第百四十一章 新たな分野への進出
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クァトロの全将校、部員に待機を発令。現地踏査の為に人員を先行派遣しようとして、アルメニアの言語が現地語とロシア語なことに気づき、部員での話者を想像すると意外と少ないことに気づく。ロマノフスキーだけという方が早い。
――おっとこいつは参るな、さてどうしたもんかな。英語の解る奴くらいは向こうにもいるだろうが。
要塞執務室で手が止まったのを目ざとく見つけたのはやはりエーン大佐だった。目の前にやって来るとじっと島を見詰める。
「何も言わずともいつもこうやって支えてくれるんだな」
「自分は閣下の為にのみ在りますので。何なりとご命令下さい」
胸を張っていつものとんでも宣言を繰り返す。幾度も聞いている内にエーンはそういう存在だと感じてしまって居るあたり、お互い様になっている。
「うむ。ロシア語の話者が全く足らん。フランス語か英語を理解する通訳を適宜用意しろ」
「バフェスタァフ!」
満足した表情で了解しましたと残し部屋を出ていく。きっとこういう日があろうかと用意していた者がいるのだろう、驚きの要員を並べられるに違いないと島は確信する。サルミエ少佐が執務室へとやって来る。最近あちこちと動き回ること多くもっとも忙しい人物の一人。
「ボス、ブニェニェジ中将より派遣軍への各種許可書類を頂いてきました」
ルワンダ軍総司令官ブニェニェジ中将。拙いながらも一所懸命に軍をまとめようとしている姿が聞こえてくる、首都警察副署長ニャンザ警視長や首都警備司令モディ中佐からも肯定的な声が寄せられていた。
「概要を」
「ルワンダ軍より任意の将兵を指揮下へ移す権限。軍事予算の執行。既存の装備品の持ち出し権限。国内での特別徴兵権限です。それと外務省より、ボスの高級武官として外交官特権の付与が承認されたと、アルメニア政府より返答があったとのことです」
一つ一つを吟味する。ルワンダ内からのあらゆる人材の徴兵を可能にしている、特技兵が必要ならばこれは福音と言えるだろう。軍である以上は予算は必要になるし、素手で赴くわけにもいかない。
「あまりルワンダに負担を強いるわけにはいかんが、今回はスポンサーがついているからな。それにしても外交特権は久しぶりだな」
パラグアイへ行った際にそういうのがあったのを思い出す。これがあるからルワンダ人になる必要があった、奇妙な見た目なのは気にしない方向で行く。
「経歴を編集可能ですので、後程ご自由にどうぞ」
公式に詐称するのを許されたという変な状況に苦笑してしまう。大切なのはそんなことではないと解っているので突っ込みはなし。コツコツと足音が聞こえてくる。
――ん、この音は。
すっと立ち上がると部屋に備え付けられている冷蔵庫から缶ビールを取り出す。真っ昼間から飲むのも悪くないが、生憎と自分用のつもりではなかった。ひょっこりと現れたのはよれよれの汚いコートを着たもうすぐ初老と呼ばれるだろうボサボサの髪をした男。
「きたな、まずは気付けの一本いっとけ」
「へへへ、ボスいただきやす」
手渡ししてやりソファに座らせると、自分も対面に座る。相変わらずサルミエを始めとした部員からは嫌な顔をされているが、島は一切気にせずに笑顔で迎え入れる。結構な古参になってはいるが、どうにも他者との相性は良くない。それでもエーン大佐やプレトリアス連中とは通じ合っていると言えるかもしれない。
