7
二回目のお出かけは約束通りリーゲルも加わった。最初こそ不機嫌だったニナだが、リーゲルがなるべく気配を消して少し離れて付いてきているのみに留めたこともあって、出かけている内に楽しくなって機嫌が直った。
そして、リーゲルが居るお陰で一見さんお断りな店も入れると知るとニナは毛皮を扱う店に行きたいと希望した。
「わー! ミョーの毛皮がある!」
真っ白でふわふわなミョーの頭付き毛皮を前にニナは大はしゃぎ。
「ミョーが好きだから毛皮になっているのは悲しむかと思ったけど、そうでも無いのね」
「それとこれとは別ー」
人里に現れて暴れたミョーは駆除される。それは仕方が無いので悲しくない。駆除されたミョーの肉は硬くて不人気だが、毛は軽くて柔らかいので高級品だ。
「欲しいなー」
店員に値段を聞くと、ニナが受け取っている仕送り一年分ほどだった。
「買えるわけ無いかー」
しゅんとしょげるニナ。
「どうしても今欲しいなら、私が買ってあげるわ」
エリスの申し出にぶんぶんと首を横に振った。
「ただでさえ、エリスに世話になってるのに欲しいものまで買ってもらうのは駄目」
校舎の修繕費をかなり立て替えて貰っているが、高価な物を強請るのは気が引けるらしい。ニナなりの線引きがあるようだ。
「でも、ミョーの毛皮は滅多に出回らないのよ?」
ミョーは飼育が難しいし、危機に瀕すると仲間を呼ぶことがあるので狩りの対象になることも少ない。人里での駆除も滅多にないことのため、かなりの希少品だった。
「うー、我慢しゅる……」
と言いつつも、未練がましく毛皮を見詰めているニナの様子に、エリスは贈る場合どういう口実なら受け取って貰えるか考える。ニナの誕生日は不明だから年始に誕生日の贈り物をしたし、三年へ進級できた時の祝いとしては値段が高すぎて受け取って貰えなさそうだ。悩ましいとエリスは小さく溜息を吐いた。
□
「ニナ嬢、少し落ち着いて、私の動きに合わせて下さい」
「ぬー……」
ダンスホールでの学科合同授業。今回はリーゲルがニナの相手を務めていた。エリスは自分の男性パートが下手だからニナも上達しないのかもしれないと思い、試しにリーゲルにお願いしてみたのだ。
ニナは眉間に皺を寄せてずっと機嫌が悪い。
「流石に足がかなり痛くなってきたので、わざと踏むのは止めてくれませんか」
「わざとじゃねーし!」
実際、わざとなのは最初の一回だけだった。
「これではいつも相手しているエリス様の足が心配ですね。エリス様の為にももう少し真面目に……」
「むーー!」
その時、リーゲルの背後にあった花瓶が爆散した。少しぞっとするリーゲル。
「ニナ嬢、破壊魔法は控えて下さい」
「勝手に発動するだけだもん!」
──花瓶のように爆散させられるのは回避したい。
「これから授業で破壊魔法を控えれば、ご褒美を差し上げます」
「おめーからのごほーび、いらねーから」
「先日の外出でニナ嬢が欲しがっていたミョーの毛皮」
ニナの動きがぴたりと止まる。
「でも、友達でも無いお前にあんな高いの買ってもらう訳にはいかない」
リーゲルは薄々感じていたが友人とは認識されていないことに少し衝撃を受ける。すぐに気を取り直す。
「爆散させられる危険が回避できるのなら安い買い物です。それに経済を回すのも富める者の務めです」
「そーか、ならいいかなー」
一転して上機嫌になるニナにリーゲルがホッとする。
それ以降、ニナはダンスがめきめき上達──することは無かったが、爆散魔法は控えたのだった。
ニナはダンスの授業で破壊魔法を控えるようになってから、ストレスで体調を崩し始めた。
「うーうー、ダンスの授業やだー。爆散させたい……」
