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第二話 目覚め

私は目覚めた。


そこはベットの上。


私は体を起こしてみた。


豪奢な調度品や装飾。


それはまるでどこかの貴族の屋敷のようだ。


私はベットの側にあったスリッパを履き歩き回った。


私は大きな窓を開けベランダに出た。


そこから見えたのは大きな湖と少し離れたところにあった街だった。


丁度朝日が昇り、誰かがやってきた。


コンコンコンッ


誰かがやってきた。



「失礼致します。」



メイドらしき服を着た女性がはいって来て目を身張っていた。



「あ、お嬢様が....お嬢様が....お目覚めになったわ!」



突然彼女が叫んだ。


言っている意味がわからない。


そういえばここは何処なのだろう。



「えっと、どなたですか?」



私は聞いてしまった。


わけがわからない。


私は死んだはずだ。


もしかしたら、何処かの家で助けられたのかもしれない。


とりあえず反応を見てみた。



「お嬢様、私です!


お嬢様の専属メイドのアヤメでございます!


どうか思い出してください!」



彼女は軽く絶叫しながら言ってきた。


思い出せと言われても知らないものは知らない。


思い出せと言われても無理だ。



「ごめんなさい、何も思い出せないわ。」


「そんな...」



彼女の悲しそうな顔に少し心が傷んだが仕方が無いことだ。


そういえば私に思い出せと言った。


あれ?


初対面の筈なのに思い出せ?


私の専属メイド?


どういうことだ?



「ねえ、私の名前ってなんだっけ?」


「?ソフィア・ラファリエーネ様ですよ?


本当にどうされたのですか?」



困惑した。


私のではない私の名前。


怖い。


ここはどこなの?


私は誰?

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