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コーチとの出会い


まだこの世界に慣れていないのか日差しが昇る前に起きた俺はホテルに泊まっている気分だった。

とりあえず風呂に入ったが蛇口を捻れば水やお湯は出るしシャンプーに関しては俺が自宅で使っていた物が置いてあった。若干の恐怖を感じながらも好意で用意してくれたんだと思い受け入れ使った。

冷蔵庫の中には牛乳やお茶の飲み物が、冷凍庫には冷凍食品が入っていたので適当に用意して朝ご飯を済ます。

テレビでも見て時間を潰そうと思ったがニュース番組しかやっていなく、特に面白くもなかったのですぐに消す。朝からグルメリポートなんて需要があるのか疑問だ。

他になにかないのかと部屋を見てまわるが1人暮らしの割に部屋数が多く広いのに家具や服などが必要なだけあるだけで特に面白そうな物はなかった。現在8時……絶妙な長さだ。そう思いつつベッドに横たわる。

遠くから自分を呼ぶ声がする。その声が近づいてきたと思った瞬間に頬が痛む。

ハッと目覚めると目の前にパキラが居た。

「何時だと思ってんの!もう11時よ!?なに気持ちよさそうに寝てるのよ」

そう言われ時計を見てみると本当に11時だった。寝てしまっていたみたいだ。美少女のビンタで目覚める朝は悪くないと思ったが、さすがに寝坊したやつがそんな呑気でいたら悪いと思い急いで支度をしに動く。

「外が明るくなる前に目覚めたんだけど、風呂入ったりご飯食べたりしたらする事なくなってテレビつけてもグルメリポートやってたりして暇でベッドに横になったら寝ちゃってたや」

そんな感じでありのままの事を言いつつ支度していると

「時間稼ぎのグルメリポートの再放送が終わったら夜勤明けの人向けに昨日の試合の解説が始まるのよ。タイミングが悪かったわね。でも暇だからってベッドなんて行ったら寝ちゃうに決まってるじゃない馬鹿なの?」

需要がなさそうだけど時間稼ぎなら適当にグルメリポート流しててもおかしくはないかと小さな疑問が解決したが俺は完全に呆れられてしまったようだ。


支度を終えポーターで転送してもらった俺は係の人に謝ってからそのままもう1度転送される。

転送された先は練習場らしい。大まかな説明しかされずに1人で送られたが、転送先の部屋に1人の男の人がいた。

「やあ新人くん。初日から寝坊なんて大物だねぇ。きっと大成するよ。僕は選手兼任コーチのシュンフォンセ。本名じゃなくて登録名だからシュンと呼んでもらって構わないよ。君の専属コーチとして当分面倒みる予定だからよろしくね」

のちにこの世界では本名でプレーせず、芸名のようにみんな本名と別の名前を登録してプレーしていると知る。そういうシュンは少なくとも俺より一回り年上なのだろう。綺麗に髭も生え揃っておりカッコよくガタイもいい。突然プロの凄さを痛感し返す言葉が出てこない。

「どうした?緊張でもしているのか?寝坊した事は怒ってもいないし俺も日本からの転移者だから敬語なんか使わずフレンドリーに接してくれていいぞ」

そういう彼は10年前に来たとのこと。転移者の先輩と知り多少緊張が和らいだので聞かれた事に対して答えながら外に出る。

「では、まずは魔力を使う練習をするよ。魔力は全身どこからでも出す事はできるけど、垂れ流しにするのは勿体ないから必要な時に手や指から出す事をまず目標にしよう。えーと……君が気絶している間にされた魔力量の検査結果では現時点では平均より上か。妥当な量だね」

待て待て待て。え?薬を飲まされただけじゃなくて検査もされてたの?好き勝手してくれてるなぁ。しかも魔力量が平均より上って本当にこのチームの補強になっているのか?

「あー……ちょっと驚きと落ち込みを合わせたような顔をしているけど、魔力は使っていると増えていくから、目覚めたばかりで平均より上ってのは多い方だよ。むしろ妖精族くらいまで増える可能性も大いにあるから安心してくれ」

筋肉みたいに使えば増えるからと説明され安心はしたが、気持ちが表情に出てたとは知らなかった。そりゃあ昨日もエイベットに心の中を見透かされた気分になるわけだ。試合中はポーカーフェイスが上手いと言われてたけど、試合以外は表情が緩むタイプだったのか。恥ずかしいから気をつけよう。

まずは全身に今までは感じた事のない流れがあるからそれを感じろと言われたので、目を瞑って集中してみる。昔、漫画で見た事がある気がするがそれは置いといて集中する。そうすると汗のようにじわぁと全身から漏れ出してる物がある事がわかった。全身に力を入れてみると止まった。

