表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超創機大戦  作者: 馗昭丹
序章
24/77

表裏の交流戦

表日本交流戦場…



「此度の交流戦は裏日本からお越しいただいた…極阿の貴公子こと神威綾一君が参戦する、各々力を尽くして戦う様に!…以上だ!」


表日本交流戦の司会者とCCTW戦術教官が綾一を指しながら言う。


「手加減なしで御願いしますよ、貴公子さん」


「負けてもあんま気にすんなよ、ZW乗りとCCTW乗りは根本的に違うからな」


表日本代表生達は綾一に軽く言う。


「ふふ、お手柔らかに頼むよ(…俺も舐められたものだな)」


綾一は柔和な笑顔で対応しつつ、思案する。


___________________


『ルールは簡単!ペイント弾を当てたり、模擬刀で擬似傷を付けて敵機を大破させれば撃墜スコアが入る!制限時間内に撃墜スコアを多く稼ぎ、なおかつ生き残った者が勝者となる!…では…交流戦開始!』


-ヴゥゥン-


司会者の言の後に流れ弾や場外戦を防ぐ障壁が展開され、交流戦が開始される。


-ウィンウィン-

-ウゥゥゥン-


「…これが弐世鉱参式か、なかなか…良い反応をするね」


弐世鉱参式を装着した綾一は、弐世鉱参式の感触を確かめながら呟く。


-ヒュン-

-カシィン-


「いただき、落ちな!貴公子さん!」


-ビシュゥゥン-

-ビシュゥゥン-


表日本代表生のCCTW・弐世鉄参式が綾一の弐世鉱参式に連装ビーム砲を放つ。



-シュシュン-


「不意打ちにしてはツメが甘いね」


不意打ちを回避した綾一は微笑みながら言う。


「おらおらおら!」


-ドドドドドドドゴォォン-


「ふふ、遅いよ」


-シュシュシュシュシュン-


-ビシャシャァッ-


「うわっと!?やられた!?」


綾一の反撃を受け、全身にペイント弾を浴びた表日本代表生の弐世鉄参式は「大破」させられ、機能停止モードに移行して降下していく。


「へぇ、これが次世代型のCCTWか…、鉄初式も良かったけど、コッチは更にクセがなくて扱いやすいね」


綾一は弐世鉱参式の扱いやすさに思わず言う。


-ウゥゥゥン-


「コツさえ分かればこの程度、造作もないよ」



-ゴォォォ-


「何!?」


綾一は真顔で言うと、弐世鉱参式を加速させ、表日本代表生のCCTWの攻撃を交わす。


-カシィン-


「…そこだね」


-シュシュシュン-


綾一は表日本代表生のCCTWを捕捉し、MSR・阿弥陀を放つ。


-ビシャシャァッ-

-ピピッ-


-ヒュゥゥゥン-


「うわっ!?…もうやられたのか!?」


ペイント弾を浴びた表日本代表生は、「大破」の文字を見て驚く。


「敵を侮るとこうなるよ、覚えておくといい」


「クソォッ!」


-ヒュゥゥン-


綾一は柔らかい口調で言い、表日本代表生は悔しがる。


-ゴォォォォ-


「調子に乗るなよ、裏日本の優等生!」



-ガシッ-

-ウゥゥゥン-

-ビシュゥゥゥゥゥン-


表日本代表生の弐世鋼参式が綾一の弐世鉱参式に拡散レーザー砲を放つ。


-シュシュシュシュン-

-ドドドドドドゴォォン-


「ふふ、ZWより小さい分、回避は容易い」


他の表日本代表生達が拡散レーザーを避けきれずに「大破」させられていく中、綾一の弐世鉱参式は拡散レーザーをすり抜けるようにして回避する。


瞑緒、寧音、織兎、美結らも拡散レーザーを回避し、戦闘を継続する。


-カシィン-


「だろうな!」


-ビシュゥゥン-

-ビシュゥゥン-

-ビシュゥゥン-


表日本代表生は綾一の動きを予測し、MSR・阿弥陀を連射する。



-シュシュシュン-


