一流さね」


壱岐は結依菜と雫石の扱い方を見つつ、弓菜と光牙に微笑みかけながら言う。


-ビビッ-


「姉さん、兄さん、テイロンの寄港場所が送られて来たよ!」


ZWのチェックをしていた雫石がテイロンの定期通信をキャッチし、弓菜達に送信する。


「…姐さん、もう少しゆっくりとしたかったけど、艦長からお呼びが掛かったからね、そろそろ失礼するさね」


-ピシュゥン-

-ガゴン-


定期通信の内容を受信した弓菜は壱岐に言い、再びネオンプラス4型に乗り込んでコクピットハッチを閉じる。


「…失礼します」


「…また来ます」


「ありがとう御座いました!」



弓菜に続き、光牙達もそれぞれ言いながらコクピットハッチを閉じていく。


「あいよ、いってきな!」


-ガシュゥゥン-

-ゴゴゴゴゴゴ-


壱岐は力強く言い、ZW用のゲートを開く。


-ズゥン-


「浅野弓菜、/ネオンプラス4型…出るよ!」


「浅野光牙、クラネオンⅢ、出るぞ」


「浅野結依菜、フライトネオンプラス4型、発進します」


「浅野雫石、フライトネオンプラス4型、出ます!」


-バチュゥゥン-

-ゴォォォォォォ-


開いたゲートから弓菜達の乗る四機のZWが発進し、夜空の闇に消えていく…。


____________________


旧大阪湾上空…


「治安警察の警戒網突破、次は四国反政府連盟の警戒網に潜って穴を開けるわ」


「はは!結依菜にかかれば、奴らの網なんざ無いも同然さね」


「…それほどでも無いわ、単に奴らの網が脆いだけ」


結依菜は敵の網を巧みに交わしつつ少しだけ照れながら言う。


-シュン-


「これで行ける筈、んん…」


網破りが完了した結依菜は、背伸びをしながら言う。


「さあ、行くさね!」


「了解」


「「うん」」



弓菜の言の後に四機のZWが移動を開始する。


-ビビッ-


「え…?後方からZW反応!」


索敵していた雫石がZW反応を捉え、姉弟に伝達する。


「後方…?ぬ…!センサーの調子が悪くなっていく…!」



-ザザッ-

-ザァァァ-


「ちっ、酷いノイズさね…!強力なジャミング・フィールドでも張られているのかい!?」


レーダーも通信も映像もノイズが支配し、ノイズの音に弓菜は苛立ち気味に言う。


「こんなに強力なジャミング・フィールドを張れるなんて…、VNFS…全機のカメラアイをパイロットの視神経に接続…、開眼!」


-チュン-


「ぐっ…!?」


結依菜の操作でZWのカメラアイがVNFSを介してパイロットの視神経に直接映像を送る。


目を閉じていて、いきなり映像を送られた光牙はつい身構えてしまう。


-ゴォォォォォォ-


「白銀のZW…!?」


弓菜達の後方から白銀のZWが凄まじいスピードで迫り来る。


-コォン-


「!」


白銀のZWはツイン・レーザー・ブレードを展開し、光牙のクラネオンⅢに急迫する。


-バチュゥゥン-


「…姉上!」


「いきなりアタシの愛弟に喧嘩売るなんざ上等じゃないか!」


弓菜の/ネオンプラス4型が光牙のクラネオンⅢの前に割り込み、白銀のZWのツイン・レーザー・ブレードを両刃型プラズマ・シュナイダーで受け止める。


-ガシッ-


「姉さん!」

「このぉ!」


-ズガガァン-


-シュシュン-


結依菜と雫石が援護射撃を加えるが、白銀のZWは瞬時に間合いを取って回避する。



-ゴォォォ-

-カシィッ-


「ふん!」


白銀のZWにNEエクスオーブレイドを構えたクラネオンⅢが急迫する。



-ヒョォッ-


「!?」


-シュン-

-ズゥゥン-


「ぐう!」


擦れ違い様にNEエクスオーブレイドが一閃するが、白銀のZWは宙返りしてNEエクスオーブレイドを回避すると同時に、クラネオンⅢの背部にレーザー砲を当てて間合いを取る。


