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一週間前の決起集会

「真美のバカ!!」

私が倒れた翌週の体育の前の更衣室。

私は、同じ店員係のクラスメートに囲まれる。

「呪いのボイスメモのせいで…もう」

呪いのボイスメモ?なんですかそれ?呪いのビデオテープは知ってるよ。

「私達…皆生理始まったじゃない!!」

ようやく思い出した。歩美のボイスメモに残したあれのことね。

「偶然だよ。良かったね。当日は生理終わってるね」

私はにっこりと皆に微笑んでみた。

「真美…その微笑みは非常に怖いので…」

「出来れば…引っ込めて頂きたいのですが…」

なんか…皆怖がっている気がする。

私…何にも悪いことしていないよ。



「とりあえず…今から風邪引かないようにね?

それと…エプロンからのぞく場所にキスマークつけないでね」

「あははは…」

皆とりあえず、裸風味エプロンタイムがあるのでキスマークだけは

付けられたら困るので、そこだけは注意をして欲しい。

「真美だって…年下君といい感じじゃない?」

皆に今度は私がいじられる。それはちょっと嫌なんだけども。

「哲のことは好きだけども…文化祭カップルにはなりたくないの」

皆からしたら…下らないかもしれないけれどもイベントをきっかけに

付き合う事を望んではいない。ムードに流されるのが嫌なのだ。

「そこのところは分かるけど…ほとんど付き合ってるようなものでしょ?」

「倒れた時も…お泊まりしたんでしょ?」

「それで何もないの?」

「過労で倒れたあげくに、生理まで始まってるのに…何もないの?」

「…何を期待してるの?あるわけないでしょ」

「なぁんだ。つまんない」

皆何を期待しているんだろう?

「あれでしょ?真美の事だから、寝るまで手を繋いでっておねだりして

哲君が寝オチしたんでしょ?どうせ」

歩美が助け船を出してくれる。はい、おっしゃる通りです。

「その通り。何もないでしょ?」

「何…そのおねだり?」

「真美…そんなキャラなの?」

どんどんいじられる方向が間違っている気がする。

そんな時にチャイムが鳴ったので、私達は慌てて移動したのだった。



放課後、各担当に別れて準備をすることに。

料理班+店員班は家庭科室に集合している。実は今日が全体の初顔合わせ。

「出来ない事は見栄を張らないで出来ないって言いましょう」

「無理に仕事を溜めこまない」

「笑顔を忘れずに」

直接的・間接的に接客をする私達は眉間に皺を寄せる訳にはいかない。

2年生だけでなくて、1年生も混ざっているのでお互いに歩み寄る必要がある。

しかも、この部署には若干だけども…男子もいるのだ。

「私達の協力が今回の企画の出来を左右します」

「だから、お約束だけは守っていきましょう」

その後、簡単に当日までの大まかな流れを確認する。

メンバー全員、メモ帳片手に資料を手に打ち合わせ。

資料は当日の店番の順番。当日の料理の一覧と値段。

主に使う接客用語の一覧。オプションの追加料金一覧。

他の係りに比べると指示が細かいのはしかたがない。



「何か分からない事あるかな?」

「ごめん…この店員の時間割って意味があるの?」

「うーん、少しだけね。で、裸風味エプロン実戦部隊は

若干時間割が違うのよ」

「なっ、なんだよ。その裸風味エプロンって…」

竜也と哲が焦っている。そりゃそうだよね。

「そうだね、これは女子で統一して決めたんだ。

一応、フリフリ組が一人30分一度だけやることにしたの」

「聞いてねぇし」

他の男の子も茫然としている。

「サプライズっているでしょう?ちょっと着替えて来るね」

私はそう言って家庭科準備室に籠る。

私が着るのはキャミソールワンピース。それに赤のチェックのスリッパ。

ガチャリ。私が準備室のドアを開けた。一斉に目線が集中する。

「いいねぇ。いけるんじゃない?」

「…でしょう?前から見ると見えるでしょう?」

一応、いやらしさはないデザインだから問題ないと思うんだけどな。

「竜也?どう思う?」

「うーん、悪くはないけど…先生から説教食らうんじゃないか?」

「でも後ろから見ると分かるじゃない」

私は皆に向けてくるりと回って後ろを向く。

「まぁ…な。分かったよ。サプライズだろ?絶対内緒だからな」

なんとなく、哲が怒っている気がする。フォローは後にしようっと。



「ねぇ…男子はやってくれないの?」

「すみません…勘弁して下さい」

「じゃあ、女の子からリクエストが気たら…考えてね」

「それって…」

「上半身は脱いで貰うけど、ハーフパンツはいてていいから」

「それもいいよね。私達もやるんだから男子もいいじゃん」

一度反対意見があった逆裸風味エプロン企画が復帰しそうだ。

女子の勢いに勝てると思っているんだろうか?

「ニーズがあるなら売り上げの為に考えます」

竜也達はがっくりと肩を落としていたけどね。

私達はひっそりとほくそ笑んでいたことはここだけの話。




裸風味エプロン…やるみたいですよ…(笑)

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