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第一部・神さまは気まぐれ!?編 (1)

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 猛暑だった夏もようやく終わり、残暑もようやく落ち着いてきた9月の終わり。


 K市立J中学は、修学旅行のシーズンを迎えていた。


 鶴洲トモエが在籍する3年2組のクラス内も、その話題でもちきりになっている。この日ホームルームで配られた修学旅行のしおりには、2泊3日という日程の中に、スケジュールがぎっしりと書きこまれていた。有名な神社や水族館の見学も旅行の大きな目玉だが、中でも学生たちにとりわけ注目を集めるのは、一大テーマパークで一日遊び放題、というところだろう。クラスでも、その話題が大半を占めていた。


 けれど、トモエがしおりの中で眺めているのは、テーマパークについて紹介されたページではない。世界的にも有名だという神社のページだった。なんでも、日本で最も高貴な神様をお祭りした由緒正しき神宮らしい。


(それだけ有名な神様なら、ご利益も大きいかな)


 そんなふうに思ってみたりもする。彼女は今、悩みを抱えていた。神頼みもしたくなるというものだった。


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