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超創機大戦  作者: 馗昭丹
序章
23/77

神庭兄妹とCCTW・鉄初式

今回は表日本編になります。



表日本


「柳楽瞑緒です、此から宜しく御願いします」


「神庭織兎だ、兄妹揃って宜しくする」


「…神庭美結です、此から…御世話になります」


鳳凰院家にて…瞑緒と織兎と美結は揃って挨拶する。


…美結は若干不機嫌そうに挨拶し、ジト目で寧音を見る。


「…私は貴方達の雇用主になる鳳凰院寧音ですわ、此からウチで働いてもらいますわよ」


寧音は織兎と美結に言う。


「これから二人には…」


「…(兄貴、この女…瞑緒さんをどうするつもりなのかしら…?)」


「…(…わからないから確かめる、瞑緒から目を離すなよ美結)」


「…(うん、兄貴もね)」


寧音の言を聞き流しつつ、美結と織兎は小声でやり取りする。


「…と言う事で、お二人には御姉様の傑作機であるCCTW・鉄初式に乗っていただきますわ。先程の身体検査に応じた調整をしてありますの、早速装着してみては如何?」


寧音は織兎と美結が鉄初式を装着した後の予想図を見せながら言い、二人に鉄初式のキーを渡す。


「…ん?」


「…これを…どうするの?」


織兎と美結は鉄初式のキーを見て言う。


「装着コード…ありのままを受け入れなさいまし」


-ギュン-


「「!?」」


寧音は何かを操作した後、鉄初式のキーが反応し、キーに圧縮されていた無限数値が開放されて織兎と美結を包む。


-シュゥン-


-ギショォォン-


「「!?」」


瞬時の内に鉄初式を装着し終えた織兎と美結は、何が起きたのかわからず焦る。


「お似合いでしてよ、お二人とも」


鉄初式を装着した二人を見て、寧音は親指を立てて言う。


-ウィンウィン-

-ウゥゥゥン-


「…おぉ、凄ぇ…」


織兎は鉄初式の感覚につい声を出してしまう。


「…ちょっと兄貴」


-ウゥゥン-

-ジャァン-


「痛で!?」


兄の態度に美結は癖で水平チョップをみまい、織兎はふらつく。


「で…、私達に何をさせる訳?」


美結は寧音に問う。


「お二人のCCTWの適性を見る為に、アレと模擬戦をしてもらいますわ」



寧音はZW…乙型白草を指して言う。


「あ…あんなデカブツと…?冗談でしょ…?」


美結は少し冷や汗をかきながら言う。


「CCTW・鉄初式はZWに引けを取りませんのよ、さては…怖じ気づきましたの?」


寧音は柔和な笑顔を浮かべながら美結に言う。


-ムカ-


「はあ?誰が怖じ気づいたって!?」


寧音の言にムッとした美結は言うが…。


「足が震えてますもの」


-カタカタ-


寧音は柔和な笑顔のまま美結の震える足腰を指して言う。


「む!武者震いよ!」


寧音に指摘されて更にムッとした美結が即座に切り返す。


「じゃあ、できますわね?」


「や…やってやろうじゃないの!ねっ!兄貴!」


「お…おう!」


寧音の言に美結は応え、織兎に凄む。


美結に凄まれた織兎は、妹の鬼気迫る勢いに圧されてしまう。


「織兎、美結ちゃんも模擬戦…頑張ってね」


瞑緒は織兎と美結に言う。


「瞑緒…」


「瞑緒さん…」


瞑緒の言に織兎と美結は一瞬固まるが…


「おう、こんなもん…肩慣らしにもならないだろうがな!」


「うん!あんなデカブツなんか一瞬でスクラップにしてやるんだから!」


何故か元気付けられた織兎と美結は、威勢良く瞑緒に言う。


「はは…(また無茶しなければ良いけど…)」


二人に慣れている瞑緒は少し冷や汗を流して思案する。


「…威勢が良くなったのはよろしいですわね、では…二人とも、此方においでなさい」


寧音は二人に若干引くが、直ぐに頭を切り換え、二人を案内する。


___________________


模擬戦場…


「これより模擬戦を開始する、乙型白草は壊しても構わないが、CCTWは壊すなよ」


寧音の姉である真理が織兎と美結に言う。


「「はい!」」


「では、良いデータが取れるのを期待するぞ」


-ウゥゥゥン-


真理はそう言うや、ZWを戦闘モードに切り換える。


-ウゥゥゥン-


「行くぞ美結!」

「行くよ兄貴!」


-ドォォォン-


気合い十分の二人は同時に叫び、乙型白草に突っ込んでいく。


-ウゥゥゥン-

-カシャン-

-ドドドドドド-


乙型白草は55.6mmアサルトライフルを撃ちながら移動する。


「よっと!」

「ほっ!」


織兎と美結は散弾を回避しつつ間合いを詰めていく。


-シャン-

-バチュゥン-

-ズゥン-


乙型白草は日本刀型プラズマ・シュナイダーを抜刀して後退し…。


-バチュゥン-

-ドォォォン-


「「!」」


日本刀型プラズマ・シュナイダーを構えた乙型白草が二人に突っ込む。


-ヒョォ-


「おっと!」


-ドドドドドド-


-ヒュン-

-ヒョォ-


「ちっ!」



乙型白草は連続で織兎の鉄初式に斬りかかりつつ、23mm側頭部リニアで美結の鉄初式を牽制。


織兎は素早い動きで回避し、美結は更に間合いを詰める。


「こんのぉ!!」


-ガァン-


-ズゥン-


美結は乙型白草の胴体部分に蹴りを喰らわせる。


-ギュゥゥン-

-ヒュゴォォ-


「!?」

「美結!?」


