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【白銀の黒帝:4】精霊と無能者  作者: 八木恵
5章:学園都市編
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弟子たち 進級初日 中編

朝礼が終わりクリスが教室を出てくと、リオンとレイモンドの前に座る黒髮の短髪で活発な男子が振り向くのだった。


「俺、バード・ミラーってんだ。 同じく平民なんだ。 土の上級精霊と契約しちまってな。 俺、お前らと話してみたかったんだよ。 俺のことはバードって呼んでくれ」と握手を求めてきたのだった。


「ああ、俺のことは、リオンでいいよ」といい、「うん、僕の事はレイで。」といいそれぞれ握手に応じるのだった。


「バード、私にも紹介してよ!」といってバードに突っかかるのは、サイドテールで金髪に近い茶髪の活発な女生徒だった。

「こいつ、俺の幼馴染のハンナ・モーリス。 こいつも平民だ。少し煩いがいい奴だ。」と指でハンナを指しながらいうと、「バード、人を指でさすな!」とバードの頭を叩きながら、「 えーと、ハンナってよんで、 リオンとレイって呼んでいいかしら」というので、彼らのやり取りをみて苦笑いをしながら「ああ、構わない」と返事をするリオンとレイモンドであった。


すると、赤髮では後ろ髪は肩に掛かるぐらい長さで、中肉だが筋肉はしっかりついたいかにも貴族という190cmの男と、赤茶色の髪をサイドアップしてお淑やかそうに見える女生徒が近づいて来て「バード、僕達にも紹介してくれ」と親しげにバードに話してかけてきた。


「ああ、リオン、レイ、こいつなアルフレッド・オールディスって3大公なんだが、変わってるやつでよ、俺らとよくつるんでんだ。 」というと、「初めまして、アルフレッド・オールディスで、隣が婚約者のリンジー・フレアだ。 僕の事はアルフでいいし、敬語もいらない。 貴族なんだけど、あんま好きじゃなくてな。 普通に接してくれるとありがたい。 なぁ、リンジー」というと、「ええ、リンジーって呼んでください。 私は癖で敬語ですが、普通に接していただけるとたすかります」と言ってくるのだった。


「ああ、こいつら変わってるだろ。 」バードといわれ、リオンが「ああ、俺の事もリオンでいい。 俺もレイも貴族と話したことねぇーから助かるわ」といい、「ああ、僕の事はレイでいい。 敬語はなせないから困ってたんだ」と苦笑いするのだった。 実際、リオンについては、貴族の礼着もみについているし、レイモンドも敬語を話す事はできるが、余計な詮索をさけるためあえてこう言っている。


そして、リオンとレイモンドは、バードのおかげかGクラスの時とは違い、少し知り合いが出来たのであった。

それから午前の学科の授業が終わりバード達にランチを誘われたがクリスに呼ばれる事を伝えて断りクリスの部屋へ出向いたのだった。


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