ボーカルとの出会い
辰二が加入してまずは基本的なドラム練習から始まった。
そして中学1年が終わり2年に。
優希と卓哉は同じクラスに。辰二は隣のクラスだった。
優希「辰二も同じクラスだったらよかったねー!」
辰二「うん」
卓哉「辰二のドラムも基本的なことはできるようになったしそろそろボーカル探さないとな」
優希「ふっふっふー!私良い事考えたんだ!」
卓哉「何だよ気持ち悪いなー」
優希「私が歌う!そう!3ピースバンド」
卓哉「優希歌うまいの?」
辰二「優希ちゃん凄いねー3ピースもかっこいいねー」
優希「でしょー!今度の練習で試しにやってみよ!」
卓哉「大丈夫かなー」
そして翌日練習のためにスタジオへ
優希「よーし!3ピースバンドの第一歩だー!」
卓哉「お手並みを拝見といきますか!」
辰二「ドラム頑張るね、いくよ」
辰二がステックを4回鳴す。
辰二「1,2,3,4」
そして、、、。
優希「・・・・・。」
辰二「し、しょうがないよ、慣れだよ慣れ」
卓哉「全然だめだな!」
辰二「ちょ、ちょっと卓哉くん」
卓哉「優希は歌うとギターがおろそかになるな!お前はギターに集中しろ!俺が歌う!」
優希、辰二「え??」
辰二「1,2,3,4」
、、、、。
卓哉「・・・・・ム、ムズイ。」
辰二「優希ちゃんも卓哉くんもど、ドンマイ。よし!僕が!」
辰二「1,2,3,4」
、、、、。
辰二「・・・・ごめんないさい。」
優希、卓哉「ドンマイ!」
卓哉「やっぱりボーカル探そう!」
優希、辰二「オー!」
卓哉「でもどうやって探すかだなー!」
優希「みんなでカラオケにいって歌わせる!」
辰二「いいね!」
卓哉「そんなの時間と金がかかるだろ」
優希「うーん」
卓哉「とりあえず色んな人に聞いてみるかー」
そして何人かあたってみた。
部活頑張りたいからと断られたり、歌うの好きだけど人前はちょっとと断られたり、彼女と過ごしたいからと断られたり、、、、、中々見つからないまま時は過ぎ中学3年へ。
そして3年のクラス替え。
今度は優希と辰二が同じクラスに。隣のクラスに卓哉。
優希「最後くらい3人同じクラスがよかったねー」
辰二「そうだね」
卓哉「まぁどうせいつも放課後集まるんだから変わらないでしょ!じゃぁまた放課後な」
優希「うん、またねー」
そして卓哉のクラスでは
担任「三年生初日にうちのクラスに転校生が来てる!さぁ入ってー」
そして転校生が入ってきた。クラスの女子みんなの目の色が変わってざわついてる。
転校生「須藤隼人です。よろしく」
卓哉「え?隼人?!」
隼人「卓哉?卓哉ー!久しぶりだな!」
卓哉と隼人は小学生の時の同級生で隼人は3年の時に親の都合で引っ越した。それ以来だった。
休み時間。
隼人「大きくなったなー卓哉」
卓哉「お前もな」
隼人「あの頃はいつも一緒にふざけてたな」
卓哉「懐かしいな、あのパン屋まだあるんだぜ」
隼人「まじで!久しぶりに行きたいな、放課後行こうぜ」
卓哉「ごめん、放課後バンドの練習あるんだ」
隼人「バンドやってんだ!じゃぁまた近いうち行こうぜ」
卓哉「あっ!そうだ!隼人も放課後こいよ!仲間紹介するよ」
そして放課後、スタジオ近くの公園で。
優希「卓哉なんだろうねー公園でー、早く練習したいのになー」
辰二「あ、卓哉くんきたよ!、、、誰かつれて」
卓哉「優希、辰二ごめん遅くなって」
隼人「どーも」
優希、辰二「どーも」
卓哉「転校生で同じクラスの須藤隼人!小学校の時一緒でよく遊んでたんだ!まさか転校生が隼人とは」
辰二「すごい偶然だね!」
卓哉「そしてこっちが一ノ瀬優希と吉原辰二!ギターとドラマ、俺のバンドメンバーだよ」
隼人「え?何?女とバンド組んでるの?」
優希「何こいつ!」
辰二「いや、優希ちゃんはすごいギターうまいんだよ!」
優希「バンド組むのに男も女も関係ないでしょ!」
卓哉「ごめん、悪気はないから」
優希「なんで卓哉が謝るの!」
隼人「あ、怒っちゃった?ごめんごめん」
優希「ふん!で何で連れてきたの?」
卓哉「紹介したくてさ、とりあえずスタジオいこう」
優希「え?こいつも?」
辰二「優希ちゃん、こいつって」
隼人「はは、隼人でいいよ、優希ちゃん」
優希「なんかチャラー」
卓哉「隼人こっちー!」
隼人「おう」
辰二「隼人くんイケメンだね」
優希「ふん、どこが!」
そして4人はスタジオに。
隼人「かっこいいなー!バンドって」
優希「馬鹿にしてんなら帰ってくれて構わないけどー」
卓哉「まぁまぁ!とりあえず始めようか」
そしてボーカルのいない演奏が始まった。
3人の演奏は成長していた。そして演奏が終わった。
隼人「すごい」
優希「女でも出来るんですよ!」
辰二「優希ちゃん」
隼人「さっきはごめん、まさかこんなにだとは」
卓哉「じゃぁ次はモンパチのあなたにひこう」
優希「カバー?いいけど、なんで?」
卓哉「隼人知ってるだろう?」
隼人「ああ、歌詞はうる覚えだけどだいたいは」
優希「え?嘘でしょ!」
卓哉「まぁまぁ、とりあえずうる覚えでいいから歌ってみて」
隼人「俺が?いやいやちょっと待って」
卓哉「辰二!」
辰二「うん、1234!」
優希は嫌々ながらも弾き始めた。隼人も戸惑いながら歌い始めた。嫌がってた優希もだんだんのってきた。
そして演奏が終わる。
辰二「すごい、隼人くんうまい」
卓哉「やっぱ変わらずうまいな隼人」
隼人「え、そうかな」
卓哉「なぁ優希もそう思うだろ?優希?」
優希「、、、、すごい、すごいよ!ねぇ!バンド組もうよ!」
隼人「え?俺が?」
辰二「うん!隼人くんにボーカルやってほしい!」
卓哉「どうかな?隼人がやりたいかどうかだけど」
隼人「あ、俺でよければ」
優希、辰二「やったー!」
卓哉「これで揃ったな!」
隼人「ちなみにバンド名は?」
優希、卓哉、辰二「、、、、、。」
隼人「ないの??」