「…俺を落とすつもりなら、全員で連携してかかって来ればいい」


綾一は四方八方から放たれるレーザーの雨を回避しながら言う。


「これでどうだぁ!!」


-ウゥゥゥン-

-ズドォォォォン-


-ヒュゴォォ-


「ふふ、何処を狙ってるんだい?」


表日本代表生の弐世鋼参式は更にバースト・レーザーを放つが、綾一は軽々と回避し、余裕たっぷりに呟く。


「くっそ!何で当たらないんだよ!」


「速い!?鉱にあんな機動性あったか!?」


容易く攻撃を避けてみせる綾一の弐世鉱参式に、表日本代表生達は舌打ちする。


-ヒュゥゥゥン-


「僕達を無視するなんて余裕だね!」



-ビシュゥン-

-ビシュゥン-


瞑緒の弐世鉱参式が動きを止めた表日本代表生のCCTWにMSR・阿弥陀を放つ。


-ビシャシャァッ-

-ピピッ-


「な!?あ…あんな雑魚に…!」


表日本代表生は瞑緒の射撃を受けてCCTWを「大破」させられ、悔しがる。


「油断大敵ですわよ!」


-ビシュゥゥン-

-ビシャァッ-


「ぐっ!?…計算が狂った、まさかこんな展開になるとは…!」


寧音の射撃を受けた表日本代表生が呟き、即座に回避行動に移るが…。


「うわああ!?」

「なに!?」


-ズガシャァァァン-


-ピピッ-

-ヒュゥゥゥン-


CCTW同士が激突し、「大破」した二機が墜落していく。


「こうなったら接近戦で奴を落とす!」


-シャァン-

-ゴォォォ-


「…ふふ、近接戦闘で来る気だね、だが…そう簡単にできるとは思わない事だよ」


-シャン-


-バッキョォォォン-


「な…何だって!!?」


綾一は集中砲火をかい潜って間合いを詰め、擦れ違い様に模擬刀で表日本代表生のCCTWに綺麗な一文字の擬似傷を付ける。


「…実戦だったら首が飛んでいたよ、君…」


「う…うぅわぁ…!」


綾一は冷たく言い放ち、表日本代表生は胴体と首筋に残る擬似傷の感触に恐怖する。


「落ちろ!落ちろ!」


-ドドドドドドドォォン-


「この野郎!」



-ビシュゥゥン-

-ビシュゥゥン-


「出鱈目に撃っても当たらないよ」


-カシッ-

-ビシュゥゥン-


-ビシャァッ-


「「うわ!?」」


綾一は集中砲火を回避しつつ、反撃で「大破」させながら言う。


-ウゥゥゥン-


-ゴォォォ-


「これ以上はやらせませんわ!」


-ビシュゥゥン-


「落ちな!」


-ビシュゥゥン-


他の表日本代表生のCCTWを「大破」させた寧音と瞑緒、織兎、美結らのCCTWが迫る。


「…これで全部か、手間が省けた、一気に決めさせてもらうよ」


綾一は寧音達の猛攻を回避しながら言う。


「…極阿の戦い方を見せてあげよう、行くぞ鉱!」



-ウゥゥゥン-

-ドォォォォォォォン-


綾一はそう言うや弐世鉱参式を加速させ、MSR・阿弥陀を構える。


-ヒュゥゥゥン-


「スピードで撹乱、全方位からの射撃から始まり…」


-ドドドドドドドゴォォン-


「獲物を定めてわざと外す…」


-ビシュゥゥン-

-ビシュゥゥン-

-ビシュゥゥン-


綾一は呟きつつターゲットを定めてMSR・阿弥陀を連射する。


-シュン-


「うわ!?」


-シュン-


「外しましたわね」


-シュン-


「くっ!」


瞑緒、寧音、織兎は射撃を回避するが…。


「ロスト!?」

「奴は!?」


反撃に転じようとするも綾一の姿はなく、寧音と織兎は再度索敵する。


-ヒュゥゥゥン-

-ビビッ-


「…上!?」


「ハッ!?瞑緒さん!危ない!」


瞑緒と美結は上に反応を捉えたが…。


-ヒュゴォォォ-


「太陽光を背に斬り込み…」


-バッキョォォォン-

-ガッキョォォォン-


