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「おそーーい!レディを待たせるとは何事!」


「あーすまん、お前をレディと言ったらゴリラの皆さま方に申し訳ないと思いわざと遅れてきたわ」


魅死


なんか変な字と共に俺の頭にアイアンクローがされていた


「二度目は無いと思っていることね」


「ハイ、ワカリマシタ」


「よろしい、ではデザートバイキングに行くわよ」


バイキングは二階にできたらしくエスカレータを上り二階に足を就いたとき異変は起きた


ゴゴゴゴゴゴゴ


「え、なに地震?」


「皆の衆、ここは我々テロ組織{道徳は本能}によって占拠した。命が欲しければ手を挙げて地面に伏せろ」


はその声と共に数人がマスクをかぶり客に銃口を向けていた。


「きゃああああああ」


俺は真っ先に殺されそうな幼馴染をぶん殴って黙らせた


「まったく世話の焼ける幼馴染だこって」


既にテロ組織達は余計な事をした東に銃口を向けていた。


「貴様もとっと地に伏せろ。これが怖くないのか」


「おいおい矛盾し過ぎじゃねえのか道徳は本能なら、いまここで生きるために俺がお前らを殺しても協議に反しない筈だが?」


「これが見えないのか?」


そう言い銃口を向いてチラつかせるテロリストであったがそれがいけなかった。幾ら目を向けていても銃を見せるという仕草をした以上意識は銃に向く。それ以外のなかでも僅かな隙は誰もが想定していなかった。


シュパッ


「痛ッーーー!!」


犯人の目に小さな砂粒状の物体が突き刺さった。


それから俺は敵に向かってドロップキックをかました。痩せているとはいえ全体重をかけた一撃は易々と銃を離すくらいには強烈な一撃となった。


「全員体重かけて取り押さえろ!」


「オラア!!」


俺の掛け声と共に人質となっていた人物が次々と協力してくれた。


「次、ガムテープをレジのところから持ってきて縛るぞ!」


まるで経験があるかのように指示を出していく。

ガムテープで縛る角度強さ共にプロと言えるくらいには凄かった。


「君は経験があるのかね。」


年代高めのおじさんが不思議そうに言った。


「あるも何も俺はプロゲーマー格闘 修だぜ。」


「あーあのニュースでやってたプロゲーマーさんか!」


別の人が反応した。


「それが何か関係あるのか?」 


おじさんはイマイチ理解できてないようだ。


「馬鹿、今のプロゲーマーがやってるのはダイブバーチャルリアリティのMMO、通称DVRMMO。本当の戦場となんら変わりないゲームなんだよ。」


「へえそんなゲームがあるのか。」


「それだけじゃない。格闘 修とくれば全国トップクラスのプロゲーマーだぞ。普通の社会人より稼いでるんだぜ。」


「マジか。」


「そういうわけだ、しかしテロリストがまだ居るだろう。ここに建築関係の人は居るか?」


「あー俺がそうだが一応電気工事士だけどなんか用か?」


「じゃあおっさんに聞きたいこの建物で電気系統と監視カメラ系統を集中させるとしたら何処がいいと思われる?」


「うーん、この建物だったら大半は地下だろうよ。ただ監視カメラは多分従業員用のところだと思うぞ。そこのねーちゃんは知ってるんだろう。何故俺に聞いたんだ?」


レジのお姉さんはコクリと頷いた。


「こういう時は犯罪者の心理になった方がいい。真っ先に制圧されているところと思考性は誰が一番近いかってことだよ。」


「おいおい俺かよ。」


「工業系は不良かオタクの2極化が多い。おっさんはオタク系じゃなかったから聞いてみただけだよ。あと点検口から天井裏に今は登れる?」


「なんか失礼だが俺は登れるぜ。どうせエレベーターと監視カメラを止めてこいってことだろう。」


「さすが良くわかるね。」


「俺が犯罪者なら移動にはエレベーターを使う。機関銃みてえなもん抱えてんだ。重たいから移動は楽したいだろうさ。ついでにエスカレーターも切ってやるよ。まあこの階だけだけどな。監視カメラも配線の運次第じゃあ全部切っておいてやる。」


「十分さっそく頼むぜ。」


俺はさっそうとテロリストの胸ポケットから小銃を奪い取り迎撃態勢に入る。


「あいよ。ハサミと脚立はあるな。あと誰か1円貸してくれ手持ちがねえんだ。ってかオマエ撃つのかよ。」


おっさんは脚立を立てるとスイスイと脚立を登って行った。


「当然敵の銃をだけどな。いやあ良かったリボルバーのコルトシングルアクションアーミーこれなら精密射撃がしやすい。」


「大丈夫なのか?これはゲームとは違うんだぞ。」


他のおっさんが心配そうに質問する。


「あ、俺3Dプリンターで銃作ったことあるんだよ。それとホンモノもね。ただ人が死んだところ見慣れてない奴は伏せとけよ。」


「え?」


「おっと敵さんのお出ましみたいだぜ。」


その場にいた全員が一斉に地に伏せる。

エレベーターから三人もの機関銃を持ったテロリストが現れた。


パァーn


という音ともに三人は倒れた。


「きゃああああ。」


「死んでねえから。」


「うぅぅ。」


テロリストはうめき声をあげながらも血を一切流さず銃を持っていた手が離れた。


「縛れ!」


「お、おう。」


おっさんたちは縛っていくとあることに気が付く。胸にへこんだ銃弾が突き刺さっているのだ。だが地は流していないところをみると本当に服の上からしか当たっていないように思えた。彼はそこまでの精密射撃をあの小銃で行ったのだった。


「マジかよ。」


誰かが言った。そこから皆に恐怖が出てきた。今、戦っているのは正真正銘テロリストということよりもテロリストの裏をかける見方という存在に恐怖した。


「おい坊主、エレベーターと監視カメラは止めたぞ。あと監視カメラは運良く全部止められたぜ。」


「よっしゃ。じゃあちょっくら行ってくるわ。こいつの面倒見といてくれよ一番犯罪者に殺されやすそうだから。」


気絶させた幼馴染を指差して彼はそう言った。


「行くのか?」


「もちろん。」


「無事を祈ってるよ。」


「おっさんにもう一度繋ぎ直す依頼をさせるまでは終わらねえよ。」


「監視カメラは無理だけどな。」


互いに軽口叩いて緊張をほぐしいざ戦場に向かった。



「一階制圧完了っと。」


蓋を開けてみれば簡単過ぎるくらいに終わった。相手は銃の訓練のみをした戦闘の素人だったのだ。


「しかし、あと1人はめんどくさそうだな。」


管制室を制圧したと見られるこのテロの首謀者がまだ捕まえていなかった。


「とりあえず警察に電話してるならそっちに任せるか?けどこの感じ近くに居るしとっと捕まえるかな。」


バタン


「死ねえクソガキ!」


パァン


「制圧完了と。後は銃を捨てとくか。」


こうしてテロリストは一人の少年によって壊滅させられた。ただし新聞には警察が制圧したと書かれた。

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