「へぇ。もう魔力を感じて、止めちゃったんだ。でもね。身体に力を入れて止めていたらそのうち疲れちゃうよ?もっと魔力を感じなきゃ」

そう言われたので、もっと集中して今度は魔力に力を込めてみようと頑張る。だが、感覚が分からず上手くいかない。そうしていると、

「じゃあ指先からだけ魔力が出るようにしてみて」

と言われた。これってステップが1つ進んでいるんじゃないかと思ったがとりあえず言われた通りにやってみる。

やり方もなにも分からないが指先に意識を集中し続けるとほんのり指先が温かくなってきた気がする。それからずっと指先に集中しているが、どれだけの時間が経ったのだろうか。指先がほんのり暖かい気がするだけでそれからなにも変わった気がしない。シュンもアドバイスどころか声すらかけてくれない。無の中の孤独のようだ。この世界では魔力を使える人はみんな鉛筆や箸を使うように魔力をコントロール出来るらしい。転移してからまだ1日しか経っていないとはいえ、すぐにそれが出来ない俺がこの先活躍する事は難しいだろう。そのようなネガティブな思考に陥り始めたところで肩に誰かが触れる感覚がした。

「だいぶ集中していたようだね。僕のこの眼鏡は度が入ってなくて、代わりにサーモグラフィーみたいに魔力に色が付いていて放出された魔力の動きが見えるんだよ。試合中に付けていたらサイン盗み以上の罰を与えられる禁止事項だけど、練習時や他の職業の人が使うことは多いかな。映像をスマホみたいな端末に送って後で見返す事もできるからこれを置いといて1人で練習もできるよ」

そう言いながら映像を見せてもらうと自分で感じたように最初は汗のようにもわぁと全身から出てたものが段々抑えられて、少しすると指先だけからもわぁと出てきた様子が出てきた。集中してた時は長い時間やっていた気分だったが、映像の時間を見てみると数分の事であり気の所為だった事がわかった。

そうすると

「俺の時は2,3日かかったから気長に頑張って。俺は自分の練習をしてくるからなんかあったら呼んで」

と言葉と無線機のような物を残し去ってしまった。コツを聞きたかったけど、教えてくれそうになかったから自力でどうにかするしかなさそうだ。とりあえず目を開けながら力を入れてやってみる。


数分後。録画された映像を見てみると通常時に比べたら少ないが微妙に身体から魔力が漏れ出ていた。その後も目を瞑って力を入れてやって感覚を確かめてみたり、目を開けてその感覚通りにやってみたり、指先から魔力を出そうとしてみたりとさっきやった事やそれ以外の事も色々と試しながらやってみたが目を瞑って力を入れた時しか思い通りに魔力を抑えられなかった。

そんな感じで特に収穫もなく今日の練習が終わり帰る事になった。帰る時にシュンと会ったが、

「どう?ちゃんと魔力をコントロールできるようになった?」

とニヤニヤした顔で聞いてきただけで特になにもなかった。

シュンは専属コーチと言っていたがアドバイスどころか特になにかしてくれるわけでもない。だが、俺はプロ、そしてシュンも兼任コーチをしているとはいえ立派なプロなんだ。俺にばかり構っていられるわけもないし、俺もプロとして1人で早く1人前にならなければいけないのだろう。

しかし、このまま魔力を制御できずにいたら1軍どころか2軍の試合にも出られずに給料泥棒と野次られる事になってしまう。そのようなネガティブな思考で一杯になりつつ練習場から移動し寮の食堂を借りて夜ご飯を食べた。


暗い気持ちでご飯の味もよく覚えてない状態で家に着いた俺はまだ1日目なのに今までにないくらい心身共に疲れ切っていたため風呂へと直行する。

「ふぅ〜疲れたぁ〜」

湯船に浸かると無意識にそんなおっさん臭い言葉が出てきたが、頭の中も身体もしっかりリラックス出来ているのだと実感する。そして、そのリラックスした頭が焦りや苛立ちが原因で集中しきれていなかったのではないか?それなら今のリラックスした状況なら成功するのでは?そう訴えかけてくる。

思い立ったが吉日。軽く身体を拭き玄関に置いた例の装置を取りに行く。そういえばシュンはこれを渡した時に視界が悪くても水中でも使える防塵・防水機能付きと言っていたが、あれはただの使い方説明していただけではなかったのか。適当にスルーしていたがこういう事だったのではないか?

