ねくろまんさー
「ん~とね死体は全部使った方がいいよね。」
何言ってんだこのバカ大魔王は。
「つまりですね。死体はモンスターに食べさせたりとか
アンデットモンスターにすれということです。」
「どうやってモンスターにするんだ?」
「やはりネクロマンサーじゃないと無理ですね。
商人にも出来る人がいますが
ダンジョンを発展させたいならば
専属のネクロマンサーは欠かせません。」
「でネクロマンサーは何処にいるんだ?」
「う~ん分かりませんね。
お役にたてなくてすみません。」
まぁどこかに固まって暮らしているわけじゃないんだから
そんなの分かるはずないだろう。
「あっ!そうだ知り合いにネクロマンサーいるぞ。」
さすが大魔王の人脈。
「どこに居るか分かるか?」
「たしか北にある魔獣の森の中に小屋があったようななかったような・・・・・・」
とりあえず他にあてがないため行ってみるか。
「分かった、ありがとうな。」
俺は大魔王との通信を切る。
「バミデスちょっと森まで乗せて行ってくれないか?」
「いいぜ相棒。
魔力があれば世界中どこまでもスーイスイだぜ。」
よしそうと決めたら早く行こう。
・・・・・・正直この死体のにおいは耐えられない。
バミデスに乗せてもらい魔獣の森へは簡単についた。
しばらく上空から見ていると
小屋を発見した。
「バミデスあの小屋の近くに降りてくれ。」
「ラジャー!」
バミデスは下降していくが
途中で
「やっべ!燃料切れだ。」
と言い石の姿へ戻ってしまった。
「うそっ!」
俺と石のままのバミデスが落ちた先は
ネクロマンサーがいるはずの小屋だった。
「いててて。派手にやったな。」
俺に魔力を入れてもらったバミデスが言う。
「魔力切れるなら切れるって言えよ!」
「ごめんごめん普通ガーゴイルは空飛ばないから
空飛ぶと魔力かなり使うのを忘れてた。」
「これどうするのよ。
小屋崩壊したぞ。」
「まぁ大丈夫じゃね。
それよりさ何か俺の下に人間の気配がするんだけど。」
それって・・・・・・
「バミデスすぐよけろ!」
よけたバミデスの下にいたのは
完全に圧死した少女だった。
「これやばくね。」
ネクロマンサーの家を破壊したあげくに
娘かお弟子さんを殺してしまったのだ。
もはやネクロマンサーが仲間になることはないだろう。
「お、俺は知らねぇぜ。」
犯人のバミデスは逃走。
俺も転移しようとした矢先
少女の体が光った。
えぇっ!天からのお迎え?
するとあきらかに死んだ少女が立ち上がった。
「いってて~。私死んだんでしたっけ
ってああ!私の家が無くなってるっ!
えぇっ!どうして・・・・・・
あっ!あなたが犯人ですね。
あなたが空から降ってきて私の家を壊したんです。
はいきっとそうです。
責任とってあなたの家に住ませてもらいますからね。」
ここから俺とおしゃべりな少女との地獄の日々が始まった。
最近短くなりすぎですが
書き貯めもないですし
夜の間しか書けないので
毎日書くには短くなってしまいます。
これからもよろしくおねがいします。




