市大会決勝 ④
宍戸(足の痛みなんて・・・関係ねぇ!!俺は・・・グッ!)
ポーン・・・
辻野「舐めてんのかぁぁぁぁぁぁ!」
スパアアアアアアア!
0-15!
0-30!
0-40!
辻野「ラストだね・・・」
宍戸「くそ・・・くそっ!くそっ!!!」
壇「あの構えのサーブは・・・」
国母「やめろ!二度とテニスができなくなるぞ!県大会は決まっているんだ!やめろ!」
宍戸(構うもんか・・・どうしても勝ちたい相手がいるから・・・・!!!)
スパアアアアアアアアアッ!!!
辻野「なんなんだ・・・このサーブは!!!うわあああああああああああ!!!」
ドガアアアアアアアアアアッ!!
カラン・・・
国母「ラケットを飛ばした・・・あのサーブをくらったら、たいていの奴は棄権・・・」
丘野「棄権?する前に勝負は決まっている。」
コロン・・・
壇「ボールが・・・、宍戸の方に・・・」
ゲームセット
ウォンバイ辻野!
7ゲームストゥ5!!
辻野「・・・・納得いかねぇ!!!あんなレシーブで俺の勝ち?ふざけんな!」
宍戸「くっそっ!!!くそっ!!!くそっ!!!くそっ!!!!うわあああああああ!!!!」
辻野「おい、宍戸!次は県大会だ!今度は、完璧にお前に勝ってやる!!」
宍戸「くっそ・・・」
国母「よくやった、田尻監督と一緒に病院に行って来い!」
宍戸「辻野!次はお前に絶対に勝つ!!!」
・・・
医師「あー、軽く折れてるね・・・」
宍戸「来月の・・・18日!県大会・・・間に合いますか?」
医師「あぁ、間に合うね。けどそれまで練習には出れないかも・・・」
・・・
審判「シングルス2の選手!前に!」
冬木「誰だ?2秒で片付けてやる!出てこいや!」
国母「俺だ。」