成功への一筋の光を見つけたかもしれない。そんな希望に満ちながら風呂へと戻る。

だが意外と風呂場に物を置けるスペースはなく色んな場所にとりあえず置いてみようと四苦八苦した結果シャワーのホースにどうにか眼鏡を付ける事に成功した。

ふぅ〜変に苦戦したから湯船に浸かると自然に力が抜ける。寝落ちしないよう気をつけながら数分湯船に浸かり、いい感じに温まったので出る。

映像を確認すると力を入れてないのに魔力は一切漏れ出していない。これは成功と言っていいだろう。

そもそも力を入れて魔力を止めろとは言われていなかった気がする。勝手に沼に落ちてハマりにいっていたのかもしれない。シュンはそれをわかってわざと魔力を感じろと言って俺の苦戦する様を楽しんでいたんじゃないかと思えてきた。

だが、リラックス時に魔力を止めることができても指先からだけ出すことはできないし、試合中にリラックスしながらプレーをできるとは思えないからリラックスしていない時でもコントロール出来るようにならなければならない。

リラックス時の感覚をものにするべくベッドの上で録画しながらリラックスしてみる。眠気に襲われるがそれをなんとか耐えつつ魔力に意識を向ける。


バッと勢いよく身体を起こすと朝だった。なにかを掴めたと思ったらいつの間にか睡魔に負けて寝てしまっていたらしい。でも、寝る前のあの感覚は微かに覚えている。

時計を見るとまだ時間に余裕があったから夜に寮の食堂から貰ってきた残り物を温め、食べながら一晩中録画されていた映像を見てみる。

記憶にある限りの寝る前に近い時間から進め、なにかを掴めたと思ったタイミングを探す。そうすると完璧に魔力が抑えられ、体内の魔力の濃度が濃くなっていくタイミングがあった。なぜ濃くなっていくのかはわからないがこれがあのタイミングなのだろう。そう思いその時間をメモして、寝てる間の魔力も早送りで見てみる。だが、風呂の中の時と変わらずリラックスした時の魔力の抑えられ方をずっとしていた。


そして今日はしっかり10時には自宅のポーター前にいる事ができ、難なく練習場へと到着した。

やはり表情に出ていたのかシュンは顔を合わすなり

「やあ。なにか掴めたようだね?昨日の思い詰めた顔とは真逆の晴れやかな表情をしているよ」

とにこやかに言ってきた。表情に出ている事を指摘され、また表情に出ていたらしく

「そんなムッとした顔しないでよ〜」

とまた昨日のニヤニヤ顔で言われる。わかってるなら言わないでくれと思うが親しくしてくれている分にはやりやすいから言わないでおく。

気持ちを切り替えて魔力が濃くなったシーンを見せて要因を聞いてみる。

「これは魔力を止めるだけじゃなくて、魔力に力を入れられているね。君は魔力が動き始めて間もないから少し使うだけですぐに成長する。だからこれは魔力が成長して増えようとしているところだね。魔力量が増えるって事は濃くなるって事だからその時の事を思い出しながら自分の力を発揮しやすい場所を探して頑張ってみて」

やはりこれは進歩の証だったんだ。それがわかっただけでやる気も元気もどんどんみなぎってくる。

2軍球場のような練習場だったから外野フェンスの先の緩やかな坂になっている場所に寝そべって意識を魔力に向ける。

すると身体が感覚を覚えていたのかすぐに寝る前のあの感覚がやってきた。ここから魔力を指先に向けようと指先の方に意識を動かす。

だが、やはりそう簡単には魔力は動かせない。一旦中断し、映像を確認する。そうすると身体の中を流れていた魔力が少し濃くなる様子が映っていた。ここからあと1歩進むにはなにが必要なのか。ぼんやり考えながら心地よい風を受ける。ふと頭の方を見るとスコアボードの影に隠れてボールが落ちている事に気づいた。

ここが2軍なのか3軍なのかはたまたそれより下なのか知らないがちゃんとした球場なのだから試合をするのかもしれない。その時に誰かが打ち込んだのか練習時に飛んできたのかわからないがそのボールを手に取る。

初めて触れるこの世界のボールは日本の硬球に比べザラザラしていて、滑りにくい印象がする。魔力を入れるために小さな穴でも空いているからザラザラしているのかな?などと考えながら、一昨日まで自分の世界でボールに触れていたのに懐かしく感じていた。

ボールを投げる時にボールに魔力を注ぐんだから、ボールを持ちながら指先に魔力を込めれば後で苦労せずに済むんじゃないか?そう思いやってみる。

すると自然と魔力を動かすイメージが浮かんできて、指先が温かくなってくる。むしろ温かいというより熱い。これが魔力の力なのだろうか。そう思っているとボールが勝手に震えだしてきた。指先の魔力の影響なのかそれともボールに魔力を注ぐ事に成功したのかわからないからとりあえずボールを置いて映像を確認してみる。すると、体内の魔力が濃くなりそれが徐々に指先に集まってそのままボールの中に薄っすらと入っていく様子が映っていた。

