表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来少女と記憶の少年  作者: 馬渕 祐
6/20

外へ


土曜日の朝

最初に目を覚ましたのは愛花だった。



自分の携帯を取り出し

時間を確認する。


AM 5:35


まだもう少し眠れるかな

そう思い今一度目をつぶった


島の人たちにバレてはいないだろうか

遥のもとへ行くと言ったら

止められるだろうから

友達の家へ泊まると嘘をついてしまった。

親戚たちは遥をあまり好いていないらしい。

ずっとここに遥といたい、でも•••••



愛花は目を開いて

横をちらっと見た


眠っている遥の顔が見えた。


わがまま言ってられないね

帰らないといけないね



でも、もう少しだけ眠らせて



------------------------------------------


プルルル••••プルルル


部屋の備え付け電話の音で3人は

目を覚ました



「はい••••。もしもし。」


新巻が寝ぼけながら電話をとると

食堂からだった


「あんたたち、休みだからって

いつまで寝てるの?

もうすぐ朝ご飯の時間終わるわよ。」


新巻が時計を確認すると10時をまわっていた


「こんな時間たってたんだ•••。」


新巻がちらっと愛花を見る。


「あー今日は外で食べるよ!

モーニングコールありがとね♡」


「なにをバカなこと言ってんだか•••

わかったわよ、ちゃんと顔洗いなさいよ」


そういうと電話はきれた。


「あ、あの新巻さん•••すみません。

どうかお気になさらずハルと食堂に

行ってきて下さい。」


愛花が申し訳なさそうに言った。


「ああ、いいのいいの。

さ!寮を出よう!せっかく島から

はるばる来てくれたんだから

ずっと寮にいちゃもったいないって!」


新巻が遥と愛花を寝床からでるように

促す。


愛花が遥を見る


「ま、まあ、少しくらいなら。」

遥が言った。


「やったあ!!」


愛花がベットから飛び起きた。


「早く行こう!」

愛花がにこっと笑って

2人の腕をつかんだ。



遥と新巻は顔を見合わせて

笑いあった。




「さあ、まずはここから愛花ちゃんが

無事脱出する方法を考えようか。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