ダンジョンを経営するために
ドンッ!
俺は洞窟の中に飛ばされた。
その洞窟は2部屋しかなく入り口から大きい部屋、奥に小さい部屋があるだけだ。
「おいっ大魔王どうすればいいんだよ!」
俺は誰も居ない部屋で怒鳴る
すると
「はいは~い呼んだ?」
と魔王の顔が映し出された
ビデオチャットみたいなものだ
「何もない洞窟で何すればいいんだよ!」
「あぁめんごめんご何も言ってなかったっけ
お前にはそのダンジョンを経営してもらうから
はいこれが資金」
とお金が転移魔法で送られてくる。
3万Gだった。
「魔物はどう召還するんだ?」
「魔物なんて召還できないよwww
せいぜい悪魔くらい
悪魔やめといた方がいいよ~
何でもやれやれうるさいから」
大魔王の後ろにあの時の女悪魔が
「なにか?」
「いやいやこっちの話だから気にしないで掃除してきて」
「かしこまりました」
「あっぶね~!
あいつ怒ると怖いんだ」
大魔王がおびえた顔をしている
過去に何があったんだろう・・・
「そんなことより魔物召還できないって
どうすりゃいいんだよ」
「魔物は街で売ってるよ
じゃ頑張ってねぇ」
ブツンッ・・・・・・
切れた。
転移魔法で地図が送られてくる。
とりあえず地図どうり街に行くことにした。
地図によると街の地下にある闇商店街にあるという
「お前何者だ」
門番らしき人に止められる。
えぇと?
「一応魔王・・・かな?」
すると門番は目を輝かせ
「魔王様が来たぞ」
なぜかイエーイ、ヤッホーなどの声があがる。
「ここは大魔王討伐から魔物を買いにくる客がいなくて困ってたんだ
あんたは神様だよ」
いやいや魔王ですけど・・・
出店を1通り見てみると
1番安い店で
ゾンビ5000G
スケルトン6500G
ゴブリン9000G
コボルト3000G
ハウンドウルフ10000G
だった
ゾンビは腕などを斬られても死ぬことはないが
遅く攻撃力も高くないし
とにかく臭いので却下
スケルトンは防御力も高く他のステータスもゾンビより高いので
メインにしていこうと思う
ゴブリンは力が強いが頭が悪く
命令を聞かないので見送り
コボルトは獣人だが戦闘向きではないので今はいらない
ハウンドウルフは素早さと攻撃力が高いが
値段も高いので1頭かな
結局スケルトン3体にハウンドウルフ1頭を買うことに
「ありがとうございます
これで今日は飯が食べられる
こいつらは感謝の気持ちですどうぞ」
とゾンビ3体とコボルト1匹をおまけしてくれた
ゾンビは墓場でいくらでも手に入るし
コボルトは売れないのでいいとのこと
礼を言って気になっていた他の店に行くことに
その店には100Gでスライム作成キットが売っていた。
気になったので5つ買ったらおまけで10個にしてくれた。
店をあとにした俺は転移魔法で洞窟へと戻った。
現在のモンスター
ゾンビ3体
スケルトン3体
コボルト1匹
ハウンドウルフ1頭
所持金0G
次回から長く書こうと思います