-ドドゴォォン-


「うわぁ!!」

「きゃぁ!!」



綾一の斬り込みに瞑緒と美結のCCTWは一瞬にして「大破」させられる。


-ガシッ-


「間髪入れず討ち漏らした敵を一掃する…」


-ドドドドドドドォォン-


綾一は回転しつつ二丁のMSR・阿弥陀を連射し、再び飛翔する。



-ベシャシャシャシャ-


-ピピッ-


「な…何ですって!?この私が手も足も出ないなんて…!」


-ピピッ-


「や…やられる!?クソっ!!」


綾一の流れる様な動きと猛攻に寧音と織兎は防戦一方に追い込まれ、巧みに誘導されていく。


-シャン-

-バッキョォォォン-


「うわぁぁ!?」


-ビシャシャァ-


「そんな…!」


寧音と織兎が反撃の隙を窺ってる間にも、他の表日本代表生達が綾一の弐世鉱参式によってCCTWを「大破」させられていき、交流戦場には寧音と織兎のみが残る。


-シャン-


「そして…一気に討つ!」


-ゴォォォ-


「「!!」」


綾一は模擬刀を構えて突撃する。


-ガッキョォォォン-

-バッキョォォォン-

-バッキョォォォン-

-ガッキョォォォン-


-ズゥン-


「これが極阿の戦法…名付けて極阿の嵐の一人版だよ、良い経験になると良いね」


-シャン-


CCTWを全機撃破した綾一は、そう言うや…模擬刀を収める。


-ヒュゥゥゥン-


「…や…やられましたの…?…こ…この私が…」


寧音は弐世鋼参式のディスプレイに表示された「大破」の文字と無傷の弐世鉱参式を見て悔しそうに呟く。


「これが…極阿の貴公子…!」


織兎も同じく「大破」の文字と傷一つ付いていない綾一の弐世鉱参式を見て呟く。



『其処まで!今回も良い戦いでしたよ、勝者は…最後まで残った神威綾一君だ!』


交流戦場の司会者が言い、表裏交流戦が終了する。


___________________


表裏交流戦後…



「…私が…手も足も…出なかった…なんて…」


寧音は綾一の猛攻に翻弄されていた自身を思い出して落ち込む。


-スッ-


「お疲れ様、紅茶…飲むかい?」


「……」


落ち込む寧音に瞑緒から暖かい紅茶花伝のボトルが差し出される。


「…いただきますわ」


瞑緒の態度に一瞬戸惑いはしたが、寧音は紅茶花伝のボトルを受け取り、キャップを取ってゆっくりと飲む。


「…ミルクティー…美味しい…」


寧音はミルクティーの香りと味を堪能し、落ち着いた様に呟く。


「…落ち着いた?」


瞑緒は穏やかに言う。


「…ん、…それなりに…落ち着きましたわ」


ミルクティーで一息ついて落ち着いた寧音は、瞑緒に微笑みかける。


「…そういえば、織兎さんと美結さんは何処へ?」


寧音は瞑緒に尋ねる。


「あぁもう!何で彼処で落とされるかな!馬鹿兄貴!」


「うるせえよ美結!ちゃんと合わせって言ったろ!」


「馬鹿兄貴がトロいからタイミングずれるのよ!ちゃんと私に合わせなさいよね!」


「くそ!それより速攻クリアすんぞ!でないと腹の虫が収まらねえだろ!」


綾一に完敗した織兎と美結は、先程の悔しさが忘れられず…CCTWバトルシミュレーターで配信されていたSクラスのCCTW…綾一のゴーストを相手にバトルシミュレーションを繰り返していた。


「…織兎と美結ちゃん、さっきからずっとこの調子なんだ」


瞑緒は苦笑気味に言う。


「…ふふ、私だけが落ち込んでるのも馬鹿らしくなりますわね…」


寧音は瞑緒、織兎、美結らを見て呟く。



…完敗のショックが大きかった寧音だが、瞑緒、織兎、美結らを見て立ち直り、寧音と瞑緒もバトルシミュレーションに参加したという…。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