クライア討伐作戦
「なっ!ソルマお前も・・・・・・」
「あぁ俺も魔王になった。
俺もなるべく昔の仲間を殺したくない。
ここは手を引いてくれないか?」
「俺達のパーティから2人も道を外す者が出るなんて。」
「俺はお前等みたいに仕事が無かったからな。
これでしか食う術がないんだ。」
「前言っていた人助けというのは嘘だったのか。」
「まあね。俺も2つくらい村潰してるしね。」
「ソルマお前もか・・・・・・
城に言ってお前も働けるようにしてやるから
こんなことやめてこっちに戻って来いよ。」
「それは無理かな。この生活にも慣れてきたし。」
「じゃあ俺達が責任をとってお前等を倒す。」
「けっこうお前等は好きだったんだけどな・・・・・・
行けバミテス!」
「皆殺しでOKだな相棒!」
「お前ドラゴンも使えるのか!」
性格にはガーゴイルだけど
隠しておいたほうがいいか。
「ゴーレム行け。」
エクテスもゴーレムを襲いかからせる。
今は俺が抜けたため魔法使いがいないのでゴーレムを倒すのは至難の技だろう。
「お前がゴーレム使いって噂は聞いていたからな。ほいっ!」
ガンテが取り出した爆弾をゴーレムに投げつける。
これは厳しいか・・・・・・
「効かない。」
エクテスが放られた爆弾が爆発する前に切り落とす。
「さすがエクテスだな。」
クライアは1人でゴーレムの相手をしている。
ややゴーレムの方が押されている。
エレウスの回復魔法のせいか。
「バミデス!エレウ・・・・・・僧侶を狙え。」
「了解!」
バミデスがエレウスを襲う。
エレウスはメイスを出して応戦するが
その大振りの攻撃はバミデスに当たらない。
バミデスは攻撃をかわしながら首や心臓などダメージの大きい場所を狙う。
「エレウス!」
クライアがエレウスの元へ行こうとするが
「俺が相手だ。」
エクテスが立ちはだかる。
どちらも互角だがゴーレムとの戦闘でダメージを受けており
手数の多い相手に苦戦しているクライアが不利だ。
「今の内にゴーレムを始末してやるぜ。」
ガンテが爆弾をゴーレムに投げるが
俺が水魔法で火を消す。
「お前も邪魔するのか。
これだけは使いたくなかったんだが
あいつらが少しでも戦いやすくなれば・・・・・・
クライア!エレウス!伏せろ。」
「まさか・・・・・・やめろ!」
「じゃあな。みんな。」
ガンテが爆弾を両手に持ちゴーレムの中に突っ込んで行く。
もう水魔法は間に会わない。
防御魔法は4人分が限界か・・・・・・
ドッカーン!!!
ガンテの自爆により持っていたすべての爆弾が爆発した。
ゴーレムとガンテの命と共に・・・・・・




