第一話
人間には二種類いると思う。
1つは新たな魂として生まれてくるもの。
もう1つは転生してきたもの。
あなたはどちら?
・・・・・・・
私は生まれた時から1人だった。
生まれた時の両親の顔、今も忘れられない。
本来ならこんなこと記憶にないはず。
お母さんは私に対してなぜ産んでしまったのかと言いたげな顔。
お父さんはなぜ男でないのかというような顔。
私はそれに対して何も思えなかった。
思いたくなかった。
何故だろう。
私は産まれてこない方がよかった。
・・・・・
「あなた、この点数はなんなの!?
あなたは勉強して一流の会社に勤め、親に一生奉仕する。
それがあなたの仕事なのよ!
さっさと部屋から出て塾でも行きなさい!」
理不尽な説教。
私は特にバカではない。
どちらかというと頭のいい方に分類される。
しかし、親はそんな事関係ない。
期末テストでも小テストでも満点でなければ許さない。
私は怒られるたび勉強している。
しかし、もう疲れてしまった。
私はスマホと勉強道具、そして財布を持ち駅へ向かった。
誰かのとこに行くつもりはない。
特にあてもなく、ただひたすら電車に揺られた。
そして、人が少ない田舎に来た。
元々いつか死にたかった。
できるだけ早く死にたかった。
だから私は探していた。
誰もいない所を。
そして見つけた。
無人で人が少ない田舎を。
そして川を見つけた。
勢いが激しく、深い川。
崖の間にある為、飛び降りればおそらく即死。
そして私は飛び降りた。
もう二度と誰にも会いたくない。
転生なんてしたくない。
このまま魂が消滅すればいい。
そう願いながら私の意識は途絶えた。