至宝の銘酒でも飲むかのような満足気な顔になると、一気に腹に収めてしまう。別にビールが好きなわけでも、喉が渇いていたわけでもない。こうやって自分を認めてくれている相手が居てくれて嬉しいからだ。
結果を急かすわけでもなく、黙って喋り始めるのを待つだけ。サルミエなどはじっと睨んでさっさとしろと言わんばかりだが。
「現地は一触即発の雰囲気でさぁ」
「そうか。行く前にドカンとやられないかだけが心配だな」
そうなったからと責められるわけではないが、日本旅行が立ち消えになる可能性があったから。そんな事情を知っている者は居ない、不安というよりは残念というのがより適切だろう。
「原発がってならまだ大丈夫でさぁ。混乱が起こって統制が乱れたらようやくって感じで」
「というと?」
「場所的に考えて、いくらアルメニアが憎くてもアゼルバイジャンに及ぼす核被害が不透明すぎて、軍は攻撃を控えるってことでさぁ」
攻撃するぞと脅すことはあっても、実際にしてしまえば自分も大被害では話にならない。核施設に手を出して得することなど皆無だ。
「統制が欠けても軍が攻撃しないならば、まだという表現はおかしいな」
微笑すると会話を楽しむ。この先どれだけ驚きの実情を披露してくれるのかが楽しみで仕方ない。
「アゼルバイジャンにテロ集団が潜り込んでるんで。シリア国民軍の数が多いはず」
「またあいつらか!」
シリア国内でもちらほら名前を聞いたトルコ系の厄介者。近隣国家だ、当然シリア人もアゼル人も居ておかしくない。非公式の存在なのでアゼルバイジャン政府は当たり前のように否定するが、傭兵の一種として居場所を与えられている可能性は高い。
「イスラム国の騒動が下火になって、あっちで経験を積んだ奴らが指導者層として来てるって感じでさぁ」
実戦経験を持ったテロリスト、これほど厄介なものはない。たとえ逃げ回っただけだとしても、生き残ったという実績こそが経験になっている。
「大統領がチラッと話していたのがそいつらか。だが対抗可能だ」
今回は民兵ではなくクァトロを直接指揮して、表立って行動する。それならば出来ないはずはないと逆に相手を知って納得すらしてしまう。が、そこでコロラドがいつもの追加情報を差し込んで来る。
「もう一つ、トルコの極左組織が絡んできてまさぁ、イカレ野郎が」
極左でも極右でもそうだが、そういう振り切れる思想はろくなことをしない。集団全体が染まっているので、滅多に外に情報が漏れないという特徴を持っているが、そこがコロラドだと身を乗り出す。
「で、その正体は?」
「共産革命人民解放戦線」
「控えめに言っても災いをもたらす名前だと思うよ」
頭を左右に振って絶対に関わり合いたくない集団なのが即座にわかる名称だと称賛してやる。インパクトは最高峰だろう。
「反米、反NATOの奴らで、ソ連と中国の流れを汲んでいるイスラム原理主義組織。軍旗はその二つを足してそのままの代物で」
ソ連の鎌と鎚、中国の共産党と人民の星、ベースは赤。苦々しい記憶を呼び起こさせてしまう。
「人類史上の最悪を凝縮したような存在だな! というかよく調べられたな」
「へへへ、まあそこは」
後頭部に手をやって照れてしまう。国家の情報部が何年もかけて探って来るような内容を、たったの数日で調べて来る驚異の諜報能力に脱帽してしまう。
「決して話し合いが出来るような相手ではないし、冗談ではなく核を狙ってくるだろうことも解った。ありがとうコロラド、いつもとても助かる」
