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リョーキ的な彼女

<基本形>


 一階に降りると、リズミカルに包丁でまな板を叩く音が聞こえる。かすかにみそ汁の匂いがした。


「……なにやってんの?」


 半分寝ぼけた修一の問いに、六花は少しうわずった声で答えた。


「お、お礼よ、お礼! 昨日泊めてくれたお礼! どうせまともな朝ご飯なんて食べてないんでしょ?」




<幼馴染系彼女>


 一階に降りると、リズミカルに包丁でまな板を叩く音が聞こえる。かすかにみそ汁の匂いがした。


「……なにやってんの?」


 半分寝ぼけた修一の問いに振り向き、六花は少しうわずった声で答えた。


「お、お礼よ、お礼! 昨日泊めてくれたお礼! どうせまともな朝ご飯なんて食べてないんでしょ?」




<幼馴染系彼女?>


 一階に降りると、リズミカルに包丁でまな板を叩く音が聞こえる。かすかにみそ汁の匂いがした。


「……なにやってんの?」


 半分寝ぼけた修一の問いに包丁を持ったまま振り向き、六花は少しうわずった声で答えた。


「お、お礼よ、お礼! 昨日泊めてくれたお礼! どうせまともな朝ご飯なんて食べてないんでしょ?」




<付き合い始めるかどうかの境界線上にいる彼女?>


 一階に降りると、リズミカルに包丁でまな板を叩く音が聞こえる。かすかにみそ汁の匂いがした。


「……なにやってんの?」


 半分寝ぼけた修一の問いに包丁を持ったまま振り向き、六花は少し顔を赤らめて微笑んだ。


「お礼よ、昨日泊めてくれたお礼。どうせまともな朝ご飯なんて食べてないんでしょ?」




<知り合いではある彼女?>


 一階に降りると、リズミカルに包丁でまな板を叩く音が聞こえる。かすかにみそ汁の匂いがした。


「……なに、やってるんですか?」


 半分寝ぼけた修一の問いに包丁を持ったまま振り向き、六花は少し顔を赤らめて微笑んだ。


「お礼ですよ。昨日泊めてくれたお礼。普段まともな朝ご飯なんて食べてないんじゃありません?」




<知らない彼女>


 一階に降りると、リズミカルに包丁でまな板を叩く音が聞こえる。かすかにみそ汁の匂いがした。


「……なに、やってるんですか?」


 半分寝ぼけた修一の問いに包丁を持ったまま振り向き、その女は少し顔を赤らめて微笑んだ。


「お礼ですよ。昨日泊めてくれたお礼。普段まともな朝ご飯なんて食べてないんじゃありません?」


 意識がはっきりとするにつれ、修一は強烈な違和感を覚えた。顔から血の気が引き、一気に恐怖が押し寄せてくる。


「オ、オレは誰も泊めてない! そもそもオレは、あんたを知らない!」


――ピピピ


 グリルが無機質な電子音を立てる。女は顔をグリルに向けた。


「お魚が焼けたみたい」


 女は再び修一を見る。張り付いたような笑みを浮かべたまま。


「あ、ごめんなさい。よく聞き取れなかったわ。もう一度、言ってくれる?」


 女の右手にある包丁が、鈍く朝の光を反射していた。

ヒィィィーーーーーッ!!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 幼馴染みは許せますが、知り合いではある…… くらいから怪しげな気配が漂いますね。 絶対狙ってるだろお前。と言いたくなります(笑)
[良い点] ぎゃぁーっ!? wwwwwwwwwwww 同じシチュエーションだが異なる関係を細かに違えた表現で感じさせる。面白いです♪ あと、最後のヤツでグリルしてたのが魚で良かったです…
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