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自己表示



「うん、まぁ…取り敢えず理解したよ。王都にはもう俺しかいなくて、その俺もほぼ一回死んでてアンデットになって復活したと、しかも王都中の人たちの魂を吸収してるから、実感ないけどめちゃめちゃ強くて、ギフトも普通一つのところを超越云々で全員分持っていると……最強じゃん!?」

「肯定であります、マスター。」


 鏡を見せてもらったけど、やっぱ骨だし、眼球ないけど紅く光ってるし…自分って分かって見てても怖いんですけどぉ…


「でもさ、何でアンデットなのに俺は自我があるの?」

「マスターがアンデットをちょ…」

「あーあーあー、そうかこれも超越ってやつなのね、了解ー。」


 俺は司書さんに最後まで言わせることなく理解を示した。


「むぅ……」


 これはさっき気づいたのだが、この司書さんは俺に説明をすることに誇りでも持っているのか、説明を途中で遮ると意外に可愛い反応をしてくれる。

 でもまぁ見た目が元の俺だからなぁ…そこがちがければバッチシなんだがな。

 …じゃあ教えてもらった方法で自分の能力を見てみるか。


「『自己表示(ステータスチェック)』?」

 《同一統合します。》



【名前】イル・エーデル

【種族】不死王

【年齢】14

【レベル】690

【基本ステータス】

 hp=99999…  pa=99999… ma=99999… sp=99999...

 mp=99999… pd=99999… md=99999… gp=500

【ギフト】

 ‣不運Lv.4    ‣身体強化Lv.10(10)

 ‣勇者Lv.8(3)   ‣耐性Lv.10(30)

 ‣騎士Lv.10(5)  ‣%upLv.10(7)

 ‣術士Lv.10(8)  ‣商Lv.10(13)

 ‣生成Lv.10(15) ‣農LV.10(17)

 ‣芸術Lv.4(2)  ‣特殊Lv.8(6)

 ‣死霊Lv.10(10)

【スペル】

 ‣サモンアンデット

【エクストラ】

 ‣ラグナロク



「………まぁ覚悟してたけど、これが今の俺?なんだよね…」

「はい、触媒には勇者なども入っているので妥当かと。」


 ギフトが人口よりも少ないような気がしたが、重複しているものは重ねられ同じ系統のものは()の中の数だけ種類があると言う。

 試しに騎士に意識を集中して詳細を見てみると、体術もあれば剣士というものもあった。


「ギフトがおかしいくらいあるのは分かったけど、その割にスペルは一つしかないのは何で?」

「スペルでしたら、おそらくマスターであれば一度使用するか、受ければその後はmpの限り行使できるようになるものと推察しております。その一つのスペルは使われたからでしょう。」

「なんだ、一回は覚えなきゃいけないのか…」


 元々魔法なんて一生縁がないものと思っていたから俺は何も知らないが本来、スペル及び魔法とは覚えてからしっかりと行使できるようになるまで一つ辺りに数年から数十年かかるとは知る由もない。


「そしてスペルには、下、中、上、超、そして神級魔法まで存在します。」


 それぞれについて要約すると、下級は生活魔法から基礎強化魔法まで、中級は騎士や冒険者と呼ばれる者たちの上級チームが使用する所謂、戦闘魔法や軍部魔法の事で上級になると国に使える者が数人いるかいないか位になり、国家間の争いの際に戦略の一つとして使われるほどの戦略級魔法だ。そして、超級とは蘇生魔法から始まり一撃で都市を半壊させかねない禁呪とされていて、今の時代では勇者や魔王が行使できると噂されている幻の魔法らしい。最後に神級、太古の時代に降臨されたという神々の力の一部を封じたものを、水晶などを通して使用することでのみ行使できるとされている。神級は存在自体が疑われており、現在は神級に関する書物すら無いのだとか。


「そういえばさ、俺ができた魔法も水晶使ってなかった?」

「おそらくは魔王辺りが保持していたのでしょうが、生き残りがいないので証拠ものこらないとは…一体目的は何なのでしょうか…」

「さ、さぁ…」


 目的云々も後々は考えなきゃいけないんだろうけど、今は自分の事でいっぱいだよ…


「じゃあこれからどうしよっか。」

「私からマスターに提案があります。マスターはこの世界の事をあまりご存知ない様子、なのでこのラグナロクを利用し世界の英知を集める事を提供します。」

「う…勉強か…でも確かに何も知らないのは事実だし…えっと、じゃあそのプランでいいけど、どのくらいで一般的なことは覚えられるかな?」

「一般的なことだけならひと月あれば大体は抑えられると思いますが、英知を集めてもらうプランですしマスターにはこの国の運営もしてもらわねばならないわけですから…軽く見積もって三ヶ月ほどでしょうか。」

「さ、三ヶ月?!しかも国の運営って…」

「さぁさぁ、マスターそうと決まれば時間が惜しいです!ではこれからはみっちり行きますよ」


 俺は司書さんに腕を組まれ、ラグナロクの奥に連れていかれた。これが女の人とかなら嬉し

 いのだろうが見た目が『俺』だからなぁ…複雑な気分だ。

 そうして始まる地獄?の三ヶ月……


普通にステとかは変更すると思います。おそらくですが、

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