蹴りによろめきはしたものの、乙型白草は直ぐに態勢を整え、美結の鉄初式に斬りかかる。


-ガシッ-

-ヒョォッ-


「危ねぇ…!」


「兄貴…」


織兎の鉄初式が美結の鉄初式を回収し、乙型白草の日本刀型プラズマ・シュナイダーが宙を斬る。


「逃げ回ってばっかじゃ!」


「そういえば武器は!?」


織兎は攻撃を回避しながら言い、美結は疑問を口にする。


-ジッ-


「織兎、美結ちゃん、CCTWは使う武器をイメージするんだ」


「武器をイメージ…?」


織兎は散弾を回避しながら言う。


「!…こうね!」


-シュゥゥン-

-ギショォン-


美結は即座にイメージを固め、鉄初式の右腕部に大口径の杭が装着される。


-ドォォォン-

-ゴォォ-


動きを鈍らせた美結に日本刀型プラズマ・シュナイダーを構えた乙型白草が迫る。


「ぶち抜く!おりゃぁぁぁ!!!」


美結は叫びと共に鉄初式の甲型破突杭を繰り出す。


-バッキョォォン-


「砕けろぉ!!」



-ズガガァァァン-


鉄初式の甲型破突杭が乙型白草の腕部に突き刺さり、美結の叫びと共に放たれた衝撃波が乙型白草の腕部を粉砕する。


-ズゥン-


「…か…か……快感…!」


美結は甲型破突杭の威力に感動して言う。


-ウゥン-


「美結!」


「!」


-ドドドドドド-


態勢を整えた乙型白草が美結の鉄初式に23mm側頭部リニアを放ち、織兎が叫ぶ。


-シュシュン-


「か…間一髪」


織兎の言で即座に回避行動を取った美結は、乙型白草の攻撃を回避しながら呟く。


「クソ、武器があれば…!」


未だに武器の実体化が出来ない織兎が言う。


「織兎!イメージを一つに絞って!」


「兄貴!強くイメージ!」


「!…こうか!」


-シュゥゥン-

-ギショォン-

-ズゥゥン-


瞑緒と美結の言を受けた織兎は、漸く武器の実体化に成功し、鉄初式の背部に大刀が装着される。


-シャァァン-

-ガシュゥン-


「これでやっと戦えるな!」


織兎は大刀を構えて言う。


-ウゥゥゥン-


「兄貴!」


「任せとけ!」


-ドォォォン-


美結は言い、織兎は叫びと共に鉄初式を加速させる。


「一刀ぉぉ!両っ断!!」


織兎の鉄初式が気迫と共に大刀を振り下ろす。



「…?」




-ググググググ-


「何…!?」


織兎の振り下ろした大刀は乙型白草の指と指で挟まれており、織兎の鉄初式は動けずに静止する。


「だったらよ!」


-ヒュゥン-

-カシィン-


「もう一度!」


織兎は鉄初式の大刀を解除し、再構築して再び斬りかかる。


-バシュゥゥ-


-ズゥゥン-


鉄初式の大刀が乙型白草の腹部を一文字に両断。


両断された乙型白草の半身が倒れ込む。


-ギュゥゥン-

-カシィン-


「まだよ!兄貴!」


「!?」


-ドドドドドド-


乙型白草の上半身が23mm側頭部リニアを織兎に向けて連射する。


-チュンチュン-


「いい加減に!」


「黙りなさいよ!」


-ズバァァッ-

-ガッキョォォォン-


足掻く乙型白草の上半身に織兎の鉄初式が大刀で両断し、美結の鉄初式が甲型破突杭を叩き込む。


「砕け散りなさいよ!」


-ズガガァァァン-


-チュドォォォォン-


甲型破突杭の衝撃波を受けた乙型白草が爆砕する。


-ジッ-


「お疲れさん、後始末はやっておくから二人は鉄初式を解除して戻ってなよ」


「あ、はい」


「………」


「二人とも、此方にいらしてくださいまし」


真理は織兎と美結に言い、二人は寧音に誘導されていく。



「…派手にぶっ壊してくれたものだ、まっ、新しい良いデータも取れたし、交流戦の人員も間に合ったし、プラマイゼロで良しとするか」



真理は乙型白草の残骸を見つつ、端末を操作しながら呟く。


___________________


「御姉様、彼はどうでしたの?」


寧音は真理に尋ねる。


「…柳楽瞑緒の事か、もしやと思って調べてみたが…、まさか瞑夜の弟だったとはな…」


-トポトポ-


真理は紅茶を淹れながら言う。


-スッ-


「瞑夜…?どちら様ですの?」


寧音は真理が淹れた紅茶を受け取りながら言う。


柳楽瞑夜(ナギラ・メヤ)、私の友人だ、今は新式の武器開発を手伝ってもらっている」


-カタカタカタ-

-シュン-


真理は紅茶を飲みながら端末機を操作して瞑夜の顔画像を寧音に見せる。


「び…美人ですわね…」


「…姉弟揃ってな…」


寧音は瞑夜の顔画像を見て言い、真理は瞑夜と瞑瑠、瞑緒の画像を揃えて寧音に見せる。


「…ああそうだ、それより寧音、またVSLR・豪雷のテストをしたいのだが…」


真理は画像を元に戻して言う。


「ま…またアレをお試しになりますの…?」


真理の言に寧音は冷や汗を流す。


「ああ、威力はクリアできたが、他がどうにも上手くいかんのでな」


真理は頭を掻きながら言う。


「…そういう事でだ、またつきあってもらうぞ、我が妹よ」


「わ…わかりましたわ…」


真理は寧音に言い、寧音は観念したように言う。


…寧音は真理のデータ収集に協力し、瞑緒達は休息。


表と裏の交流戦の日まで…各々調整をしつつ過ごす。


___________________

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