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空港の1日

作者: NAL

2019/02/01


空港での1日を書いてます。




ドラマチックなことも、アクションもなく、


日常を描いてます。




少しずつ書いていくつもりです。




お手柔らかにお願いします。

空港はいつもエンターテイメントに溢れている。



日常、生活をしているとあり得ない事ばかり起こるわけだ




そんな1日の一幕




空港の朝は早い

タクシーが迎えに来る


迎えが来るまでにいろいろな家事を済まさねばなるまい

コーヒーメーカーにコーヒーを入れる。

洗濯機にスイッチを入れ、洗濯を始める。

ガタゴト音を聞きながら食器を洗い、終わったらコーヒーを飲みながらメールチェック


そんなことを済ませながら、今が4時になったころであることに、

いつもながら驚きを覚える。



今日は今日で新しいことがある。

覚えるというか、体に染みつけるというか、そんなことをしなければ…



ごみを出し、タクシーに向け、乗る。



今日は後輩と2人で向かう。

幸いなことに、今日の2人でなら、ルートを指示すれば早くつける。



早く着いたら片付けでもしようか

などと思いつつ、到着



手早く着替えを済ませ、他の後輩と雑談をしつつ、オフィスへ向かう

今日は拘束時間が短いので、終わったら次の予定まで時間が空く



少し予定の入れ方が下手だったと思いつつ、

今日の業務に必要な物品のチェックを行う。


業務内容によって、必要とされる物品が異なる。

搭乗手続きになどなどに必要なものがあれば、

搭乗案内に必要なものもあるわけだ。


今日は搭乗案内

必要とされる物は多くない、必要なのは頭と機転、後は無線機くらいなものだ


月初め、月終わりというのは毎度何かがあるわけだが、

今日も今日で仕様変更があった。

同じチームの先輩から、仕様変更されたものを預かり、変更


色々変わるんだけど、

センスがないというか、

新しさがないというか、



今日のメンバーと挨拶と基本的な方針を共有し、

準備を始める。


早朝の準備は機器の立ち上げが多い

新しい施設だと特に、設定の仕方が少しばかり異なったりもするわけで、

手間取ることもある。



さて、今日は5便対応することで業務終了だ



いつも通り、案内を始めよう



まず最初は車椅子を利用されるお客様がいらっしゃる。


車椅子を使う方が多い


その中でも、お客様の状態によって、係員が手伝う程度が異なるが、

大雑把に3段階だ


そして、この便には一番重度として登録されているお客様がいらっしゃる。

3段階に分類もするが、あくまでも大雑把なので、対象によって臨機応変に対応することが求められる。


そして、今回の対象は一番重度であるけれど、お客様の状態として、

搭乗口から抱えて乗られるとのことであった。



係員全員で事前のブリーフィング


便の状況や機体の状況、お客様の状況などなど


1便として同じ状況は存在しえないが、

似たようなケースを把握することで対処できる。


案内開始


行先によっても、お客様の特性が異なる

ビジネスで乗られている方

観光で乗られている方

団体で乗られている方

1人で乗られている方


やり方や対応を臨機応変に変えつつ、案内


そして、車椅子を利用されるお客様がいらっしゃった


空港にいらっしゃったのも締め切り時刻まであまり時間がなかった

そして、お手洗いに行かれたいとのことだったので、

案内をしてもらう。


終わられたようだが、最終搭乗をなさるのをご希望なさった。


事前に聞いている状況と差異はない

こうなればやることはない


落ち着いたころに係員と一緒に機内へ向かっていただく。


これでこの便の難所は終了



と思っていたが、案の定、1名いらしゃらない


そうなれば、手順通り対応するしかない


しかしながら、今回は事前に情報が回ってきた


とりあえずはこれで問題はない


チェックを行い、自分の名前をサインする。



チープパーサーに情報を引き継いで、扉を閉め、搭乗橋を下げる。




間髪を空けず、次へ




次も同じく、車椅子を利用されるお客様がいらっしゃる

しかも一番重度のお客様


