表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【白銀の黒帝:4】精霊と無能者  作者: 八木恵
5章:学園都市編
41/84

弟子たちは学園の行事へ 前編

迷宮都市のダンジョン実習に初日。

今日は移動のみで、迷宮都市の宿屋に泊まる。 

宿の部屋わりは決まっており、リオンとレイモンドは、4人部屋にいる。


同室の男子2人は、以前、謝罪をして以降、なんだかんだとちょくちょく声をかけてくる。 明日から初めてダンジョンに挑む彼らは興奮しており、ダンジョンに関する質問をしてくる。 当たり障りのない返事をするリオンとレイモンンドだ。


就寝時間も近いというのに、男子2人は興奮のあまり寝れないようだ。

夜というのもあるのか、話題はダンジョンの話から変わる。


「カーティス君とトラヴァース君たちって、クラスの女子に気になる子とか好きな子とかいる?」と聞かれ、「「いない」」の即答だ。


「やっぱ、毎日美女みていると、そうなるのか?」という男子、そして「食堂のウェイトレスのお姉さん、綺麗で優しいもんな。 お前らが羨ましいよ!」という他男子。 名前を覚えていないので、男子Aと男子Bとしよう。


「うん? リンさんは、確かに見た目は可愛い系の綺麗な美人だけど、優しくないし、俺らそういう対象で見た事ないよな、レイ」

「ああ、ないね。 師匠の嫁だし、その前にもありえないね」

「「え! 既婚者だったのかよ! 憧れていたのに!」」とがっかりする男子AとBだ。 

そして、好きなタイプの女性を聞かれるも「「特に」」と答えるリオンとレイモンドであった。 


「カーティス君とトラヴァース君って、俺らにもだけど、女子にも結構冷たいよな。 優しくしないともてないぞ!」とやや不貞腐れながらいう男子Aだ。 

「お前ら、そんなにモテたいのか?」と聞くリオンに、男子Bが当然かのように「当たり前だよ。 やっぱり可愛い子とデートしたり、手つないでとかさぁ。 そういうのしたいって思わないの?」


「面倒くさくねぇ、そういうの。 ただ、セックスしたいだけだろ」というリオン、その言葉に反応したのはレイモンドで、「ああ、僕わかったよ。 だからあの時、師匠達が、プレゼントしてくれたんだ」と何やらようやく理解できたという表情になり、リオンも「あー、そういう事だったんだな。 やっと納得できた」と双方見あって頷いて笑っている。 そんな2人の会話が理解できない男子AとBだ。


「はぁー、何を納得してんだ。 それにセックスってお前らなんなん?」と突っ込んでくる男子Aだ。


「俺らの師匠って、リンさん以外、極度の女嫌いで、話すのも近づかれるのも駄目で、幼少期にな、リンさん以外女性と話す機会がなかったんだよな。 だが、師匠やカール先生は、モテるから、俺らもそれ目当てで女性に街で声かけられて、どう返事すればわからなくて困ってたんだよ。」

「そうそう、どう話したらいいかわかんないしね。 んで、カール先生に相談したんだよ女性の接し方について」


「それで?」と男子Aは興味津々だ。 もちろん、男子Bもリオンとレイモンドの話に興味津々だ。 

「俺とレイが、15歳になった時、お祝いだっていって、ある家でみんなで1週間ぐらい過ごしていたら、師匠達が用事があるっていって、知り合いの人が世話するっていなくなっちゃったんだよな」

「うん、その知り合いの人が、最初5人だっけ、女性連れてきて、女性に慣れろてことで、その日の夜にはセックスしてたな。」とその時の日々を思い出しながらいうレイモンド。 

「別に娼婦とかじゃなくってな、その知り合いの人と友人らしくて、あとは3週間師匠達が迎えにくるまで、経験だっていわれて、いろんなタイプの人としゃべってたり、ヤリまくったなぁー」と、当時を思い出しながらいうのはリオン。


「はああああ。 何それ! 女に囲まれる生活って! ある意味、羨ましい!」という男子Aの顔は、妄想しているようで、少し頬がほてっている。 男子Bもだ。


そんな彼らをの反応をみていう「お前ら童貞なのか? って、性教育ってそーじゃねーの?」と首を傾げながらいうリオン。 レイモンドも皆ある程度性教育を受けていると思っていたから、彼らの反応が新鮮だったりする。


「いやいや、無いから」という男子B。 「んじゃぁ、お前らってその時の人と付き合っていたりするのから、クラスメイトの女子に興味がないのか?」と聞く男子Aに、リオンは「彼女とかって意味?」と聞くと、うなづく男子A。 

「俺は、彼女とか今興味も作りたいとも思ってないから、いないな。 ただ、セックスだけはしてるけどな。レイもだろ?」 「うん、師匠が言っていたよな、セックスフレンドっていうって。」


「何そのセックスフレンドって?」と聞いてくる男子Aに、リオンが「肉体関係だけで、それ以外は求めない関係の事」


「はぁーお前ら、普通とは違うって思ってたけど、まさかそこまでとは。 保護者は何もいわないのか?」が呆れている男子Aに、リオンとレイモンドが笑う。

「はは、なんだそれ。 普通とは違うって。 そういう意味なら、師匠達のほうが斜め上いってるからな。 家に連れこまなきゃ、自由だよな?」

「うん、する事してれば、別に何も言われないよ」  

その後は、もう遅いから寝るといってしまったリオンとレイモンドだ。 そして、男子AとBは、思春期男子の特有のもんもんとした夜を過ごす事になるのだった。 


それから、迷宮都市での実習は、同室の男子たち疲れきって夕食後寝てしまうため、リオンとレイモンドが度々抜け出している事も気づかれない。 また、自由行動の日、同室の男子達から誘われるが、リオンとレイモンドは用事があると出かけてしまうのであった。 他クラスメイトの目撃証言として、綺麗な人と一緒に歩いていたという噂をきく。それを聞いた同室の男子生徒は、あーあれがそうなのかと納得していたとか。。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