座ったままだが頭を下げてその働きに謝意を示した。
「ちょ、ボス! 俺はそんな、別に大したことじゃねぇです!」
「そんなことはない。これ以上ない有用な情報だ、お前の功績は決して軽いものではないぞ」
真っすぐに瞳を覗き込んで行動の全てを認める。コロラドは唇を噛んで他に何か無いかを必死に思い出そうとした。
「あ、そういえば、最近はUAV無人航空機の利用が極めて盛んだって話が。特にあの辺りは山がちで力を入れてるって」
「うーむ、そうだな。航空戦力だけでなく諜報や中継、色々な使い道がある。こちらも何か用意していかんと具合が悪いかも知れん」
ぱっと思いつかなかったが部員を集めて話をすべきだと覚えておく。
「今はそのくらいでさぁ。もう一度現地に行って、もっと詳しく調べてきやす」
「頼むぞコロラド。近いうちに俺もエレバンへ入る」
「じゃあちょっくらいってきやす!」
不気味な笑顔になり立ち上がると、そそくさと執務室を出て行った。
「さて無人航空機か、どうしたものかな」
独り言を聞こえるようにすると、サルミエ少佐が助言してきた。
「クァトロ開発部でしたらロマノフスキー准将が統括責任者で、オビエト先任上級曹長が担当下士官です」
「オビエトをここへ」
――なんだその開発部ってのは? まあいい、当人に聞けばわかるだろう。
何食わぬ顔でそう言うと自分のデスクへ戻って空いた時間で書類決裁をすることにした。呼び出しをかけると直ぐに駆け足で訓練場から上がってきたようで、思いのほかかからずにオビエト先任上級曹長がやって来る。シリアでの従軍功績を鑑みて、昇格をはたしていた。
「オビエト先任上級曹長出頭致しました!」
パラグアイからついてきてすっかりクァトロにも馴染んだ二十六歳の下士官、戦闘は今一つではあったがロマノフスキー准将が側に置いて色々と雑務をこなせるようになったものだ。案外副官業務をやらせるとうまくこなすかもしれない。
「うむ。無人航空機の類だが、オビエトはどう見ている」
――というお茶を濁したかのような問いかけからってのが今の俺だ。後で編制を確認しておこう、開発部とは。
「はっ。米軍を始めとして、イスラエルやロシアが力を入れて開発運用をしている分野で、昨今の戦場だけでなく民間分野でも成長を見込まれているものと確信しております」
アメリカ、イスラエル、日本が多く開発している、共通問題として兵士の死傷に国民が敏感な国だ。ロシアと中国は純粋に戦力化出来るだろうと開発を行っている。
「クァトロでの運用についてはどうだ」
「ラッカでの実績は顕著でした。戦術的には衛星の目よりも遥かに利用しやすく、部隊単位での運用も可能です。中長距離偵察はまだ事例が少なく評価は出来ません」
ハンドディスプレイに敵位置を示すポイントと、実際の航空画像が現れて敵の装備すら把握可能となれば有利どころの話ではない。冗談ではなく朝食のバナナの本数すら調べられてしまう。
「今後のことについて詳しく話をしたい。担当者を呼び改めて場を持つ。マリー中佐にも諮り準備が整置い次第報告しろ、俺も出る」
「ヴァヤ!」
敬礼をして執務室を出ていく姿を見送ると、サルミエを呼ぶ。
「開発部についての資料を持って来てくれ」
「承知しました」
二十分ほどで持ってきたのは薄いファイルだった。どれどれと島がページをめくってみると二部に別れている。
――野戦食開発部門。野戦食についての責任者はトスカーナ少尉、誰だこいつは?
