表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/137

二話 「褒められる」

最近褒められたのはいつですか?

いつの間にか、私たちは褒められなくなる。

 


子どもの頃と何が違うの?

今の私はちゃんとできていないの??

いつの間にか戸惑いが生まれ

心に静かに広がっていく。



空は、夕焼けで赤く染まってきた。



子どもの頃は

関わる人はそんなに多くなかった。

親や学校の先生、数人の友だち。

そんな人たちと私で生活は完結していた。



大なり小なりはもちろんあるけど 

今は本当に様々な人が

私の生活に関わってくれている。

私の周りにはたくさんの人がいるようになった。




それなのに褒められない。

あの頃と同じように

私は努力はしている。

きっと私の根底は変わっていないから。




太陽が完全に沈み、一気に空の様子が変わった。




確かに私は前より強くなったと思う。

いいことか悪いことかはわからないけど

平気なフリもできるようになった。

苦しさは隠せるから。



それでも今でも

やっぱり落ち込むことは

どうしてもあって

なかなか立ち上がれない時もある。



自分で自分を褒められたら

一番いいのだろうけど

私は自信がなくて

なかなかそれができない。



人はこれを『甘え』と

言うかもしれないけれど。

私は今でも誰かに

褒められたい。



子どもの頃と

同じように無条件で

「すごいね」と肯定されたい。

褒められることに年齢制限はなくていい気がした。


 

褒められることで 

前をむくことができる人もいる。

きっと私だけじゃない。

人はよく不安になる生き物だから。




一番星を私は見つけ

またゆっくりと歩き始めたのだった。




お読み頂きありがとうございます。


私はたくさん褒められたい派です(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 褒められたいという思いが伝わってきました。 私はまだ子供なので、よしよしとは言われないけれど、それなりに褒められています。 けれど、大人へ近づいてきている今、よっほどの限りに褒められなくなっ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