どうか私を、助けてください。
呼ばれてはいない。ただ何か聞こえただけだったのに、気付けばわたしはこの世界にいた。そこで聖女としての役割を与えられたがわたしにはできなかった。わたしにできたのは陛下にまとわりつき聖女様とお茶を飲み専属護衛の重荷になることくらいだった。なのに誰もわたしを責めたりしない。この世界は子供に甘すぎた。だから。だから、こんなことになってしまったのだ。
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