必死に思い出そうとしてようやく記憶から引っ張り出した。
――フィリピンの時に入れた奴だな。オラベル曹長を失った作戦だ。司厨長は四年経ってもまだ少尉だったか。
軍には色々な奴がいる、わかってはいてもやはり戦闘部門に目が行ってしまうのは仕方ない。デリゾールでロマノフスキーがそれなりに使っていたのを島は知らないだけともいう。
――特殊装備開発部門。担当者はオビエト先任上級曹長、責任者将校は充てられずで兄弟がそれらを統括。これからはそうもいかんだろうな、誰を据える? 若い奴が良いな、候補は四人か。ゴンザレス、レオポルド、サイードにストーン。偵察に活用するならストーンが丁度良いな、すると下士官も付けてやりたい。
部隊の下士官リストを取り出す。シリアの一件が終わってから二人増えていた、ドラミニ上級曹長とムーア曹長。能力や相性を考えればドラミニをつけるのが良いだろうと解ってはいたが、もっと先を見るべきだと悩む。
「ストーンにはムーア曹長を使ってもらうとして、ドラミニ上級曹長にはゴンザレスを鍛えるようにさせるか」
部隊能力の底上げ、経験豊富な下士官には若い将校を補佐させるべきだとし、ストーンの負担を増やすことにした。この位はこなすだろうと判断してのこと。といってもストーンとゴンザレスは同じ年、能力的な差は経験の差だ。
三日後、キガリのレストラン・アフリカの星で昼食をとりながら話を聞くことになった。この後で軍総司令部に用事があったからついでの形で。そのあたりの手配はサルミエ少佐に全て任せていたので、島は言われるがままに動いていた。
当然貸し切りランチということで、テーブルを囲んでいる二人の若者は恐縮してしまっている。
「ボス、こちらがアメリカから来てもらったジェフリー博士と、クルーガー博士です」
オビエト先任上級曹長にスペイン語で紹介されて、おや? と思うが島は頷いた。席についているのは島と招いた二人だけ、他の者は全員起立している。
「初めまして、ジェフリーです。カリフォルニア工科大学で工学博士としてドローンを専門で研究しています。こちらは一つ後輩のクルーガー、同じく航空学博士で無人航空機を研究しています」
眼鏡で短髪細身のジェフリーと、ロン毛でデブのクルーガーだ。昨今ハーバード大学を抜いて、世界の高等教育機関でトップをとり続けている。カリフォルニア州は元々メキシコだった経緯があり、四割弱がスペイン語のネイティブでもある。
「ルンオスキエ・イーリヤだよろしく頼むよ。そう固くならないでいい、別にとって食ったりはしないさ」
一般市民相手に凄んでも仕方ない、柔和な笑みを浮かべて与しやすい人物だとアピールする。ジェフリー博士も大口客だと知っているので、多少は緊張を和らげる。
「商談があると聞いたのですが」
「ああ、うちでヘキサドローンってのを購入したようだが、他にも扱っているかな」
市販品の百倍を支払って特殊な大型ドローンを仕入れていたのを知ったのはつい数日前だった。別に金額的には大したことはない、小銃を二十丁前後買ったのと大差ない。二人の若い博士は視線を交わしてから、テーブルにファイルを差し出す。
「一応まとめてきました、どうぞご覧ください」
サルミエがファイルをとってきて島の手元に置く。そこにはスペイン語ではなく英語で書かれた資料が入っていた、大雑把な価格も含めて。一枚一枚をサラッと流し見して閉じてしまう。ジェフリーが少しだけ残念そうな表情を浮かべるのを見逃さない。
「なるほど、色々とあるものだね」
「お気に召しませんでしたか」
「そんなことはないよ、どれもこれも興味ある品だった。だがもっと興味を引くのは品ではなく君たちだ」ファイルをサルミエに渡し「私は独自に必要な品を製造、或いは改造する技術者を得たいと考えている。君たちの研究へ資金を出す代わりに、頼まれてはくれないだろうか」
眼鏡の奥で大きく目が開かれる。アジア人だろう風貌ではあるが、アフリカで私兵を侍らせる男が平和に道具を使うかと言われると疑問があった。
「反社会的な行為に与するつもりはありませんが」
「おいジェフリー、やばいって」
早口でたしなめる。命欲しさに下手に出るよりもこの場においては適切な言動だったと知るのは後になる、そう口にした勇気を島は認めた。
