1 始まり
初めての1話目なので書き方や句読点に問題があると思いますがよろしくお願いします。
私はユミ。とある武術を扱う小さな貴族。そこのひとり娘として生まれた。
いまは王都にある貴族や庶民が通う学校に通っている。今は一人でのんびり今日の授業終わりの気分を堪能している。
「最近、王都の外れにある森の館に……って、聞いてる? ユミ」
「……!(こくっ)」
彼女は私の友達のエリカ。小さい頃からいつも一緒に遊んでいる。
「でね、その館に化け物が出るっていうの」
「……?」
「せっかくだし、今週の休みに行ってみない? あの二人も呼んで」
今週の休みは家で読書でもして過ごそうと思っていたんだけれど、
「暇でしょ」
まあ、暇なのには変わりない。読書ならいつでも出来るし……
「(こくっ)」
「じゃあ決まり! あの二人もよんで……」
「面白そうな話してるじゃないか」
「おっと僕を抜いて何を話しているんだい?」
急にあの二人が話に入ってきた。一人目はツナ、クラス……とまではいかないが良いムードメーカーである。二人目はジュン、強気で負けず嫌いだが、一生懸命過ぎてたまに空回りするし、不可能じみた事もする。しかし本人は至ってまじめなので、みんなは暖かい目で見ている。私は挑戦的で良いと思うけどたまにいきなり予想外のことをするから困ったりもする。
「ちょうどいい所に、あのね、今二人で君達も呼んで化け物が出るで噂の館に行こうって話をしてたの」
「ほう、面白そうじゃん」
「あの噂の館か……うん! 僕もいくよ!」
「良しっ決まり! じゃあ次の休日に王都の中心の広場に集合ね!」
「おう」
「うん!……あっ……でも次の休日って明日だよ」
そうだっけ? 明日は楽な授業だったのに。
「そうなの?」
「そうだったか?」
「うん、明日は王都で教師達の研修があって運悪くほとんどの教師が行かなくてはならなくなったんだって」
へぇ、今初めて聞いた。
「俺達の場合は運良く、だな」
「そうね、じゃあ明日に王都の広場に集合ね!」
「そうだな」
「僕は大丈夫だよ」
「ユミ、あなたは?」
別に問題はないので頷いておく。
「(こくっ)」
「それじゃあ明日の朝8時に集合ね!」
「少し早い気もするがまぁいいぜ」
朝の8時は早い気がする。
「朝8時だったらどこかでみんなで朝食でも食べる?」
「もちろん! そのつもり」
それなら朝8時集合も頷ける
「それならいい店しってるぜ」
「じゃあ朝8時に王都の中心の広場に集合して、その後ツナのオススメの店にいくってことで」
「おう」
「うん!」
ツナがオススメする物にはずれは無かったので頷いておく。
「(こくり)」
「よし、決定! 私は今から用事があるしまた明日!」
「おう、気をつけて帰れよ」
「また明日!」
「(ヒラヒラ)」
私はにこやかな笑みを浮かべ手を振った。
ユミさんは恥ずかしがり屋で作品中では喋ることは無いと思いますが心の中ではとても喋ります。行動で感情を表すことが多くなりそう……。
3話目位に館に入る予定です。