これは成功なんだろうとシュンを無線機で呼ぶ。すると、そこで待っていてほしいと言われた。しばらくするとシュンがやってきた。

「シュンも練習していたのにすみません」

シュンは横に首を振ると

「そんなこと気にしなくていいから見せてみて。あっ、なるほどボールを使って感覚を掴んだのか」

途中で地べたに置いたままのボールに気づきそう言った。

映像を見せ、待っている間にもやって感覚を完全に掴んだボールに魔力を注ぐ行為を見せた。するとシュンは驚いた表情で

「ほぉ〜今日1日でそこまでいくなんて早いなぁ。素質の塊だよ」

そう言い素直に褒めてくれたが、

「でもね。そこからが難しいから喜びすぎないようにね。今日はこのままこれから持ってくる練習用のボールに魔力を注ぐ練習して完璧に魔力をコントロールできるようになっといて」

そう言われたが一緒に練習用のボールを取りに行く。重かったがこれも特訓と思い1人で運ぶことにした。

シュンが言うには十分に回転をかけられる量の魔力をボールに注ぐと光るらしい。本来小さい子や学生向けの物らしく、この世界の野球少年はみんなこれで適正なボールに注ぐ魔力量を知り覚えていくらしい。カゴ2つ分にぎっしり入っているそのボール全部に魔力を注いで光らせる事ができたら次のステップに入ると言っていたが、なにかきっかけがあり今の薄っすらとした量ではなくちゃんとした人並みの量ずつ注げるようになる事が前提だが、今の俺の魔力量的には最低3日はかかるボール量とのこと。だからコツを掴むのが遅くなる可能性も大いにあるから3日以上かかってもいい。だから焦らずゆっくり丁寧に噛み締めるようにやるようにと念に念を押すような形で言われたので感覚を忘れず身体に叩き込むようにやるとしよう。


そして練習終了の時間に。ボール練習初日は開始時間が遅かったのもありコツは掴めず薄っすらとした量で注いだボール1つだけ光らせる事ができた。だが、予想以上の量を注ぐことや魔力や体力の消費に加えて集中力もかなり使うため、昨日以上に疲れた。

急いで帰って風呂の中で寝たいくらいだったがそれは危ないためシャワーだけで手早く済ませ、そのままベッドに向かい、横になった瞬間ぐっすり眠りについた。


なんとか起きれたが昨日ほどの晴れやかさもスッキリ感もなく明らかに疲れが残っていた。正直朝ご飯はいらない気分だったが、プロでは食事もトレーニングの一部というのは有名な話であり体づくりに必要なのは事実なので無理にでも食べる。

若干の気持ち悪さはあるがなんとか食べ切った。でも、時間もギリギリで早く支度をしてポーター前に行かなければならない。徐々にプロの洗礼を受け始めている俺はなんとか時間通りに練習場へ着いた。

そして今日もボールに魔力を注ぐ作業をしなければならない。昨日1個やっただけでこの疲れ、それも2ケース分やるとなると終わる頃には次のステップにいける体力や気力は残っているのかと不安になる。

またネガティブな考えになってきているとすぐに気付いたため、始めたばかりだがキリのいいところで中断しストレッチや軽いジョギングで気分転換をする。

こっちにも地域によって四季はあるらしく、このサブの街には四季があるとのこと。そして今は日本と同じく夏らしいのだが、日本より涼しく感じる。行ったことはないが夏の北海道はこんな感じなのだろうなと思いながら風に癒される。

思いのほか気分転換に時間を使ってしまっていたので急いでボールの方に取り掛かる。

さっきまでは座りながらやっていたから段々と猫背になっていてネガティブになっていたのかもしれないと思い、実際投球する時は立ってやるから立ちながらやってみよう。そしてそのまま投げる動作までいけるようになりたいが、魔力を注ぎきるまで時間が長いからテンポが悪そうだなと思いつつやっていたら、今までに比べ注ぎきるまでの時間が格段に早くなっていた。

もしかしたら俺はイメージ力が魔力の操作に影響するのかもしれない。また自分を1つ知り、そのままコツを掴み始めていた。そして今日の練習が終わる頃には1ケース目の3分の2が終わっていた。このペースなら明後日には終わらせられるという希望に満ち溢れていた。

その希望のおかげか家に着いた時の疲れが昨日よりはマシに感じた。でも、昨日と同じくシャワーだけで済ませ早く寝た。

ボール練習3日目は目覚めも前日よりスッキリしており、練習自体も完全にコツを掴んだのか予想していたより多く、2ケース目の3分の2まで終わり、実質1ケース分を1日で終わらせた。

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