すっかりしおしおになったニナを心配するエリスはダンス授業を担当する教師に頼むことにした。
「お願いします、ダンスが苦手な生徒は補習を受けるだけで単位を貰えるようにしてください」
「だが、前例が無いので、私の代でそういう措置を取る訳には……」
ニナの衰弱を見ていた教師も、気持ちは分かるが保身のために決断できなかった。
「お願いします……!」
エリスが深く頭を下げる。
「やめなさい、侯爵令嬢に頭を下げさせたと外に知られると私の立場が危うい」
「お願いします……!」
座り込み、額を床につける勢いのエリスに教師は慌てる。まさか侯爵令嬢がここまでするとは。
周囲の視線が集まり始めて教師が冷や汗をかく。
「あーーーー、もう分かった! 今年度限り補習で単位を与えるから、やめなさい!」
「ありがとうございます、先生」
エリスが晴れやかな笑顔で礼を言って去っていった。
成績優秀で品行方正なエリスだがニナが絡むと面倒になるなと、教師はげっそりした。
□
ダンスの授業で試験を合格せずとも補習だけで大丈夫になったニナは以前の元気を取り戻した。
破壊魔法を使うことも随分減ったので、リーゲルからご褒美を貰えた。
「ミョーの毛皮だあああ!」
ふわふわのそれを被ってきゃっきゃと跳ね回る。テンションが上がったニナは寮の部屋から飛び出した。
すれ違う人々が一瞬ぎょっとするが、気にしない。
森に住まうミョーの気分を味わいたくて、植物のあるところへ向った。
最初に花壇へ着いたニナは低木に花が咲いているのを発見。しゃがんで顔を近づける。すんすん嗅いでいると、少し遠くから複数の人の声と足音。
ニナが少し低木から顔をだすと、悲鳴が上がった。向こうからは丁度ミョーの頭部分だけが見えたようで、
「ひっミョー! あ、あ、殺される……!」
一人が倒れて、他の生徒が逃げ出した。
ニナは最初何が起こったのかわからなかったが、本物のミョーと見間違えられたのだと理解するとニンマリ笑う。
スキップしながら植物園へ向かう。
植物園で徘徊しながら、人の気配がすると陰からミョーの頭だけ出して脅かす。人々は倒れたり、逃げ出したりした。ニナますますご機嫌になる。
中庭の木陰でも人を脅かせそうだと、校舎へ向かおうとすると、背後に教師と騎士たちがずらっと並んだ。
「また、お前か。ニナ・シェンテ!」
ぴゃーと逃げ出すニナ。追う教師と騎士。追いかけっこは夕方まで続いた。最終的には疲れたニナが捕まった。
その後、ニナに待ち受けていたのは夜が更けるまでの説教。最初はぷーと頬を膨らませていたニナも毛皮が没収されると涙目になった。
再びしおしおになるニナ。エリスが珍しいお菓子などを作って元気づけようとするが無駄だった。放課後の勉強会も上の空で、窓を見て黄昏ている。
エリスは再び教師に頼み込むことにした。
教員室にて、
「先生、ニナの毛皮を返してあげて下さい」
エリスがニナのクラスの担当教師に頭を下げる。
「おい、やめろ。侯爵令嬢に頭を下げさせると……」
向こう側の教員机からダンス担当教師が助言する。
「次は床に額をつけて懇願してきますよ。シェンテが絡むとクライスは頑固です。さっさと毛皮を返した方がいいでしょう」
「しかし……」
しぶる教師に対し、本当に床に頭をつけようと屈みこむエリス。
「わかった! 今後毛皮を纏って徘徊しないと約束させることができるのであれば返す!」
「ありがとうございます、先生。必ず約束させます」
ミョーの毛皮を嬉しそうに抱きしめてエリスが去る。教師二人は顔を見合わせてやれやれと肩を竦めた。
□