「…手強い」


「兄さんに攻撃を当てるなんて…」


光牙は白銀のZWを見て呟き、一瞬の攻撃を見逃さなかった結依菜は、白銀のZWに戦慄する。


-カン-

-ジッ-


「相手は一枚上さね…!フォーメーションを組むよ」


「「「了解」」」



相手が一枚上と見るや、弓菜は光牙達に直接回線を繋いでフォーメーションを組む様に言う。


-ズガガガァァン-

-ビシュゥゥン-


「行くよ!」

「続く…!」


-カシィッ-

-ドォォォォン-


ハイブリッド・ライフル(リニア)の斉射とレーザーの連射の後、弓菜の/ネオンプラス4型と光牙のクラネオンⅢが白銀のZWに突っ込む。


「動いて、撃ちまくる!」


-ズガァン-

-ズガァン-


「直感だけが頼りでも…!」


-ズガァァン-


雫石はハイブリッド・ライフル(リニア)を撃ちながら動き回り、結依菜は白銀のZWを狙撃する。


-シシシシュン-

-ビシュゥゥン-


「ハァァァァ!!!」



-ゴォォォ-

-ヒュヒュン-

-ヒョォッ-


弓菜の/ネオンプラス4型の連続斬りの後、光牙のクラネオンⅢのNEエクスオーブレイドが一閃するが、白銀のZWに回避される。


「其処!」


-ズガガァン-

-シシュン-


弓菜と光牙に続き、結依菜が白銀のZWを狙撃するが、回避される。


「このぉっ!」


-ヴゥゥン-


結依菜の狙撃に続き、間合いを詰めていた雫石のフライトネオンプラス4型が両刃型プラズマ・シュナイダーで斬りかかるが…。


-ズガァン-

-バキィィン-


「ふえ!?」


白銀のZWの94mmバースト・リニア・ライフルで両刃型プラズマ・シュナイダーを弾き飛ばされる。


「やらせん!」


「雫石はやらせない!」


-ズガガァン-

-ズガガァン-


直後に光牙のクラネオンⅢと結依菜のフライトネオンプラス4型が援護射撃を加え、雫石は一旦離れる。


-シシュン-

-シシュン-

-シシュン-


-ビシュゥゥン-


白銀のZWは光牙と結依菜の狙撃をすり抜けるようにして回避し、光牙のクラネオンⅢに背部共振粒子砲を放つ。


「思念波障壁!」


-ウゥゥゥゥン-

-バチュゥゥン-


光牙は咄嗟に思念波障壁を展開し、共振粒子砲を防ぐが…。


-ビシュゥゥン-


「何!?」

「「!」」



-ドゴォン-

-ドドドドドドドゴォン-


白銀のZWは回転しながら両肩部多連装プラズマ破光砲・ヴァジュラを連射し、広範囲に放たれた光の雨が光牙達を襲う。


-ウゥゥン-

-ドォォォン-


白銀のZWは両翼を広げて飛翔する。


其処へ…


-ヒュヒュン-

-カシィッ-


「くらいな!」

「むぅん!」


-ゴォォォ-


白銀のZWを待ち構えていたかの様に、弓菜と光牙のZWが白銀のZWを挟み込む形で迫る。


-コォン-

-バチュゥゥン-

-グググググ-


弓菜の/ネオンプラス4型のツイン・プラズマ・グレイブと光牙のクラネオンⅢのNEエクスオーブレイドが白銀のZWを左右同時に襲い、白銀のZWは左右のツイン・レーザー・ブレードで受け止める。


「うおおおお!!」


-ゴォォォォォォ-


雫石のフライトネオンプラス4型が、両刃型プラズマ・シュナイダーを構えて白銀のZWに突っ込んでいく。


-グググググ-

-バチュゥゥン-


-ビシュゥゥン-


「ちぃ!」

「ぐぅ!」


白銀のZWは圧倒的なパワーで/ネオンプラス4型とクラネオンⅢを薙払い、肩部多連装プラズマ破光砲・ヴァジュラを放って追撃する。



直後…。


「このぉっ!!」


-シュゴォォォォ-


雫石のフライトネオンプラス4型が両刃型プラズマ・シュナイダーを構えて突っ込んで来る。


-バシュゥ-

-ガッキョォォォン-


「うわぁぁ!?」


白銀のZWは二本のツイン・レーザー・ブレードで、擦れ違い様にフライトネオンプラス4型の両手首を切断し、更に蹴り落とす。


「雫石!」


-ゴォォォォ-

-ガシュゥン-


雫石は叫び、機体は墜落するが、結依菜のフライトネオンプラス4型に回収される。


-ヒョォッ-

-ヴゥゥン-

-ズゥゥン-


「…く、俺と姉上の動きが読まれている…?」


「…やるじゃないか、アタシ達を相手にこうまで戦えるなんてね…!」


白銀のZWに攻撃を悉く回避され、弓菜と光牙は舌打ちする。


「…あの白銀の機体、何か…おかしい…」



白銀のZWの戦い方を分析していた結依菜がふと呟く。


「…私達を撃墜する機会は何度もあった筈、何故こんな戦い方を…?」


結依菜は思案しながら呟く。


「………」


-ギショォォン-

-ウゥゥゥン-

-ドォォォン-


白銀のZWは両翼を収納して天高く飛翔し、そのまま離脱していく。


「あ!?待ちな!」


「!?」


「…逃げただと…?」


白銀のZWが急速離脱したのを見て、弓菜達は驚く。


-カン-

-ジッ-


「追うよ!」


弓菜は光牙達に直接回線を繋いで言う。


「姉上、駄目です」


「お姉ちゃん、追撃は駄目!」


「ね…姉さん」


「…くっ、そうさね…」


弓菜は白銀のZWを追撃しようとするが、弟妹に止められて頭を冷やし、追撃を思いとどまる。


「……、…急いでテイロンの寄港場所に向かうよ、付いて来な!」


「…了解」


「「うん」」


弓菜は言い、光牙達は弓菜に追従する。


…その後、弓菜達はテイロンと合流し、再び政府軍として戦う事になる。

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