人員調整のコントローラーから連絡もあったが、

係員間での調整や変更はいつものこと


今回のお客様は車椅子から座席への移動は自身で出来る方のようだ


係員間でのブリーフィングが終われば迅速に車椅子を利用されるお客様から案内


お話が好きな方だったようで、

お連れ様と一緒にいろいろな雑談をしながら搭乗許可がチーフパーサーから降りるのを待つ



航空機によっていろいろ異なるのだか、

お連れ様はボーイング787に興味をお持ちであった。


ウィングレットのお話や787に搭載されているウォシュレットにいてなど、

お話をしながら待つことが出来れば、

時間をあまり気にせず待つことができる。


やっと、搭乗許可がチーフパーサーから降りた。


機内に入り、お客様を案内が終わり、

搭乗口へ戻る。



お待たせしていたお客様を案内していると、

搭乗口責任者から、対応の依頼が入る



搭乗口で急遽搭乗を取りやめたいとのことだ

こうなれば後輩に任せるのもありだが、やったほうが早い


搭乗を取りやめになさったお客様は手荷物を預けていらっしゃった。

こうなれば早さが一番重要だ


必要な部署に連絡を入れ、対応を開始

荷物を下ろし、返却場所についても連絡を入れる。


そして、搭乗を取り消しをして、

お客様には預けていただいていた手荷物を取りに戻っていただく


そんな案内をしていると、手荷物責任者から連絡があった。


お客様から預けていた手荷物の特徴やサイズなどを伺って欲しいとのこと


お伺いしてみたところ、銀色のスーツケースで小さめ、ということだけ伺うことができた。

そこまで伺えれば十分だ

手荷物責任者に伝え、お客様を送り出す。




続いて、次へ


次はあまり特筆することなく、対応終了




20分時間が出来たので、全員で休憩室の場所と設備を確認する


休憩室はどちらかといえば備品倉庫に近いが、

椅子の個数などは十分にあるようだ


しかしながら、それでも少し、備品として不足しているように感じる。

どこに依頼と許諾を行えば実行できるのか…




搭乗口に戻って、準備開始


この便には預けた手荷物の中にライターを誤って入れてしまった方がいらっしゃるようだ

さて、この荷物はどのように運ぶのか、誰が運んでくるのか、

非常に興味深い


機内準備をしていたチーフパーサーに話を聞いてみたところ、

座席の下が濡れている席があるのだとか…


搭乗口責任者と対応方針を決定


空席はあるので、お客様にご移動いただく事で解決することに

お客様の利便性を考えて、移動していただく座席の候補を挙げ、

使われないよう設定と情報の共有を行う。


保安検査場通過の締め切りが迫っても、ライターを誤って入れてしまった方が

保安検査場を通過されていない


これはこのまま手荷物を返却せず、搭乗取り消しも検討するべきか…


そうこうしている間に搭乗案内開始


案内していると、座席の下が濡れているお客様がいらっしゃった。


事情をお話しし、座席の変更

機内への引き継ぎ情報を変更する。


そうしている間にライターを誤って入れてしまった方がいらっしゃる。


一度検査を実施しているため、触れることができないこと

その為、ライターを収納している場所を教えていただき、確認する。


確かに、ライターが1つあった


機内にライターは1名1本持ち込める


今回は持ち込んでいただき、終了



最後の便はやっぱり何もなかった


新しい施設は通常よりも距離があるので、やっぱり時間がかかる

どう頑張っても難しい部分が存在するので、

それに対して規定を考えるか、

考える必要があるな




そんなこんながたった5時間程度の間で終了したわけだ

最後まで見てくださってありがとうございます。




今後も書いていくつもりです。




今回は1日としてまとめましたが、


別の書き方をするかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] すっきりとした文章で空港での何も無い日常が淡々と描かれ他作品ですが、その中で主人公の仕事へ向ける静かな情熱と、空港を行き交う多くの人々の姿が目に浮かぶようでした。
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