「良い心意気だ。私はレジオン・オブ・メリット・レジオヌール勲章を授与されたことがあるが、それで君たちに認めて貰えるだろうか?」
アメリカが授与する勲章の一つ。チュニジアの議会工作作戦時に与えられたものだった。儀礼的に外交の一手として不適切なのに与えられることはある、だからこそジェフリーも直ぐには頷かない。
「カンザスの指揮幕僚大学にも入り、臨時講師をしたこともある。ルワンダのグランドクロスメダルも佩用を許されているし、他にも――」
「充分です。無礼な態度をとったことをお許しください」
その場で謝罪をする、とても二十代半ばの若者とは思えない芯が通った受け答えだった。
「信じて貰えたなら嬉しいよ。では商談に入ろう。まず、先ほどのファイルにあったものだが、全て私が買い取ろう」
「ぜ、全部ですか!」
「無論不都合があるならば省いて貰っても構わないよ。そして研究資金を出させて貰うがどのくらいを希望するかを聞かせて欲しい」
金額を流し見たところ、全て足しても装甲車の一つも買えない位の額だったので良しとした。なにせ今のところどんなモノが便利かも判断がつかない、ダメなものは外していけばよいだけだ。彼らは顔を見合わせて頷いた。
「出来ればですが、年間で十万ドル出して貰えたら研究に集中出来るのですが」
アルバイトをしながらでは時間が取れない、生活しながらとなると効率も悪くなる。軽く調べてみたところ中小企業への政府援助は概ねその位だったので、無理を言ってきているわけではない。
「私が欲しいのは君たちの強力な援助だ。資金は年間百万ドル出そう」
「百万ドル!」
「だが、相応の結果は出してもらう。詳細はこいつと相談して欲しい。マリー中佐」
実務はバトンタッチしてマリに任せてしまう。ストーン中尉に仕事を振るのは次の段階だ。
「スィ。ドクタージェフリー、自分はマリー中佐です、以後ご協力お願いします」
「テニエンテコロネル、こちらこそ。ですが本当にそんなに?」
視線が島を向いているので応じる。
「ああ、君らのヘキサドローンは部隊で既に実績を示している。そうそう、資金的効率は後回しで構わないよ、実用性一点で評価をする。大量生産を求めちゃいないんだ」
「そういうことなら要求を満たせるでしょう。開発段階での壁は二つ、適切に機能するかどうかと、それが採用されるかです。採用の条件の殆どは費用対効果という部分でして」
市場原理は全てに働く。道楽の趣味や国家プロジェクトならば例外も多いが。
「私達にとっては、不可能を可能にする魔法のような選択肢を得られるかどうかが重要でね。そうだな、小型ドローンの撃墜能力なんてあると良いな」
「なるほど……具体的には?」
「うむ。五キロ程度の荷重負担で、通信設備を別途搭載可能、使い捨てで墜落しても構わないが、航続時間が片手で足りる程度というのは寂しい」
地上から対空ミサイルを撃ち上げて戦闘機を撃墜する、それと同等の威力は必要ない。あるかどうかはわからないが、自動車を破壊するよりも小さな威力で充分なのだ。
「本体サイズと動力次第で可能ですね。実験してリストを提出します」
それまで静かだったクルーガー博士が割り込んできた。
「あの、ドローンやUAVの管制アプリとかはどうでしょう?」
「詳しく聞かせて欲しい」
気になる一言だ。今までは目視やカメラ映像による手動操作や、一定の自動操作しか頭に無かったから。
「んー……指定範囲での、支配下の機体が衝突しないための相互安全シグナルのようなもので、滞空や旋回を組み込んで周遊させる統合アプリ。座標指定で飛ばすことも出来るし、群れを作って動かすことも出来ます」
「非常に興味深いな。範囲を指定し、自動で対空攻撃を仕掛けることで、夜間も含めた防空設定が可能だろうか?」
――これが出来れば原発の防衛に役立つぞ!
「範囲は問題ないです、夜間も全く関係ありません。自動で対空攻撃というのがどうなるか」
兵器にあたる部分が不明なので、二人では即座に答えが出ない。それもそのはずなので今日のところは方針を説明ということでお終いにする。軽量の対空兵器、これが鍵になりそうだと心に留める島であった。




