表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/62

いざ!VRMMOの世界へ!!

3/30 ルビの振りについて変更しました。


「わああぁぁっ!!……す、すごいっ!これがゲームの世界なんだぁ!」


 私、結城(ゆいらぎ) 桐紅(きりく)は今、VRMMO:リーベリ・ヴィーヴェリ・オンライン

 通称=LVOの世界……の入り口に立っていた。


『ここでは、キャラクター生成を行います。ひとつのアカウントに持てるキャラ数は一体までとなっているため、悔いの無い生成にしましょう。』

「えーー!!すっごい!まさかの立体?!……ついに字幕と声のみの時代が終わったのか~。」


 NPC?相手にウンウン頷きながら、独り感慨に耽っていた。


「って、アバターをまず作らないとね」


 意識するだけで制作画面が出てきた。だいぶ驚いたのは言うまでもないだろう。

  ・

  ・

  ・

 画面を前に唸りながら制作すること約2時間。やっと完成したアバターは、

「うーん……あんまし現実(リアル)の自分と大差がないような……。」


 実際、変わったのは目の色が深紅色になっただけで、髪の色も真っ黒だ。


「まぁ、いっか!大切なのは職業選択とステ割りだからね!」


 そういいながら私はアバター制作を完了した。問題は、次の職業選択なのだが、なんと、最初で選べるジョブは20種あり、サブジョブとして残りの19種を選べるのである。……多い…。


 といっても、このLVOはだいたい3ヶ月前に発売されているため、いろいろと情報が出回っている。

 つまり、予習はバッチリということである。


「情報を制すものは、その戦いをも制す…ってね!んふふ~」

『アバター制作完了を確認しました。ここを出るときにそのアバターが反映されます。次は職業選択となります。ヘルプは必要ですか?』

「あっ大丈夫です………そうだ!変わりにひとつ聞きたいのですが…ここで選ばれる職業の人気不人気があれば教えてください。」


 頭の中にすべての職業の特徴が入ってても、分からないことは分からないのだ。ゲーム運営が知る内容なら尚更の事で……。


『非戦闘系の職業では≪鍛冶見習い≫が一番、次いで≪薬師見習い≫となっています。戦闘系の職業では≪戦士見習い≫、≪魔法使い≫が一番、次いで≪騎士見習い≫となっています。』


 やっぱり定番ジョブが人気のようだった。回復できる≪神官≫やアヴォイドジョブの≪盗賊≫、瞬発力の高い≪格闘家≫などは、難しいが故になかなか選ばれないのかもしれないなぁ…と思いながら、記憶を反芻する。


「確か、職業ごとに得意ステータスがあって、レベルがあがるたびにその得意ステータスが上がるんですよね?」

『はい。正確には、その職業の得意ステータスの中からランダムに1ずつ上がる仕様です。』


 むぅ……ランダムということは一つの職業に幾つかの得意ステータスがあるのかぁー……。下手したら能力がバラバラになる可能性もなきにしもあらず~。

 聞くところによると、一定レベルに達したら転生もできるようだし…無難に≪戦士≫もいいのかもなー。

う~ん…でもなぁ……。

  ・

  ・

  ・

  ・

  ・

 結論を言うと、私は職業を()()()()()()()

 え?理由は何かって?…ふっふっふっ……








              ―――選択ミスだ。


ゲームをする時間がないなら、書いてしまえば良いじゃない?

始まったばかりですが、続きが気になる!面白いかも?と思ったら評価感想等をお願いしますっ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