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ものがたり  作者: さるしっぽ
3/6

ドラムとの出会い

おやっさん「優希ちゃんよかったなー仲間見つかって。探してたもんな」

優希「うん!おやっさん、卓哉も手伝い一緒にしてもいいよね?」

卓哉「え、手伝い?」

おやっさん「うちは大歓迎だよ」

ヤナギスタジオとはキャパ70人くらいの小さいライブステージがあり、他に練習スタジオが3つある。

優希はおやっさんの好意でライブの準備や片づけを手伝う代わりに空いた時間に好きに練習をさせてくれる。そうして優希と卓哉は休みの日に手伝っては練習をした。

ある日の昼休み屋上で

優希「昨日のSpankyBratかっこよかったねー」

卓哉「あーかっこよかったー!いつかあの人たちと対バンしたいよなー!」

優希「曲沢山作らないとね!」

卓哉「優希、その前にボーカルとドラム探さないと」

優希「そうだよねー、ボーカルはともかくドラムはなかなかいないよねー」

卓哉「やりたいやつを募集するかだなー」

優希「うーん」

「キーンコーンカーコン」チャイムが鳴る

卓哉「やべ、行かなきゃ!じゃぁ優希また土曜日な!」

優希「うん!私も行かなきゃ!」

授業中

優希(ドラムかー、、、)

貧乏ゆすりするクラスメイトAを見る。

優希(うーんリズム感がちょっとなー)

そして下校中。

優希(ドラムかー、おやっさんに聞いてみるかなー)

友達①「優希またねー!」

優希「うんまた明日ー!CDショップでも寄ってこうかな」

そして角を曲がった時大きな男とぶつかった。

ドンッ!

優希「いてっ、イタタタタ」

大男「あ、ごめん、大丈夫?」

優希「うわ!でかっ!あ、すみません、大丈夫です」

優希(でかかったなー、でも同じ制服着てたから同じ学校の人かー3年生かな)

そしてCDショップ帰り

優希「あの曲よかったなー明日卓哉に教えよう!あれ?なんだろ?」

帰り道ゲーセンの前に人だかり。優希は後ろから覗こうとしたらさっきぶつかった大男がいた。

その大男は太鼓の達人を力強くそして難しい曲を完璧にこなしていた。

優希「うわー、すごい迫力ー」

大男は夢中で周りの人だかりに気づかず終わったあとは周りにびっくりして顔を赤らめて恥ずかしそうに足早でその場を去っていった。

そして次の日学校で

優希「卓哉卓哉ー!」

卓哉「うるさいなーどうしたんだよ」

優希「ドラム見つかったよ!!」

卓哉「え?まじ?誰?」

優希「大男さん!!」

卓哉「はい??」

そして優希は大男の話をした。

卓哉「そいつ、もしかしたら俺の隣のクラスの奴かも」

優希「え?うそだー!だって大きかったから先輩だよー!」

卓哉「でかいイコール先輩じゃないからな」

優希「えー同い年なのー!でもじゃー誘いやすいね!よしっ!行こう!」

卓哉「ちょっと!まったく」

大男のクラス

優希「あ!いた!そこのー大男くーん!」

卓哉「ちょっ、失礼だろ!」

優希「でも振り向いたよ!」

そして大男に近づく優希。

優希「私、一ノ瀬優希!放課後屋上にきて」

大男「え、、、」

卓哉「なんでお前はいつも屋上なんだよ、まぁとりあえず何も変な事ないので放課後屋上で待ってるね。」

大男「え、、、(絶対変な事ありそう。。)」

そして放課後の屋上。

卓哉「優希、きたよ」

大男「あの、、僕なんかしたかな?」

優希「私達バンド組んでて今ドラム探してるんだけどドラムやらない?」

大男「え?僕が?無理だよドラムなんてやったことないし、、。」

優希「太鼓の達人!!すごかったじゃん!」

大男「あ、あれは違うよ、ただのゲームだし」

優希「うーん、でも力強くてすごいドラムに向いてると思うよ!ね!やろうよ!」

卓哉「ドラムのことなら少しわかるし基本的な事は教えられるけど、どうかな?やりたいかやりたくないかだけど。」

大男「ごめん、やっぱ僕は、」

優希「だめ!!日曜日、ヤナギスタジオに10時にきて!」

卓哉「はは、そうだな。ごめん、最後にわがまま付き合ってくれるかな?それでやだったらもう大丈夫だからさ」

大男「え、、、うん、わかった。」

そして日曜日、ヤナギスタジオ。

優希「来てくれてありがとう!じゃぁ行こう」

ヤナギスタジオに入る3人。

おやっさん「おう、優希ちゃんに卓哉くん!でかっ!先輩かい?」

大男「あ、いや」

卓哉「同級生です」

おやっさん「えー!そうかい!なんか体の割には大人しいね」

優希「おやっさんまたステージ借りるねー」

そういって優希と卓哉はギターとベースの準備をした。

何も言わない2人にとまどう大男。

卓哉の合図で始まった演奏。

優希は相変わらず凄かった。卓哉も負けじと弾いた。

2人は輝いていた。なんでギター弾くだけであんな笑顔になれるんだろう。大男はだんだんリズムを刻んだ。何かに引き込まれていくように。そして演奏が終わった。もう答えはわかっていた。

卓哉「よろしく!」

大男「え、、」

優希「よろしく!、、、あれ?名前なんだっけ?」

大男「吉原辰二(よしはらたつじ)

優希「たつじ!!!よろしくね!」

辰二「あ、でも僕にできるかな」

卓哉「できるかなじゃない、やるんだ一緒に!頑張ろうぜ!」

辰二「うん、僕頑張る!よろしく」

こうしてドラム辰二がメンバーに入った。


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