ゴーレムさん
「2500000Gになりま~す。」
店に行くとミラから言われた。
「2500000G!」
やっぱりまとめ売りが良かったのか?
「この中に物理攻撃が効かない鎧があって
それが1500000Gになったの。
ていうかこんな物着てたら誰にも倒されないじゃん。」
たぶん頭にケルベロスが噛み付いたら死ぬんじゃないのかな。
「とりあえずこれ全部売っていいんでしょ。
もう待ったは無しね。」
そんなに良いものなのか?
魔法でも頭殴られても死ぬだろ。
「いいぞ買い取ってくれ。」
「やった~看板商品GET!
買い付けに行かなくて良かった~。」
ミラが2500000Gを現金で渡してくる。
こんなの持ちながら街歩いて大丈夫かな?
「また装備貯まったら売りに来るよ。」
「ばいび~」
ずっと思っていたがミラは
外見と中身のギャップが激しいな。
俺は紙袋に入れてもらった現金を持って
もう1度闇市場へ行く。
「2000000G手に入ったから
ゴーレムを注文したいんだけど。」
「うわぁ!すっげーこんな量のG久しぶりに見たぜ。
注文しといてやるよ。」
「ありがとう助かるよ。」
俺は500000G残し他を全て店主に渡す。
「1週間後に取りに来な。」
前払いなので逃げられたら困るが
門番がいるから大丈夫だろう。
俺は門番に逃げられないように行ってから
門番に残りの500000Gを渡す。
「これをみんなに配ってやってくれ。」
「えっ!こんなにいいんですか?」
「これで新しいモンスターでも入荷しといてと
伝えておいて。」
「魔王様が寄付して下さったぞぉ。」
門番が叫ぶと同時に俺は恥ずかしいので
ダンジョンへ戻った。
帰ったらゴーレムを設置する場所を用意する。
ゴーレムは睡眠が必要ないため
専用の部屋を作る必要はないが
爆弾に弱いので奥の小部屋をゴーレム用にする。
ここなら自爆特効でもなければ
爆弾を使われないだろう。
ゴーレムが手に入るのが楽しみだ。




