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魔王エクテスのダンジョン経営

「まずは財産全てでゴーレムを3体買った。」


エクテスは城で教官をしていたので

ゴーレムを買うだけのお金はあるのだろう。


「ゴーレムを使って村を襲った。」


簡単にレベルが上がるので新魔王なら1度は通る道だろう。


「10個ぐらい壊滅させて

奪った金でモンスターを買った。」


「1週間で10個とか凄すぎだろ!」


いくらゴーレムだからって1日に2回村を襲っている日が

あるなんて信じられない。


「エクテスはどうして魔王になったんだ?

城で働いているから魔王になるほど

金に困ってないだろ。」


「城は退屈。」


城で働いているのに退屈とは贅沢だ。


「そうか、ありがとう。」


俺は今度は転移魔法でダンジョンへと帰った。






俺はダンジョンに帰るとすぐ

偵察係のインプと通訳係のコボルトを呼んだ。


「最近村に兵器が設置されたりしなかったか?」


エクテスがあんなに壊滅させたなら

村が警戒してもおかしくない。


「兵器はないですが

勇者を用心棒として配備している村が多いそうです。」


仕事のない勇者達はエクテスのおかげで

働けるようになったのか。


勇者もいるならさらに戦力を拡大したいな。


俺は倒した勇者達の装備を売ることにした。


「じゃあ行くからバミテス留守番頼むな。」


「おう任せとけ!」


俺は5度に分けて町へ装備を運んだ。







いつも売っている店に何度も売りに行くと怪しまれるため

俺はいつもと違う店に行った。


「これを全部買い取ってくれ。」


俺は店の主人へ言う。


「さすがにこの量は買い取れないな。」


よく考えれば布・皮・木・金属様々な装備が

100人分以上あるのだ。

ゲームじゃないかぎりそんなの買ってくれるやつなんていない。


「そっか・・・・・・」


俺は肩を落とす。


「そうだ!うちの店で働いてたのが店を開きたいから

まとまった装備がほしいって言ってたぞ。

今連絡してやる。」


買い手が見つかるかもしれない

助かった。






「うわぁこんなにたくさんすご~い。」


来たのは女性だった。


「こいつは元々うちで働いていたミラだ。」


「よろしく~。」


ミラは背が高くスタイルも良くモデルのようだった。


「まとまった装備が欲しかったから助かったわ。

鑑定するのに半日くらいかかるから

夕方になったらまた来て。」


俺は夕方まで気になっていたゴーレムの値段を調べに行くことにした。




闇市場へ行ったがゴーレムはいないとらしい。

しかし


「ゴーレムが欲しいならうちが取り寄せてやるよ。」


と前にリザードマンを買った店で言われた。


「大体いくらぐらいするんだ?」


「2000000くらいかな?」


やっぱりゴーレムは高い。


「じゃあ貯まったら頼むよ。」


夕方までぶらぶらしながら

装備がゴーレムの半分くらいの値段で

買い取ってもらえることを願った。

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