念願のバイク
「いらっしゃいませ〜」
家から車で約30分ほどの国道沿いを進んだ所にある『ベストバイクショップ 鴉ノ島 道の前店』。
ここは中古車を専門に扱っているバイクショップだけど、大都会の方に出ている店舗なら新車も扱っているらしい。
でも今日父さんと来た『鴉ノ島 道の前店』は中古車しか置いてない。
それでもその種類は多種多様で色んな種族に対応する為に凄い台数を揃えてる。
「凄い!こんなけ並んでると圧巻だけと、この入り口にある大型スポーツバイク堪らないね!」
「そうだな。車でもここまで揃えようとするとカーイベントじゃないと無理だな」
お店の中は倉庫型の吹き抜けになってて、正面入り口で出迎えてくれるのは大型スポーツバイクの魔人族用と人間族用の2台。
お互いに顔を巻き合わせながら入り口から入って来たお客さんにその繊細で迫力のあるボディーを見せながら出迎えてくれる。
魔人族用の大型スポーツバイクは人間族のに比べて車体の幅が広く作られてる、その分フレームは風を少しでも切って受け流すようなカットの効いたデザインで『ninja h2r』を魔界造したものらしい。
それに対して人間族用はもう少しスタイリッシュで丸みがある感じ…あれだ『隼』をもっとスポーツに寄せた感じのデザインになってるんだ。
バイク好きはそれだけで興奮するけど、スポーツタイプが好きな人(各種族達)はもっとテンションが上がるんだろな。
実際に僕も入り口だけで大興奮しててもお尻尾が落ち着きを無くしちゃった。
でもそれだけじゃ後半は治らない、倉庫型の店内は右端から50cc〜で始まって左に行くにつれて展示されてるバイクの排気量が上がっていってる。
入り口の案内板を見てみると最大で2000ccまであるらしいけど、僕の目的のバイクは250cc。
案内板を見て目当てのバイクが置いてあるところを指を刺しながら探していると。
「なんccから見ていくんだ?」
「ううん、最初っから目当てのバイクが展示されてるところを見に行くよ。あ、ここだ」
僕の目当てはアメリカン系の250cc〜400cc。
案内板によると店内中央のネイキッドシリーズの横に置かれてるらしい。
場所が分かれば後は急ぐのみ。
入り口のバイクに別れを着けで店内を進んでいく僕と父さん。
進んで行く先々で魅力的で色んなタイプのバイク達に誘惑されるけど、それを押し切って目的地へと辿り着く。
さぁ、ここで見つけるんだ。
僕のバイクライフのパートナーを。
「念願のバイクだ…」
continue…




