目次 次へ 1/93 私の望んだ結末 ―――――私は、この結末に満足している。 赤く染まった世界の中で、私は笑っていた。 これは、私が選んだ未来だ。 そこに、何の後悔も感じてはいない。 強いて言うならば、彼らの事だろうか。 私が視線を向ける先には、数人が立っていた。 彼らは皆、私に顔を向けている。 ―――――だから、お願い。 「そんなに、悲しい顔をしないで?」 そう言う私の頬を、一筋の涙が伝った。 私の表情は、先程と変わらず笑顔のままだった。 ―――――私の願いを、聞き入れてくれる人は居なかった。