表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

2人の休日

クソバンドマンとの休日は実につまらない。


朝に起きることはまずない。


休みの前日は必ずライブと打ち上げで早くて終電、平均朝帰り。


起きるのは早くて15時、ほぼ夕方起床。


OLの私とは根本的に生活が合わない。


付き合った最初の方は打ち上げから帰ってきたら乱暴に抱かれていた。


朝早く起きて、彼の寝顔を見てるのが大好きだった。


芸能人と付き合っているような感覚って多分こんな感じ。


それも数年付き合えば、いつ帰ってきたかもわからず朝起きたら私に絡まって寝ているだけ。


寝顔を見てても殴りたくなってくるから、洗濯したり、映画をみたり、本を読んだりして自分の時間を過ごす。


遠出したり、お昼からどこかにでかけたりなんで滅多にしない。



夕方になって、一緒にスーパーに行った。


今日は何を作ろうか?


今日は何の野菜がお買い得か?


やけにハイテンションで買い物をする達也に鬱陶しさを感じながらカートを押す。


買い物かごに入れるのは、全部達也が好きなものばかり。



「全部、俺の好きなものばっかりじゃん。」


って嬉しそうに言う達也が好き。


とは言葉にはせず私は無言でカートを押す。



帰り道、重たい袋はかならず達也が持ってくれる。


帰って御飯作って、達也はギターの練習で私は映画をもう一本みて休日は終わる。


これが幸せなのかはわからない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