中学生① 部活で青春
中学生になった。4つの小学校で学区を形成していた。自転車で20分くらいの距離だったと思う。
友達が増えた。ソフトテニス部に入った。好きな物を好きなだけ食べて太っていたので、運動はきつかった。普通体型だった小学生辺りのときは足も速い方だったのに。
兄と同様に甘やかされていたので、努力はあまりできなかった。宿題も全然やらず、自由参加だった部活の朝練には行かなかった。学校も月に2回くらいは面倒で休むようになった。しかし、勉強はそこまで嫌いではなかったので、成績はそこそこ良かった。
この頃は誰と遊んでいたんだろう。小学生のときより外で友達と遊ぶ頻度が減っていたきがする。そもそも、部活で疲れて帰って、外で遊ぶ体力がなかったのかもしれない。
2年生になると、クラスが変わって、小学生のときによく遊んでいた上田文香と同じクラスになった。1年生のときは違うクラスだったので疎遠になっていたが、また付き合いが復活し、楽しくやっていた。
新しい友達もできて、休みの日に一緒に遊ぶようになった。出かけたり、家に呼んでゲームしたり。少し目立ちたくて、学級委員をやったりもした。
学校のみでの付き合いだったが、小島美春と出会った。下品な話ででゲラゲラ笑うような奴だった。ぼくも同じような感じだったので、馬が合い、仲良くしていた。
英語の授業で、ベッドメイキングをメイキング イン ベッドとくだらない言い換えをして抱腹絶倒していた。
3年生が引退した後の部活では副部長になった。顧問が部員一人一人を呼び出し、誰が部長になってほしいか訊いていた。(偽りの)正義感が溢れ、ルールを破れず愚直なだけだったので、周りには良く評価されていたようで、ぼく以外の全員がぼくを部長に指名した。顧問の意向で一番上手いやつが部長になって、副部長になった。そして部長と副部長のペアでダブルスをしていくことになった。