試験を合格しなくても補習で単位を貰えるので、ダンスが上達しなくてもよくなったニナは現在ダンスホールの床に寝転がっている。
「ニナ、少しは真面目にしないと授業を受けていないと見做されるわ」
「えー、じゃあもうちょっと休んだらー」
そう言って隅のほうにころころ転がっていく。エリスは片手に頬を当てて困った表情をしながらも、転がるニナが可愛いのでほっこりする。
リーゲルもエリスも本来授業を受ける必要は無い、ニナの相手をする為に授業を受けに来ている。必然的に手持ち無沙汰になる二人。
「エリス様、私と踊っていただけませんか」
特に断る理由も無いし、久々に女性パートを踊るのもいいかもしれないとエリスは承諾する。
音楽に合わせて踊る二人。洗練された気品あふれる動きに他の生徒はダンスを止めてそちらに釘付けに。二人の周りだけ違う空気が満ちているようだった。
「流石、殿下とクライス様ね……」
「クライス様の婚約者が殿下で無いのが残念」
「本当に似合いのお二人だわ」
そんな会話が聞こえてきて、ニナは二人の方へ視線を向ける。リーゲルとエリスは微笑み合って、楽しそうだ。
何とも言えない感情がニナの胸を支配する。二人の傍にある柱を破壊して少し脅かしてやろうとニナが破壊魔法を発動する。
丁度リーゲルが柱を背に向けた時に爆散させるつもりが、リーゲルがターンしてエリスが柱側に。しかし、もう魔法はキャンセルできないタイミング。悪いことは重なるもので、柱はニナの想定以上に派手に爆散した。度重なる壁破壊によりダンスホール全体が何度も揺れていたせいで、柱にひびが入っていたのだ。
柱は砕け、爆発の勢いで瓦礫が飛び散る。一際大きな瓦礫がエリスの頭部を直撃した。倒れるエリスをリーゲルが受け止める。頭から大量に血が流れ始めていた。
「エリス様!」
「いやあああああ!」
「クライス様が!」
「だれか、医務室から医師を!」
ダンスホールが騒がしくなる中、ニナは目の前で起きたことが処理できなかったのか、受け入れられなかったのか、ただただ固まっていた。
エリスは一命を取り留めた。打ちどころは悪かった。しかし、エリス自身が遠のく意識の中で己に回復魔法を掛けて応急処置をしたことが功を奏し後遺症は残らなかった。
ニナは医務室のベッドに横たわるエリスに泣いて謝った。
「ごべんなざいー!」
鼻水を垂らしての号泣だった。
「いいのよ。命は助かったのだから」
涙と鼻水をハンカチで拭ってやりながらエリスが微笑む。
「でも、何故破壊魔法を使ったの?」
「前に花瓶爆散させた時みたいに、あいつ脅かそうと思った……」
あいつとはリーゲルのこと。
「殿下を脅かそうとしたの……。偶然私が柱側に背を向けていて良かったわ。殿下を怪我させていたら大変なことになっていたもの。もう殿下に向けて破壊魔法を使っては駄目よ?」
「うん……」
──ニナは私たちが二人で楽しそうにしていたからヤキモチを焼いただけ。本人も反省しているし、責めるのは可哀想ね。
「ほら、泣き止んで。いつもの元気なニナに戻って頂戴。ニナの元気が無いと私も元気にならないから……」
「……ん」
そう言うとニナが控えめに笑顔を作った。
これ以降、ニナはエリスに近づく男へ威嚇するのを控えめにしている。
そして、殺されかけてもニナの傍を離れないエリスを見た同学年は「女神という認識は合っていた」と思いつつ「最早ニナはエリスが産んだのでは?」と冗談めいて言うようになったのだった。
□
二年生でいられるのもあと少しになった時、エリスは父からの手紙を受け取った。
