エクテスの頼み
えぇ~!
あんなに止めたのに行くのかというクライア達への驚きよりも
エクテスが他の人に頼みごとをする事の方が驚きだった。
エクテスは基本的に人に頼らない男だ。
いつもはクールだが実は料理が上手く家事も出来ることを俺は知っている。
酷いときは毒と混乱状態で魔王に挑んだこともある。
あの時はクライアがいなければエクテスは死んでしまっていただろう。
そんなエクテスが頼みごとをするのは珍しいので
相当困っているのだろうと思い
すぐにエクテスのダンジョンへ行った。
「おぉいエクテス。」
ゴーレムは俺のことを覚えているようで襲いかかってこなかった。
「ソルマか。」
奥からエクテスが出てくる。
エクテスがテーブルに案内してお茶を出す。
お茶を1口飲み
俺はいきなり本題へ入る。
「お前はクライア達が来たらどうするつもりなんだ?」
「なるべく殺さない。
でもしょうがない時には殺す。」
まぁ俺がエクテスの立場だったら同じ考えだな。
もともと同じパーティとはいえ今は勇者と魔王の関係だ。
なるべく話し合いで解決したいが
俺達を狙わないでくれと言うのは無理な話だろう。
「俺も協力してやるよ。」
「助かる。」
「俺の作戦は・・・・・・」
こうして俺とエクテスのクライア追い払い大作戦が始まった。
短くてすいませんm(_ _)m
感想くれると嬉しいです。




