九十三話 「スルースキル」
スルーするのは得意ですか?
スルーすると、心が痛みますか?
なんでも正直に
真摯に向き合うことは
素晴らしいことだよ。
でも、相手はどうだろう。
自分の熱量と
相手のがあまりにも
違うのに、本当に
向き合う必要がある??
自分の大切な
時間と体力を使って
向き合っても、相手は
軽い気持ちでしかない。
そんなの自分がかわいそうすぎるよ。
本当にあなたが
向き合う人は
その人ですか?
他には、いませんか?
同じ熱量まで
いかなくても
自分のことをたくさん
思ってくれる人が
もしいるならば
その人のために
時間を割く方が
いいと思う。
違うと感じる人は
スルーする。そして
選択して
人と付き合う。
こんな表現だと
なんだか自分が
嫌な人間のような
気になるかもしれない。
でも、自分を守るため
自分をもっと高めるために
スルーすることは
悪くないと思う。
誰かを気遣うことは
大切だけど、そのために
自分が苦しくなるのは
違う気がするから。
何よりも大切のは
正体も気持ちも
わからない『誰か』
ではなく、『自分』だよ。
そして、心を痛めるなら
大切な人のために
痛める方が、きっと
心も報われるよ。
お読み頂きありがとうございます。
今回のはやや実体験込みの詩でした。




