今まで生きていて誰にも言えなかったこと
私は、世界のすべてが知りたかった。
大人はなんでも知っていると思っていた。
大人になれば世界のすべてを理解できると思っていた。
そうではないと気付いたときから、私は、自分の生きる意味を見出せないでいる。
世界のすべてを知り尽くすことができないなら、生きていても虚しいだけだ。
それでも、家族に心配をかけないように頑張って学校に行った。
誰かといるときは精一杯人生を楽しんでいるふりをしていた。
そうしないと、生きることが義務であるかのように言い聞かされるから。
我慢を続けるうちに、他人と会うのが苦痛になった。
誰かに自分の存在を認識されるのが、堪らなく辛い。
眠りたくない、起きていたくもない。生きたくない。
早くこの世界から消えたい。
私の死を望まないすべての人へ。
お願いだから早く




