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初めてスキルを覚えるらしい

お気に入り登録ありがとうございます。

執筆のやる気に変換しております。

「セイカがジパングから来たなんてなぁ… KimIの国はどうだ? 暮らしやすいだろ」

「まだ来たばっかなんで、一概には言えねえけど、ディアナさんやアポロさんみたいな人達がいる国なんで、きっと素晴らしいんだと思う」

「おぉ! セイカが俺にそんなこと言うとは思わなかったな! 

ディアナにだけ良いところみせたいわけじゃなかったんだな!」

「アポロさん、俺をどうみてんだよ…。 ディアナさんじゃなくても、言うっつーの。 

この国がすごいって感じた気持ちは事実なんだからな」

「お前よくわかってるじゃねえか! そうだよ、この国はすごいところだ! 

いやぁ、お前やっぱ良いヤツだな。 俺の見込みに狂いは無かった!」

「ハハ…そりゃどうも」



ポーン


スキル「対人会話」(コミュニケーション)、「ベタ褒め」、「使い分け」を覚えました




お、なんか知らんがスキルゲットできたみたいだな。 あとで確認しよう。




「じゃあセイカ、まずは種まきから収穫までの一連作業をやってみるか」

「了解」

「ほい、種だ。 好きなの選べ」




アポロさんが手を広げると、三つの種がそこに乗っていた。 

向かって左にあるのは小さく、ピンクという種にあるまじき色をした種だ。 

真ん中のは小さくて黒い…何というかアサガオの種みたいなもので、右にあるのは他の二つよりもはるかに大きく、親指サイズの種で、色は黄色だ。

俺はアサガオみたいで親近感が湧いたので、真ん中の種を選んだ。




「へぇ、その種か。 ほんじゃ、それを畑に埋めてから、ジョウロで水をやれ。ただ水をやるだけじゃダメだぞ? 

水やりながら成長を祈れ。祈り方は何でもいいぞ」




渡された種を畑に埋めて、みずをあげながら成長を祈る…というよりも、この種がどんなふうになるか思い描いた。

アサガオみたいな種だったから、花はアサガオか…? で、色ごとに花の蜜の効用が違ったりしててもおかしくないよな。

現実じゃないから、食べられる実がなったりするかもしれねぇな…。味は絶品で効果は一日空腹にならないとか?




「…そろそろいいか。 セイカ水あげるのをやめてみろ」

「あ。考えながらやってたから水がヤバいことに…」

「心配すんな、問題ねぇから。 ほら、成長が始まるぞ」

「え」




畑からは俺が思い描いていたように、アサガオらしきものが成長してきた。

アサガオ?は重力を無視して、添え木もないのにまっすぐと伸びていく。 そして、実がついたアサガオ?になった。




「成長早くね!?」

「いや、普通だろ。 にしても、セイカはこういうの想像したんだな」

「え、何で分かったんだ?」

「さっきの種は想像種イマジンシードって言ってな。種を埋めた人の想像通りの植物が出来るんだよ。 

一人につき一回しか育てられないみたいだけどな。ちなみに、他の二つの種も想像種イマジンシードだったんだぜ?」

「えー、じゃあ、どれ選んでも一緒だったんじゃね?」

「そうでもねえぞ。 お前がさっき他の種を選んでたら、お前は違う成長の仕方を祈っただろ?

だから、どれをお前が選んだとかも重要だったわけだ」

「なるほど…」




確かに、他の二つの種だったら、間違っても俺はこういう風に成長するとは考えなかったな…。

おっさ…アポロさんもよく考えてんなぁ……。




「まあなんにせよ、後は収穫だけだ。っと、忘れちゃいけねぇ。

名前もつけてやれよ。お前だけの植物だからな」

「俺だけの…か。 なんかテンションあがるな」

「…あがってるようにみえねぇ」

「…うっせぇ」




俺はアサガオ?…いや、花蜜寵妃ハナミツチョウキと向き合った。

そして、植物に手を触れると、植物が消えた。

どこに消えたんだ…?



ポーン

ミッション「畑の作物を手に入れろ!」を達成しました

ミッションを達成したのでアイテム「スキル事典」を手に入れました

職業「植物使い」になる資格を得ました

スキル「植物育成」、「祈り」、「採取」を覚えました

アイテム「花蜜寵妃の種×10」、「花蜜寵妃の花(紫)×3」、「花蜜寵妃の花(青)×3」、「花蜜寵妃の花(赤)×3」、「花蜜寵妃の実×3」、「花蜜寵妃の葉×5」を得ました



おお、なんか知らんが大量にゲットできた…のか?



「どうだったんだ、種と葉は取れたか?」

「あ、ああ。 それと花と実も取れた」

「なにっ!? お前ついてるなぁ…。 普通はなかなか花と実は採取出来ねぇから、大事にしとけよ」

「へぇ、そうなのか…。 じゃあ、大事にしとく」

「ああ、それがいい。 それじゃ、次は俺の手伝いだな。種蒔いて祈って収穫! これの繰り返しだ!

いいな、セイカ!」

「オッケー」




それから二人で何度も植物育成を行ってから、ディアナさんの待つ家に帰ったのだった。

…今考えてみると、実って普通花の後に出来るんだっけ? 

あんまり植物に詳しくないからこそ出来た花蜜寵妃だったんだな。

各スキルやアイテムについての詳しい説明は後々の話でする予定です。


後、前話までと書き方変えたのですが、どちらの方がよいのか、

よろしければ教えて下さい。

それでは、読んで下さって有難うございました。

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