最初の一枚には、第二王子から婚約破棄を一方的に告げられたこと、既に国王も承認されていること、エリスを学園卒業後に勘当することが書かれており、二枚目以降にはエリスが何もかも悪いと罵詈雑言が並べられていた。何か重要なことが書かれていたら見逃してはいけないと全て読んだが、一枚目以外は本当に意味の無い手紙だった。
婚約破棄の最大の理由は「第二王子の友人を虐げた」らしいが身に覚えがない。夏のパーティ以降、あのルコットという一年と何度か遭遇した。その度にルコットはエリスをつかまえて、早口でまくしたててくる。エリスが何を言っても勘違いするので、最近は殆ど挨拶だけで無視している。
──まさか、勘違いしたまま被害妄想を膨らませていったのかしら。それとも無視したことを苛められたと思ったのか……。
どちらにせよ、殆ど言いがかりである。学園側に報告されても不都合は無いので放置しておくことにする。エリスは無実だとはっきり主張できるし、それが認められなくても苛め程度で退学になることは無い。
それより、勘当である。
──突然自由になるなんて。
卒業したら、再び心を殺してただ生きるだけのはずだった。エリスが嫌だと言っても第二王子妃という役割は無くならない。だから大人しく受け入れていた。それがまさか第二王子側から一方的に破棄して貰えるなんて思ってもみなかった。
第二王子も周りから散々エリスとの婚約は王族の務めと言われていたはずなのに、それを自ら放棄するとは。クライス侯爵家が第二王子派閥を抜ければ派閥は脆くなる。そうすれば王太子になどなれるはずも無い。それでも第二王子はルコットが苛められたこと(被害妄想)が腹に据えかねたらしい。
──なんにせよ、有難いことだわ。卒業後は平民になって、好きに生きられる。
まず、最初に思い浮かぶのはニナとともに辺境に行けることだった。
──それは確定事項として、問題はどうやって辺境で暮らしていくかよね。
王都であれば王立学園卒業生は就ける仕事が多い。だが、辺境ではどうだろうか。辺境は王国の一部でありながら、半ば独立した地域。王立学園を卒業したからといって良い職に就けるとは限らないかもしれない。辺境には辺境の名門校があるのだから。
それに、中央の元貴族令嬢が辺境に受け入れられるかも怪しい。しかもエリスは第二王子派だったクライス侯爵家の娘。何かよからぬことを企んでいると思われても仕方がない。
──そういえば魔法師団は殆ど貴族だけど辺境では受け入れられている。何か特技があれば……、でも私は少し回復魔法が使える程度。
辺境は魔族の国と隣接する諍いの絶えぬ地。故に魔法師団や神殿からそれなりに治癒術師は派遣されているはずだ。エリス程度が役に立つかどうか。
──まあ、卒業まで後一年と少しあるのだから、身の振り方はゆっくり決めましょう。
□
二年最後の課外授業は森で小型の魔物を討伐すること。ニナとエリスは勿論同じ班。二人の仲が良いこともあるが、ニナがミョーに遭遇したら確実に突っ込むので回復魔法を使えるエリスと一緒にさせておこうと教師陣は考えた。
案の定、ニナはミョーを見つけて突っ込んでいった。
「ミョーしゅきいいいいい」
「ニナっ!」
エリスの制止も聞かずにミョーに突撃。ミョーは自分の胴体にアタックしてきたニナを勢いよく振り落とし、前足で薙ぎ払う。ザクリと切り裂かれながらニナは後方の木に激突。それを見て「この傷では助かるまい」と判断したミョーは満足して去っていった。
「えへへへ……あれ?」
恍惚の表情を浮かべるニナだが、違和感を感じて己の右腕へ目を遣る。あるはずの物が、二の腕から下が、無い。
「ニナ!」
エリスが真っ青になって駆け寄る。同じ班の生徒はニナの腕から溢れる血が衝撃で動けない。
「エリスー腕が無いよー」
