根暗な空手少女あかり6話「堂々たる一歩 ~中学生編・学校トイレの衝撃~」
中学校に入学して1週間。あかりはまだ学校の雰囲気に慣れていない。
古い校舎で、廊下は少し薄暗く、壁は少し剥げてる。
制服のスカートがなんだか短く感じて、歩くたびに気になってしまう。
授業が終わって、休み時間。
今はまだ短縮授業でトイレに行く必要がなかったけど、その日、お腹が少し痛くなって、初めて女子トイレを探すことにした。
クラスメイトに聞いて、3階の奥にあると知る。
階段を上って、廊下を歩く。
(中学校って、広くて迷いそう……
小学校のときみたいに、みんな知ってる子がいない。
まだ友達も少ないし、根暗なままかも……
電車で痴漢撃退したけど、学校ではまた下向いてる。
堂々としてるつもりなのに、こんなところで緊張しちゃう……)
女子トイレの前を通る道に、男子トイレがあるらしい。
看板が見えてきて、あかりは自然にそっちを避けようとするけど……
男子トイレの入り口、ドアがない!?
ただの開いた入り口で、中の小便器が丸見え。
しかも、ちょうどタイミング悪く、男子生徒が何人か立って用を足してる。
お〇んちんを手に持って、シューって音が聞こえてくる。
金〇もぶらぶら揺れて、全部丸見え!!
あかり、足が止まる。目が釘付け。
(え……えええええええ!!!?
何これ!? ドアないの!? お〇んちん……いっぱい見えちゃってる……!!
道場でチラ見したのとか、露出狂のときとか、痴漢の想像とか……全然違う!!
本物が、こんなに普通に……揺れてる……金〇まで……
心臓バクバク……顔熱い……見ちゃダメ見ちゃダメ!! でも、目が離せない……
好奇心? それともショック?
小学生のとき、男子の着替え見て面白がってた私……今は中学生なのに、こんなの見たら……頭おかしくなりそう……
怖いのに、なぜか笑えそう……いや、ダメダメ!!
私、根暗だから、こんなとき声も出せない……逃げなきゃ……
でも、道場の金的蹴り思い出した。あの弱点が、こんなに無防備に……
男子たち、気づいてない……私が見てるって知らないで……
これって、私の秘密? それとも、みんな知ってるの?
中学校って、こんなエッチなところあるの!?
堂々としてるつもりだったのに……また、恥ずかしくて下向いちゃう……
でも、いつかこれをネタに、友達と笑える日が来るかも……?
私、もっと強くなって、この衝撃も蹴り飛ばす……!?)
あかりは慌てて目を逸らして、女子トイレに駆け込む。
個室に入って、ドアを閉めて、深呼吸。
(はあ……はあ……生きてる……
中学校、怖い……でも、なんか……目が覚めた感じ。
お〇んちん、見慣れちゃうのかな……私。
いや、絶対慣れたくない!!
でも、これも成長……? 堂々たる一歩の、変な試練……)
それ以来、あかりはその廊下を通るたび、目を細めて素早く通り抜けるようになった。
でも、心の中では少しずつ、好奇心と恥ずかしさが混ざって、
根暗な殻がまた一枚、剥がれていくのを感じていた。




