2 集合
まだまだ本編には行きそうに無いです。
三話目には行けるように頑張ります。
今日はすがすがしい朝だ。外で遊ぶにはとても良い日だと思う。今日は学校が休みになったので友達のエリカ達と王都の外れにある化け物が出るで噂の森の館に行く約束をしている。けど、私はどちらかというと、友達のツナが薦めるお店のほうに興味がある。しかし、せっかく誘ってくれたのに断るのも気が引けるので行ってみることにする。何か良い発見があるかもしれない。
「(そわそわ)」
心ではあまり行きたくなさそうだが本当はとても楽しみなのである。家がとある武術の流祖なのでよく親に特訓ばかりやらされていたので、いまいち女の子らしさが分からなくなってしまった。元々自分でも分かるくらいに恥ずかしがり屋でそれを直そうとしなかったので、すっかり孤立してしまった。しかし、そんな私にエリカはずっと話しかけてきた。はじめは恥ずかしくてうつむいていたが、日がたつに連れて、相槌を打てるようになった。
一度エリカに紙に、なぜこんな私に話しかけてくるの? と書いて、理由を聞いてみた事がある。彼女曰く、私の話を他の友達に話しても、とても長く感じるらしく、途中から、適当に聞き流されたり、最後まで聞いてもらえなっかたりしたらしい。しかし、私だけが、最後まで真剣に話を聞いてくれたのが嬉しかったらしく、それで、よく話しかけてきたらしい。私は別にエリカの話が面白くないとは思わないが、人によっては面白くないと感じるらしい。
私は友達と遊ぶために必要な物を準備し始めた。約束の時間までまだ1時間もある。少しくらいゆっくりしても問題ないだろう。そう言って、朝の暖かい陽気により寝てしまうのであった。
「…………っ!!」
気づいたときには約束の時間まであと五分しか無かった。
慌てて準備を済ませて、約束の場所である王都の中心の広場に向かった。
エリカ達は先についていたが、ツナの姿が無い。
「あっ! やっと来た」
「少し遅れてますよー」
そう言われて、時間を確認すると、八時七分であった。とても微妙な時間である。
「ツナは先にオススメしてた喫茶店に入ったよ」
友達に薦めておいて、友達を置いておいて、先に店に入るのはどうかと思ったが、私も時間に遅れて来てるので何も言えない。
「みんな集まったしツナの所に行こうか!」
「うん!」
「(こくっ)」
ツナがどんな喫茶店をオススメしたのか楽しみである。
喫茶店の中に入るとちらほらお客さんが見えた。その中に机いっぱいに料理を並べておいしそうに食べているツナが居た。
「やっぱりね」
「いつもどうりですね、はい」
「……(はぁ)」
ツナはまだ気づいていないようである。
「ツナ、来たわよ」
「遅かったじゃないか(もぐもぐ)」
食べながら話している。汚い。
「喋るなら食べ終わってからにしてよね」
「おう」
「このメニューの右端に書いてある料理がオススメだぜ」
「じゃあ、わたしはこれの上にある料理にするわ」
「おいおい、せっかくオススメしたのによぉ」
「元気出して、僕はツナのオススメする料理にするよ!」
「おう! ありがとよ!」
私はこの時、ほほえみながらみていた。
この後、私はエリカと同じ料理をを注文して食べたが、一人だけお会計がみんなより、二桁多かった事は言うまでも無い……。
なんか今回はぐだぐだ感がすごいですが日々精進します。
ユミさんは自分でも恥ずかしがり屋だと分かって居るのでいつもメモ帳を持ち歩いてます。