それは少し離れた所に落ちていた。エリスが引き返して急いで拾う。そして、切り離された腕と傷口を合わせる。
「それどうするのー……あ、後から痛くなってきた。いたたた……」
「大丈夫、ニナ!?」
エリスは深呼吸して呪文を唱える。それはこれまでエリスが使用してきた初級から中級の回復魔法では無い、高等回復魔法の呪文だった。高等回復魔法なら欠損も、部位が残っていれば治癒できる。
「エリス、高等回復魔法は……無理だよ……難しい……」
失敗すればエリスも反動で昏睡状態になる危険性がある。それでもエリスは呪文を止めない。
光の粒がニナを包む。呪文を唱え終えると、ニナの腕は元に戻っていた。
「おおー、何か腕重たいけど動かせる。凄い、エリス!」
「良かった、初めてだけど成功した……」
エリスは安堵してへたり込む。
「でも、エリスー。高等回復魔法は失敗すると怖いんだぞー」
「知っているわ。でも失敗はしない気がしたの」
「何で?」
最初の課外授業で回復魔法を使う以前、知識を詰め込んでいても使える気がしなかった。だが、目の前で死にかけているニナを見殺しにはできないと考えると成功した。
その時よりも、ニナはエリスにとって大事な存在となっている。ニナの為なら、どんなことでもできる気がしたのだ。
「所謂愛の力ね」
「愛かー、エリス誰にでも優しいもんなー」
そんな二人のやり取りを蚊帳の外で見ていた同じ班の生徒たちが「いやお前に対する愛だよ」と心の中で突っ込んだ。
□
今日は三年が主役の卒業パーティ。いつも通りニナはお留守番、かと思いきや。
「今日からニナはパーティに参加してもいいのよ」
今回のパーティは卒業式後に行われる。卒業式を終えた三年はその時点で卒業生となる。その為、パーティでニナの存在を知っても、第二王子派閥がニナをどうこうできないのだ。
本当は念のためにニナの参加は認められないはずだったが、エリスとリーゲルが頼めばすんなり許可された。
「やったーーーー! お肉だあああ!」
跳ねて大喜びするニナ。これにはエリスだけでなくリーゲルも微笑んでしまう。
ひとしきり跳ねてニナが疲れた頃にエリスは持っていた箱を彼女に手渡す。
「これはニナのドレスよ」
「えっ?」
蓋を開けて中身を確認する。淡い黄緑のドレス。触ってみるととても肌触りが良い。
「これ貸衣装?」
「いいえ、貴女にあげるわ」
「高そうなの貰えないー」
「これは私が子供の時分のドレスよ。ニナのサイズに合わせたの。私はもう着れないからニナが着てくれると嬉しいわ」
「そうかー、なら貰うー」
ニナがドレスを両手で広げてキラキラとした瞳で眺める。自分の体にあててみて、鏡で確認する。
「うーん、似合わない?」
首を傾げるニナをエリスが否定する。
「そんなことない、とっても可愛いわ」
「そうかー似合ってるかー、えへへ」
ニコニコと上機嫌になったエリスを見てニナも嬉しくなる。
「ええ、似合っていますよ」
と、同意するリーゲルにニナは、
「おめーに聞ーてねーから」
予想通りの答えが返って来て苦笑するリーゲルが小声でエリスに問う。
「エリス様がいくつの時のドレスですか?」
「十一歳の時の物です」
リーゲルがこのドレスを着た十一歳のエリスを想像していると、悪寒を感じた。ニナが冷たい目を向けてきていた。
──心を読まれた……!?恐るべき野生の感というべきか……。
ニナが破壊魔法を使わないかハラハラしたが、ニナはすぐに視線を外してエリスと話し始めた。
エリスを怪我させた件で反省して随分成長したなとリーゲルは感心したのだった。
□
そして、三人は卒業パーティに参加し、あのしょうもない断罪劇に巻き込まれる。